チクロピジン
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Japanese Journal
- 未然に抗血小板薬の投与を把握することができなかった硬膜外ブロック後の急性硬膜外血腫の1例
- 未然に抗血小板薬の投与を把握することができなかった硬膜外ブロック後の急性硬膜外血腫の1例
- 中心性漿液性網脈絡膜症に対する塩酸チクロピジン内服療法
- 眼科臨床紀要 = Folia Japonica de ophthalmologica clinica 2(2), 113-119, 2009-02-15
- NAID 10024806822
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- 成分(一般名) : チクロピジン塩酸塩 製品例 : パナルジン錠100mg、パナルジン細粒10% ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分 : 他の血液,体液用薬/抗血小板剤/抗血小板剤
- 平成14年7月23日 塩酸チクロピジン製剤による重大な副作用の防止について (緊急安全性情報) 1.製品の ... 一般名: 塩酸チクロピジン 販売名: パナルジン錠、同細粒10%(昭和56年6月承認、同年9月販売開始)他(別紙 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
チクロピジン塩酸塩錠100mg「杏林」
組成
成分・分量(1錠中)
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、クエン酸水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、タルク、酸化チタン
禁忌
- 出血している患者(血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[止血が困難になることが予想される。]
- 重篤な肝障害のある患者[肝障害がさらに悪化するおそれがある。]
- 白血球減少症の患者[本剤の副作用として白血球減少症が報告されているので、より重篤な症状になるおそれがある。]
- チクロピジン塩酸塩による白血球減少症の既往歴のある患者[再投与により白血球減少症を起こすおそれがある。]
- チクロピジン塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- ○血管手術および血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療ならびに血流障害の改善
- ○慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの阻血性諸症状の改善
- ○虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞)に伴う血栓・塞栓の治療
- ○クモ膜下出血術後の脳血管攣縮に伴う血流障害の改善
- ○血管手術および血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療ならびに血流障害の改善には、チクロピジン塩酸塩として、通常成人1日200mg〜300mg(2〜3錠)を2〜3回に分けて食後に経口投与する。
- ○慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの阻血性諸症状の改善には、チクロピジン塩酸塩として、通常成人1日300mg〜600mg(3〜6錠)を2〜3回に分けて食後に経口投与する。
- ○虚血性脳血管障害に伴う血栓・塞栓の治療には、チクロピジン塩酸塩として、通常成人1日200mg〜300mg(2〜3錠)を2〜3回に分けて食後に経口投与する。なお、1日200mg(2錠)の場合には1回に経口投与することもできる。
- ○クモ膜下出血術後の脳血管攣縮に伴う血流障害の改善には、チクロピジン塩酸塩として、通常成人1日300mg(3錠)を3回に分けて食後に経口投与する。
- なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 投与開始後2ヵ月間は、原則として1回2週間分を処方すること。[本剤による重大な副作用を回避するため、患者を来院させ、定期的な血液検査を実施する必要がある。【警告】の項参照]
- 手術の場合には、出血を増強するおそれがあるので、10〜14日前に投与を中止すること。ただし、血小板機能の抑制作用が求められる場合を除く。
慎重投与
- 月経期間中の患者[月経血が増加するおそれがある。]
- 出血傾向ならびにその素因のある患者[出血を増強するおそれがある。]
- 肝障害の既往歴のある患者[肝障害を起こすおそれがある。]
- 白血球減少症の既往歴のある患者[白血球減少症を起こすおそれがある。]
- 高血圧の患者[出血を起こすおそれがある。]
- 手術を予定している患者(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 他のチエノピリジン系薬剤(クロピドグレル硫酸塩)に対し過敏症の既往歴のある患者
重大な副作用
- 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、動揺する精神・神経症状、発熱、腎機能障害)(頻度不明):TTPがあらわれることがある(特に投与開始後2ヵ月以内)ので、観察を十分に行い、TTPの初期症状であるけん怠感、食欲不振、紫斑等の出血症状、意識障害等の精神・神経症状等が出現した場合には、ただちに投与を中止し、血液検査(網赤血球、破砕赤血球の同定を含む)を実施し、必要に応じ血漿交換等の適切な処置を行うこと。
- 無顆粒球症(初期症状:発熱、咽頭痛、けん怠感等)(頻度不明):無顆粒球症があらわれることがある(特に投与開始後2ヵ月以内)ので、観察を十分に行い、初期症状が認められた場合には、ただちに投与を中止し、血液検査(血球算定等)および適切な処置を行うこと。
- 重篤な肝障害(劇症肝炎、胆汁うっ滞型肝障害があらわれることがある)(初期症状:悪心・嘔吐、食欲不振、けん怠感、そう痒感、眼球黄染、皮膚の黄染、褐色尿等)(頻度不明):著しいAST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビン、総コレステロールの上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある(特に投与開始後2ヵ月以内)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、肝機能検査を実施し、必要に応じ適切な処置を行うこと。
- 下記の重大な副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(頻度不明):
- 再生不良性貧血を含む汎血球減少症
- 赤芽球癆
- 血小板減少症
- 出血(脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛、意識障害、片麻痺等)、消化管出血等の重篤な出血)
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形滲出性紅斑、紅皮症(剥脱性皮膚炎)
- 消化性潰瘍
- 急性腎不全
- 間質性肺炎
- SLE様症状(発熱、関節痛、胸部痛、胸水貯留、抗核抗体陽性等)
薬効薬理
- 血小板の凝集能及び粘着能を抑制する。
- 赤血球の変形能を増大させ、血液粘度を低下させる。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:チクロピジン塩酸塩 (Ticlopidine Hydrochloride)
- 化学名:5-(2-Chlorobenzyl)-4,5,6,7-tetrahydrothieno[3,2-c]pyridine monohydrochloride
- 構造式:
- 分子式:C14H14ClNS・HCl
- 分子量:300.25
- 性状 :チクロピジン塩酸塩は白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、水又はメタノールにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- ticlopidine
[★]
- 英
- ticlopidine
- 化
- 塩酸チクロピジン ticlopidine hydrochloride
- 商
- ジルペンダー、ソーパー、ソロゾリン、チクピロン、ニチステート、パチュナ、パナピジン、パナルジン、パラクロジン、ビーチロン、ピエテネール、ヒシミドン、ファルロジン、マイトジン
- 関
- その他の血液・体液用薬
作用機序
- 血小板膜にあるACを持続的に活性化→細胞内cAMP↑→細胞内Ca増加抑制→血小板活性化抑制 (SPC.293)
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関