- 英
- adhesion、cohesion、adhere、adherent
- 関
- 固執、固着、接着性、粘着、粘着性、付着、癒着
WordNet
- follow through or carry out a plan without deviation; "They adhered to their plan"
- stick to firmly; "Will this wallpaper adhere to the wall?" (同)hold fast, bond, bind, stick, stick_to
- be a devoted follower or supporter; "The residents of this village adhered to Catholicism"; "She sticks to her principles" (同)stick
- be compatible or in accordance with; "You must adhere to the rules"
- sticking fast
- a fibrous band of scar tissue that binds together normally separate anatomical structures
- abnormal union of bodily tissues; most common in the abdomen
- (botany) the process in some plants of parts growing together that are usually separate (such as petals)
- (physics) the intermolecular force that holds together the molecules in a solid or liquid
PrepTutorEJDIC
- 〈物が〉(…に)『くっつく』,付着する,粘着する《+『to』+『名』》 / 〈人が〉(決心・主義などに)執着する,固守する《+『to』+『名』》
- (主義などに)味方する,固守する / 粘着性の,付着性の / 支持者,味方,信者
- 粘着,付着
- 粘着,結合 / 団結 / (分子の)凝集力
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/08/20 05:52:37」(JST)
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接着(せっちゃく、Adhesion)とは二つの物体が接したときに働く、分子を引き付ける力で起こる現象である。この現象は技術者においては物体を貼り付ける方法(接合法)という点で関心を引き、生物学者には細胞の働きを理解する上で興味がもたれている。
目次
- 1 接着機構
- 1.1 力学的な接着
- 1.2 化学的な接着
- 1.3 分散接着
- 1.4 静電接着
- 1.5 拡散接着
- 2 接着力の強度
- 3 粘着
- 4 引用文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
接着機構
物体が吸い付く仕組みは次に示す5つの機構が相互に関与していると説明付けられている。
力学的な接着
二つの物体は力学的に固着することがある。製本は大掛かりな力学的な結合の例で、マジックテープは中規模、縫製の熱着テープは小規模な例である。また、最近ではダイレクトメールはがきの綴じ込みにも利用されている。すなわち、紙面に接着した微細なシリカゲル粒子が、プレスすることにより食い込むことではがきに綴じ込まれ、手で閉じ合わせた圧力ではシリカゲルは噛み合わないので再度張り付くことはない仕組みになっている。
化学的な接着
二つの物体は化合物が結合することでも接着する。最も強い結合は二つの物質の原子間で電子を交換(イオン結合)したり共有(共有結合)したりすることで生じる。次に強い結合は二つの物質の酸素、窒素、フッ素といった原子が水素原子を共有することで生じる(水素結合)。
分散接着
吸着という現象でも知られているが、二つの物質はファンデルワールス力により結びついている。ファルデルワールス力は物質内の正電荷と負電荷とを帯びた部分により二つの物質が引き合う力である。正電荷や負電荷への分極は、分子が永久分極している場合の力(キーソム力)と普遍的に生じる分子の電子が乱雑に動き回ることで、一時的に電子の密度が偏ることで発生する力(ロンドン分散力)とがある。
静電接着
誘電性物質では電子の受け渡しで異なる電荷を帯び、結合することがある。この現象はコンデンサーに似た電荷の構成になっており、物質間の静電力が引き合うことで発生する。電子は一方の物質との結びつきが他方よりも弱いときに受け渡される。
拡散接着
物質によっては、拡散し混じりあうことで結び付けられる。この現象は物質の分子が移動し互いに溶解することで発生する。この例は重合体では物質の分子鎖が分散しあうことで、特に効果的に現れる。また焼結のプロセスでもこの機構が働いている。金属やセラミックの粉末を圧縮して加熱すると、粒子から粒子へと原子が拡散する。そうすると粒子は一塊に結びつく。分散が発生する原動力は表面エネルギーの低下であり、化学ポテンシャルの低下もまた寄与している。
接着力の強度
二つの物体の間の接着力の強度は上述の物質間の接着機構と、接している物体表面の形状により左右される。物体がぬれている場合は接着面が広がることが寄与しており、物質の表面エネルギーが濡れにより変化するわけではない。
粘着
粘着とは接着の一種とされるが、実用上は粘着剤とは高粘性の液体またはゲル状固体の表面のようなべたべたした状態を特徴としたものをいい、接着剤のように固化して剥離抵抗力を発揮するものと区別される。
引用文献
- John Comyn, Adhesion Science, Royal Society of Chemistry Paperbacks, 1997
- A.J. Kinloch, Adhesion and Adhesives: Science and Technology, Chapman and Hall, 1987
関連項目
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 企業・研究所訪問&Interview 接着剤技術で"明日のクルマ"に挑む : ヘンケルジャパン(株) アジアパシフィック技術センター
- 木質系材料のみを用いた流動・自己接着による成形加工技術 (特集 プラスチックと環境技術)
