- 英
- interpersonal therapy, IPT
- 同
- 人間関係療法、?対人関係精神療法 interpersonal psychotherapy?、対人関係心理療法?
- 関
- 精神療法
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- KPS.1006
- うつ病の短期療法として3つの相からなる。
- 1. 精神科病歴収集し診断を確定。治療の枠組みを提示。現在の社会的機能を把握。うつ病相に先立つ対人関係上の出来事も収集。患者の過去から現在までの対人関係を収集。これらの情報から4つの問題領域(未解決の悲嘆、社会的役割における葛藤、社会的役割の移り変わり、対人関係の障害)の一つを特定する。うつ病の原因が前述の問題領域のどれにあるかを決定し、その問題を乗り越えられるように援助していく。
- 抑うつ(老年期、思春期、エイズ感染者、気分変調障害、双極性障害、結婚問題を抱えたpt.)などの気分障害の他に、物質濫用、神経大食症など気分に関係しない精神疾患にも用いられている。
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/04/26 23:31:42」(JST)
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対人関係療法(たいじんかんけいりょうほう、Interpersonal psychotherapy、IPT)とは、1970~1980年代に中等度~重度の非妄想性うつ状態と診断された成人に対する外来治療法として開発された短期心理療法である[1]。
概要
ハリー・スタック・サリヴァンの精神医学における対人関係理論に由来する。その後、多くの実験的研究により、対人関係療法がうつに有効だと示された[2]。本来は成人の個人療法として開発されたが、若年成人や老年期、双極性障害・過食症・産後うつ・夫婦カウンセリングなどにも使用できるように修正を加えられてきた[3]。対人関係療法は精神力動理論に基礎を持つが、短期であること、そして課題・構造化面接・評価ツールを用いるという点において、現代の認知行動学的方法も用いている[4]。
対人関係療法は、最初はジェラルド・クラーマンらの心理療法研究での利用のため、理論的対照として開発された。しかし対人関係療法は、いくつかの心理的問題の解決にかなり役立つことがわかっている。
対人関係療法では、「心理的問題は意思疎通の問題」とされる。
関連項目
- うつ病
- 心理療法・精神療法
- 精神医学・心理学
- 対人関係
参考文献
- ^ Swartz, H. (1999). Interpersonal therapy. In M. Hersen and A. S. Bellack (Eds). Handbook of Comparative Interventions for Adult Disorders, 2nd ed. (pp. 139 – 159). New York: John Wiley & Sons, Inc.
- ^ Joiner, T. E., Brown, J. S., & Kistner, J. (2006). The interpersonal, cognitive, and social nature of depression. Mahwah, N.J.: Lawrence Erlbaum Associates.
- ^ Weissman, M. M. & Markowitz, J. C. (1998). An Overview of Interpersonal Psychotherapy. In J. Markowitz, Interpersonal Psychotherapy (pp. 1 – 33).Washington D.C.: American Psychiatric Press.
- ^ Weissman, M. M, Markowitz, J. C., & Klerman, G. L. (2007). Clinician's quick guide to interpersonal psychotherapy. New York: Oxford University Press.
Japanese Journal
- 効果が期待されるも治療者不足がネック 他者との関係に着目 対人関係療法 (人ごとではない うつ・不眠 : 予防・治療法&つき合い方) -- (患者本位が求められる 治療)
- 摂食障害の対人関係療法(IPT) (第1土曜特集 摂食障害Update : 研究と診療の最前線) -- (診療)
- 摂食障害に対する精神療法的アプローチについて(摂食障害の臨床をめぐって,2011年,第52回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(横浜))
- 永田 利彦
- 心身医学 52(4), 277-285, 2012-04-01
- … 性,完全主義,中心的な自己評価の低さ,対人関係の困難までを扱う強化認知行動療法へと移行している.また,青年期の神経性食思不振症には家族療法の1つであるモーズレイアプローチが,神経性過食症には対人関係療法の有効性が報告されている.しかし,大学病院を受診する摂食障害患者の精神病理はさらに複雑化しており,全般性の社交不安障害をベースとする症例への認知行動療法や,多衝動性への弁証法的行動療法も …
- NAID 110009425830
Related Links
- 対人関係療法(IPT). 米国でクラーマン博士らによって開発された対人関係療法(IPT) は、アメリカ精神医学会の治療ガイドラインでもうつ病に対する有効な治療法として 位置づけられるなど、認知行動療法と双璧をなす短期精神療法として知られています。
- 対人関係療法とは - 三田こころの健康クリニック - 摂食障害の治療・対人関係療法・ 対人関係-社会リズム療法・心療内科・精神科・クリニック / 東京港区.
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★リンクテーブル★
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対人関係療法 ITP。対人関係心理療法、対人関係精神療法
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- 関
- 関わる、関心、関する、観点、関連、関連性、敬意、結合、結線、心配、相関、相関性、相互関係、相互作用、属する、妥当、適切、結びつける、連結、連絡、適した、意味づける、懸念、接続、関係性、相関関係
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- interpersonal relation、rapport, human relationship
- 関
- 疎通性、社会的相互作用
- 対人関係の欠如
- 対人関係上の役割をめぐる不和
- 対人関係機能の全体的評定尺度
- 精神疾患または一般身体疾患に関連した対人関係の問題
- 特定不能の対人関係の問題
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- method、law
- 関
- 測定法、測定方法、訴訟、方法、法律学、手法、方式、法律
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- therapy、regimen、cure、remedy、therapeutic