- 38歳の女性。歩行中乗用車にはねられ救急車で来院した。意識は清明であったが顔面蒼白で低血圧と頻脈とを呈した。肺破裂による腹腔内出血があり、直ちに全身麻酔下に緊急手術が開始された。術中大量輸液と輸血とにより血圧は90/68mmHgに回復したが、気管内に多量のピンク色泡沫状の分泌物を生じた。頚静脈怒張を認め、胸部にギャロップとcoarse crackles(湿性ラ音)とを聴取する。脈拍112/分、整。血液所見:赤血球450万、Hb13.6g/dl、白血球5,800。動脈血ガス分析(人工呼吸、FiO2 0.6):pH7.36、PaO2 92Torr、PaCO2 42Torr、BE -1mEq/l。中心静脈圧17cmH2O。適切な治療薬はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 3歳の男児。チアノーゼの増強を主訴に来院した。出生直後から収縮期心雑音を認めた。生後3か月からチアノーゼが出現し、最近歩行時にしゃがみこむようになった。脈拍90/分、整。血圧110/80mmHg。血液所見:赤血球510万、Hb13.8g/dl、Ht48%。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.38、PaO2 48Torr、PaCO2 38Torr。心エコー左室長軸断層像を以下に示す。
- この疾患の適切な術式はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 38歳の男性。頻回に生じる動悸発作のため来院した,以前から年に数回、1~2時間持続する動悸を自覚していたが自然に消失するために放置していた。意識を消失したことはない。血圧126/74mmHg。胸部の身体所見に異常はない。非発作時の心電図を以下に示す。
- 動悸発作の原因と考えられる不整脈はどれか。
[正答]
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