- 現場で役立つ欠陥防止の勘所 接着不備で床全て張り替え
Related Links
- 接着(せっちゃく、Adhesion)とは二つの物体が接したときに働く、分子を引き付ける力で 起こる現象である。この現象は技術者においては物体を貼り付ける方法(接合法)という 点で関心を引き、生物学者には細胞の働きを理解する上で興味がもたれている。
- 接着の原埋. 1.機械的接着(投錨効果) 2.化学的接着(一次結合・原子間引力) 3.物理 的接着(二次結合・分子間引力), 4~5, 0.13 ... 接着剤の製造法. 1.接着剤の配合, 10 ~11, 0.10MB. 5.接着剤の試験方法および接着に影響を与える因子. 1.性状試験方法 2.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ボルヒール組織接着用(0.5mL)
組成
- 本剤は、フィブリノゲン凍結乾燥粉末、フィブリノゲン溶解液、トロンビン凍結乾燥粉末、トロンビン溶解液から構成される。0.5mL製剤中に下記の成分、分量を含有する。
バイアル1(フィブリノゲン凍結乾燥粉末)
有効成分
人フィブリノゲン
バイアル1(フィブリノゲン凍結乾燥粉末)
有効成分
人血液凝固第XIII因子
バイアル1(フィブリノゲン凍結乾燥粉末)
添加物
- 人血清アルブミン、グリシン、D-マンニトール、クエン酸ナトリウム水和物、塩化ナトリウム
バイアル2(フィブリノゲン溶解液)
有効成分
局外規アプロチニン液
バイアル2(フィブリノゲン溶解液)
添加物
バイアル3(トロンビン凍結乾燥粉末)
有効成分
日本薬局方トロンビン
バイアル3(トロンビン凍結乾燥粉末)
添加物
バイアル4(トロンビン溶解液)
有効成分
日本薬局方塩化カルシウム水和物
- 2.95mg/0.5mL
- 本剤の有効成分である人フィブリノゲン、人血液凝固第XIII因子、日本薬局方トロンビン及び添加物である人血清アルブミンは、ヒトの血液(採血国:日本、採血方法:献血)を原材料としている。また、局外規アプロチニン液はウシの肺を原材料としている。日本薬局方トロンビンは製造工程でブタの腸粘膜由来成分(ヘパリンナトリウム) を使用している。
- 注1)正常人血漿1mL中に含まれる血液凝固第XIII因子活性を1単位としたときの値。
- 注2)pH8、室温2時間でカリジノゲナーゼ2単位の効力を半減させる量を1KIE(カリジノゲナーゼ不活性化物質単位)としたときの値。
禁忌
(次の患者には適用しないこと)
本剤の成分又は牛肺を原料とする製剤(アプロチニン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
下記の薬剤による治療を受けている患者 〔「相互作用」の項参照〕
凝固促進剤(蛇毒製剤)、抗線溶剤、アプロチニン製剤
効能または効果
組織の接着・閉鎖
- (ただし、縫合あるいは接合した組織から血液、体液または体内ガスの漏出をきたし、他に適切な処置法のない場合に限る。)
- フィブリノゲン凍結乾燥粉末(バイアル1)をフィブリノゲン溶解液(バイアル2)全量で溶解し、A液とする。
- トロンビン凍結乾燥粉末(バイアル3)をトロンビン溶解液(バイアル4)全量で溶解し、B液とする。溶解した両液の等容量を接着・閉鎖部位に重層又は混合して適用する。
- 通常、10cm2あたりA液B液各々1mLを適用する。
- なお、接着・閉鎖部位の状態、大きさなどに応じて適宜増減する。
慎重投与
(次の患者には慎重に適用すること)
- 重篤な肝障害、汎発性血管内凝固症候群(DIC)が考えられる病態を有する患者〔血管内への流入により、血栓の形成あるいはDIC状態を悪化させるおそれがある。〕
- 溶血性・失血性貧血の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。〕
- 免疫不全患者・免疫抑制状態の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。〕
重大な副作用
ショック:ショック(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- フィブリノゲンはトロンビンの作用により可溶性フィブリンとなる。さらに、カルシウムイオンの存在下で、血液凝固第XIII因子はトロンビンにより活性化され、フィブリンを尿素不溶性の安定化フィブリン塊とし、組織の接着・閉鎖が行われる。この安定化フィブリン塊内で、線維芽細胞が増殖し、膠原線維や肉芽基質成分が産生され、組織修復を経て、治癒に至る。8)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- adhesion、adherence、accretion、coalescence、adhere、coalesce、adhesive、coalescent、symphysial
- 関
- 結合、固執、固着、接着、接着剤、接着性、粘着、粘着性、付着、付着性、癒合、固着性、密着性、合体、粘着剤、アドヒアランス
[★]
- 英
- adherence、perseveration、adhere、stick
- 関
- 固着、接着、粘着性、付着、付着性、癒着、貼る、密着、固着性、密着性、固執性、反復症、保続、アドヒアランス
-perseveration
[★]
- 英
- anchoring、sticking、adhesion、anchor、stick、sessile
- 関
- アンカー、係留、固執、接着、粘着、付着、癒着、貼る、密着、無柄、アンカーリング、アンカリング、繋留
[★]
- 英
- adhesiveness、adhesive property、cohesiveness、adhesive、adherent、cohesive
- 関
- 凝集性、接着、接着剤、粘着、粘着性、付着、付着性、癒着、粘着剤
[★]
- 英
- adhesion、attachment、adhere、attach、adherent
- 関
- 関連、吸着、固執、固着、接着、接着性、粘着、粘着性、癒着、添付
[★]
- 英
- cell adhesion molecule, CAM
- 関
- 接着分子
種類
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- 英
- activated-leukocyte cell adhesion molecule、ALCAM
[★]
- 英
- adherent cell
- 関
- 付着細胞
[★]
- 英
- substrate adhesion molecule