アゴニスト | 作用薬 | agonist | 内因性の化学情報伝達物質と同じ受容体に結合し、同じ生理作用を呈する |
アンタゴニスト | 拮抗薬 | antagonist | 内因性の化学情報伝達物質と同じ受容体に結合するが、生理作用を呈しない |
部分作用薬 | partial agonist | 拮抗薬のうち、弱いながら生理作用を呈する | |
部分拮抗薬 | partial antagonist |
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/11/24 12:32:56」(JST)
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アンタゴニスト (antagonist)とは生体内の受容体分子に働いて神経伝達物質やホルモンなど働きを阻害する薬のこと。
拮抗薬(きっこうやく)、拮抗剤(—ざい)、拮抗物質(—ぶっしつ)、遮断薬(しゃだんやく)、ブロッカーとも呼ぶ。作用自体はないが受容体に可逆的に結合するため、濃度支配的に受容体が本来のリガンド分子と結合する部位を奪い合うことでアゴニストの作用を阻害する競合的拮抗薬(コンペティティブ・アンタゴニスト)と、受容体の結合定数に影響を及ぼしたり受容体と不可逆的に結合するなどしてアゴニストの作用を阻害する非競合的拮抗薬(ノンコンペティティブ・アンタゴニスト)がある。
アンタゴニスト存在下で、アゴニストによる濃度-作用曲線(ドーズ・レスポンスカーブ)を描かせると、競合的拮抗薬の場合では高濃度側へのカーブシフトが起こり、非競合的拮抗薬の場合は最大反応の低下が起こる。
リガンドの構造としてノルアドレナリンやドパミンなどのカテコールアミンを例に取ると、カテコール環の部位が作用発現に必要な作用基(ファンクショナル・モエティー)で、炭素鎖をもつアミンの部位が結合基(バインディング・モエティー)であると考えられる。 したがって、作用基であるカテコール環に改変を加えるとアンタゴニストとして働く場合が多い。 一方で、結合基に改変を加えると、受容体サブタイプへの選択性や作用濃度域の変化をもたらすことが多い。
南アメリカの原住民が狩猟に用いるクラーレは、アンタゴニストとして有名な例である。これらはアセチルコリンのアンタゴニストとして作用することにより骨格筋の神経伝達の遮断を引き起こすが、消化管からは吸収されないため捕獲した動物を食べる事が出来る。
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アンタゴニスト | 拮抗薬 | antagonist | 内因性の化学情報伝達物質と同じ受容体に結合するが、生理作用を呈しない |
部分作用薬 | partial agonist | 拮抗薬のうち、弱いながら生理作用を呈する | |
部分拮抗薬 | partial antagonist |
-作動薬
-agonist
GOO. 23,25-26,37
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