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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/12/16 10:19:52」(JST)
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シュウ酸ナトリウム |
|
IUPAC名
Disodium oxalate
シュウ酸二ナトリウム
|
別称
シュウ酸ナトリウム
Sodium ethanedioate
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
62-76-0 |
PubChem |
6125 |
RTECS番号 |
K11750000 |
特性 |
化学式 |
Na2C2O4 |
モル質量 |
133.99914 g/mol |
密度 |
2.34 g/cm3 |
融点 |
250-270 °C, 523-543 K, 482-518 °F (分解)
|
水への溶解度 |
3.7 g/100 mL (20 °C)
6.25 g/100 mL (100 °C) |
溶解度 |
アルコールに不溶 |
危険性 |
安全データシート(外部リンク) |
Oxford MSDS |
EU分類 |
Xn |
NFPA 704 |
|
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
シュウ酸ナトリウム (sodium oxalate) またはシュウ酸二ナトリウム (disodium oxalate) とはシュウ酸のナトリウム塩であり、組成式は Na2C2O4 または (COO)2Na2 である。無臭の結晶性白色粉末であり、250-270 ℃ で分解する。
シュウ酸ナトリウムは還元剤として働き、過マンガン酸カリウム溶液 (KMnO4) の滴定における標準試薬に適している。
調製
シュウ酸と水酸化ナトリウムをモル比 1 対 2 で中和させると、シュウ酸ナトリウムが得られる。同様にモル比 1 対 1 で反応させると、シュウ酸水素ナトリウム (NaHC2O4) が得られる。
反応
シュウ酸ナトリウムは過マンガン酸カリウム溶液の標定に用いられる。全ての過マンガンイオンと速やかに反応させるため、滴定混合物の温度は60℃以上が望ましい。この反応の速度論は複雑で、生成したマンガン(II)イオンは過マンガン酸イオンとシュウ酸(硫酸を過剰に加えた溶液中で存在)の反応を触媒するので、滴定してゆくにしたがって反応速度が大きくなる。最終的な化学反応式は次のとおりである[1]。
- 5 (COOH)2 + 2 KMnO4 + 3 H2SO4 → K2SO4 + 2 MnSO4 + 10 CO2 + 8 H2O
出典
- ^ Mcbride, R. S. (1912). “The standardization of potassium permanganate solution by sodium oxalate”. J. Am. Chem. Soc. 34: 393. doi:10.1021/ja02205a009.
ナトリウムの化合物 |
二元化合物 |
Na3As · NaAt · NaBr · Na2C2 · NaCl · NaF · NaH · NaI · NaI3 · NaN3 · Na3N · NaO2 · NaO3 · Na2O2 · Na2O · Na2Po · Na3P · Na2S · Na2Se · Na2Te
|
三元化合物 |
Na3AlF6 · NaAlH4 · NaAuCl4 · Na3BF4 · NaBH4 · Na2B4O7 · NaCH3 · Na2C2O4 · NaCN · Na2CN2 · NaHF2 · NaHS · NaHSe · NaNH2 · NaOH · NaPF6 · Na2PtCl4 · Na2PtCl6 · Na2SiF6
|
四元・五元化合物 |
CH3COONa · C6H5ONa · HCOONa · NaBH3CN · Na[B(OH)4] · Na3[Fe(CN)6] · Na4[Fe(CN)6] · NaOCH3 · NaOCH2CH3 · NaOCN · NaSCN · Na2[Zn(OH)4]
|
ナトリウムの化合物 - ナトリウムのオキソ酸塩 |
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Japanese Journal
- 密閉酸分解/過マンガン酸滴定によるランタンマンガナイト中のマンガン価数決定とそれに基づく酸素数の間接定量
- 渡辺 光義,生川 章
- 分析化学 49(9), 705-708, 2000-09-05
- … ランタンマンガナイト粉末を密閉容器中で, 過剰のシュウ酸ナトリウムを含む(1+1)硫酸に40℃で溶解し, 溶液中に残存するシュウ酸ナトリウムを過マンガン酸滴定により定量すると, 間接的に試料中の酸素数を, 更にマンガン価数を高精度で求め得た. …
- NAID 110002905902
- 水素化物発生法により予備濃縮した極微量セレンの還元気化-原子吸光定量
- 山谷 和久,青木 俊之,金 溢勇
- 分析化学 41(6), 263-268, 1992-06-05
- … 吸収溶液中に導入し, 捕集する予備濃縮法の検討を行った.予備濃縮したセレンは還元気化-原子吸光法により定量した.吸収溶液を検討した結果, 過塩素酸酸性にした過マンガン酸カリウム溶液に少量のシュウ酸ナトリウム溶液を添加した吸収溶液が最適であった, 最適窒素ガス流量は125-150cm^3min^<-1>であった.本法では試料溶液40cm^3を用いて, 0.03〜0.75ngcm^<-3>のセレンが精度よく濃縮でき, しかも, 0.1ngcm^<-3>のセ …
- NAID 110002906414
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★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 血液凝固因子
血液凝固試験 (PT. 265)
- 指先または耳たぶを鋭利なメスで刺して出血させ、出血するまでの時間を測定する。3-6分が正常である。出血時間延長は血小板の減少で起こりやすいが、傷の大きさ、血液循環にも影響される(PT.265)
- 採血して血液をガラス管に採り、30秒ごとに上下を逆にして凝固したか否かを判定する。正常値は5-8分である。延長は血友病に典型的に見られるが、内因系のどの因子が減少しても生ずる(PT.265)
- 採血した血液に直ちにシュウ酸ナトリウムを加え、プロトロンビンのトロンビンへの変化を防止する。次に突然大量のCa2+と組織トロンボプラスチンを加える。凝固までの時間を測定し、プロトロンビン時間とする。正常値は12秒。遅延はプロトロンビン濃度の減少を意味する(PT.265)
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- oxalic acid, oxalate
- 関
- シュウ酸塩、シュウ酸エステル
酸解離定数
wikipedia ja
- H2C2O4 + H2O → H3O+ + HC2O4- pK1=1.27
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- acid
- 関
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ブランステッド-ローリーの定義
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- 鳥類