出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/24 09:28:11」(JST)
西ナイルウイルス(にしナイルウイルス、英:West Nile virus)は蚊を媒介とする感染症の病原ウイルス。ウエストナイルウイルス、ウエストナイル熱ウイルスとも呼ばれる。フラビウイルス科フラビウイルス属に属し、血清学的には日本脳炎ウイルス群に含まれる。
目次
|
名前は、1937年ウガンダ国西ナイル地方で発見されたことに由来する。本来の分布域は、アフリカ、ウガンダの西ナイル地方、南ヨーロッパ、パキスタン、中近東、インド西部。鳥類が増幅動物となり、蚊によって媒介される。1999年、アメリカ・ニューヨーク(クイーンズ地区)に上陸し、その後、アメリカ全域に蔓延しつつある。2002年には、ドミニカ、ジャマイカなどの一部のカリブ海諸国で野鳥から抗体を検出。航空機に蚊が侵入することにより、世界中への蔓延が心配されている。
通常の感染サイクルは、蚊と鳥類(トリ)を中間宿主とし完結している。ウイルスを保有する蚊に刺された鳥類は、免疫を持たない個体はウイルス血症を起こし死亡する個体もあるが生き残った個体は免疫を獲得する。免疫を持っている個体は感染サイクルとは無関係となる。トリ以外の中間宿主としてはコウモリ。ウイルスを媒介する蚊は、アカイエカ、コガタアカイエカ、ヤブカ属など。
ウィキメディア・コモンズには、西ナイルウイルスに関連するメディアがあります。 |
この「西ナイルウイルス」は、生物学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:生命科学/Portal:生物学)。 |
この「西ナイルウイルス」は、医学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
リンク元 | 「West Nileウイルス」「クンジンウイルス」 |
拡張検索 | 「西ナイルウイルス感染症」「西ナイルウイルスワクチン」 |
関連記事 | 「ウイルス」「西」 |
呼吸器粘膜の局所感染 | ライノウイルス |
アデノウイルス | |
コロナウイルス | |
RSウイルス | |
インフルエンザウイルス | |
全身感染 | ムンプスウイルス |
麻疹ウイルス | |
風疹ウイルス | |
ハンタウイルス | |
水痘・帯状疱疹ウイルス | |
ラッサウイルス | |
天然痘ウイルス |
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
.