出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/06 06:24:33」(JST)
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IUPAC命名法による物質名 | |
---|---|
(S)-3-[1-(dimethylamino)ethyl]phenyl N-ethyl-N-methylcarbamate | |
臨床データ | |
AHFS/Drugs.com | monograph |
MedlinePlus | a602009 |
胎児危険度分類 | B(US) |
法的規制 | ℞-only (US) |
投与方法 | 経口、経皮吸収 |
薬物動態的データ | |
生物学的利用能 | およそ96% |
血漿タンパク結合 | 約40% |
代謝 | 肝臓、シトクロムP450 |
半減期 | 1.5時間 |
排泄 | 腎臓、尿中に約97% |
識別 | |
CAS登録番号 | 123441-03-2 |
ATCコード | N06DA03 |
PubChem | CID 77991 |
DrugBank | APRD00321 |
ChemSpider | 70377 |
UNII | PKI06M3IW0 |
KEGG | D03822 |
ChEMBL | CHEMBL636 |
化学的データ | |
化学式 | C14H22N2O2 |
分子量 | 250.337 g/mol |
SMILES
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InChI
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リバスチグミン(Rivastigmine)とは、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬の一つである。
リバスチグミンは、スイスのノバルティス ファーマ社(旧サンド社)で創製された、 1日1回貼付することで効果を示す経皮吸収型製剤(パッチ剤)のアルツハイマー型認知症治療剤である。
アルツハイマー型認知症は、記憶・思考・行動に関して重要な役割を担っているアセチルコリンという神経伝達物質の脳内生成の減少によって発症するとされるが、 コリンエステラーゼ阻害薬は中枢神経内のアセチルコリンの分解を抑えることにより、記憶力の低下を防ぐと言われている。
本剤は、2007年7月に米国で最初に承認され、その後EU(中央審査方式)等、世界82の国と地域で承認されている(2011 年1月時点)。 日本国内では、ノバルティス ファーマと小野薬品が、 経皮吸収型製剤(パッチ剤)として共同開発を行い、アルツハイマー型認知症に対する本剤の有効性及び安全性が確認され、 2011年4月に「軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」の効能・効果で製造販売承認を取得した。 2012年8月より投薬期間制限が解除された。
製品名は、ノバルティス ファーマが「イクセロンパッチ」であり、小野薬品が「リバスタッチパッチ」である。
1.日本初の貼付タイプのアルツハイマー型認知症(AD)治療剤である。 (軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制)
2.軽度及び中等度のADにおける中核症状(認知機能障害)の進行を抑制する。
3.アセチルコリンエステラーゼ(AChE)とブチリルコリンエステラーゼ(BuChE)を強力に阻害し、脳内アセチルコリン(ACh)量を増加させる。(in vitro、ラット) (IC50値:AChE;4.3 ± 0.087nM、BuChE;31 ± 2.0nM(in vitro)) このため、従来のコリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル)よりも効果が高いとの報告がある[1][2][3][4]。
4.1日1回の貼付であるため、投与が簡便で、かつ使用状況が視覚的に確認でき、服薬管理が容易になる。
5.消化器に対する影響が少なく、他の薬剤との併用の影響も少ない治療剤である。
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コリンエステラーゼ阻害薬 | NMDA受容体拮抗薬 | ||||
商品名 | アリセプト | レミニール | リバスタッチ | メマリー | |
一般名 | ドネペジル | ガランタミン | リバスチグミン | メマンチン | |
病期 | 全病期 | 軽度・中等度 | 軽度・中等度 | 中等度・高度 | |
副作用 | 重大 | 洞不全症候群、房室伝導障害、気管支喘息・COPDの増悪、消化性潰瘍 | |||
高頻度 | 食欲不振、嘔気・嘔吐、下痢・便秘、腹痛、興奮、不穏、不眠、眠気、徘徊、振戦、頭痛、顔面紅潮 | めまい、便秘、傾眠、頭痛 | |||
皮膚かぶれ |
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