アデノシン
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Japanese Journal
- アデノスキャン^【○!R】注60mgの使用成績調査結果
- 引田 篤,大北 理子,河合 正倫,諏訪 充,飯塚 智子
- 核医学 : 日本核医学会機関誌 : the Japanese journal of nuclear medicine 47(4), 463-478, 2010-11-30
- NAID 10027659834
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アデノスキャン注60mg
組成
有効成分
添加物
禁忌
- 薬物治療によっても安定化しない不安定狭心症の患者[刺激伝導抑制作用及び陰性変力作用が増強され、症状が増悪するおそれがある。]
- II度又はIII度房室ブロックのある患者(人工ペースメーカーが装着されている患者を除く)(「警告」の項参照)
- 洞不全症候群又は症候性の著しい洞性徐脈のある患者(人工ペースメーカーが装着されている患者を除く)[刺激伝導抑制作用により、症状が増悪するおそれがある。]
- QT延長症候群の患者[刺激伝導抑制作用により、徐脈が発現した場合、Torsades de pointesを惹起させるおそれがある。]
- 高度な低血圧のある患者[末梢血管拡張作用により、症状が増悪するおそれがある。]
- 代償不全状態にある心不全の患者[陰性変力作用により心不全の急性増悪を来すおそれがある。]
- 喘息等の気管支攣縮性肺疾患のある患者、その既往のある患者あるいはその疑いのある患者(「警告」の項参照)
- アデノシンに対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 十分に運動負荷をかけられない患者において心筋血流シンチグラフィによる心臓疾患の診断を行う場合の負荷誘導
- 1分間当たりアデノシンとして120μg/kgを6分間持続静脈内投与する(アデノシン総投与量0.72mg/kg)。
- 本剤は原液のまま使用し、シリンジポンプにより持続静脈内投与すること。また、本剤が体内に急速に注入されることを防ぐために、原則として本剤及び放射性診断薬は別々の投与経路を確保すること。
- 本剤の持続静脈内投与開始3分後に放射性診断薬を静脈内投与する。本剤の持続静脈内投与は放射性診断薬投与時も継続し、合計6分間行うこと。
- 本剤を急速に静脈内投与するとII度又はIII度房室ブロック、徐脈及び血圧低下等の発現が増強するおそれがあるので、投与時間を遵守すること。
- 本剤の国内承認前の臨床試験成績は201Tlを使用した成績である。
慎重投与
- 不安定狭心症の患者[薬物治療により安定化しない不安定狭心症の患者には投与しないこと。](「警告」及び「禁忌」の項参照)
- 心筋梗塞急性期の患者[本剤の刺激伝導抑制作用及び陰性変力作用により、症状の悪化又は不整脈を発現するおそれがある。]
- I度房室ブロックや脚ブロックのある患者[伝導障害をさらに悪化させるおそれがある。]
- 心房細動や心房粗動のある患者及び副伝導路のある患者[状態が増悪するおそれがある。]
- 交感神経機能異常、狭窄性心臓弁疾患、心膜炎や心膜滲出、脳血流不全を伴う狭窄性頸動脈疾患、循環血液量減少未処置の患者[過度の血圧低下を来すおそれがある。](「警告」の項参照)
- 慢性閉塞性肺疾患の患者(肺気腫、慢性気管支炎等)(「警告」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
心停止(0.1%未満注1))、心室頻拍(0.1%未満注1))、心室細動(0.1%未満注1))、心筋梗塞(0.1%未満注1))
- これらの副作用が認められることがあるので、負荷試験中(本剤投与開始から心筋シンチグラフィ施行終了時まで)は心電図の継続した監視を行うこと。また、蘇生処置ができる準備をしておくこと。
過度の血圧低下(11.9%)
- 過度の血圧低下が認められることがあるので、本剤投与開始から投与終了まで注意深く血圧を監視すること。検査の継続が困難と判断した場合は検査を中断し、本剤投与中であれば直ちに投与を中止すること。
洞房ブロック(0.5%)、完全房室ブロック(0.2%)
- 洞房ブロック及び完全房室ブロックが認められることがあるので、本剤投与開始から心筋シンチグラフィ施行終了時まで注意深く心電図を監視すること。検査の継続が困難と判断した場合は検査を中断し、本剤投与中であれば投与を中止すること。必要に応じてアミノフィリン水和物静脈内投与を行うこと。
呼吸障害(0.1%未満注1))
- 呼吸停止に至る重篤な呼吸障害が認められることがあるので、本剤投与開始から心筋シンチグラフィ施行終了時まで注意深く患者を観察すること。重篤な呼吸障害が発現した場合は直ちに本剤の投与を中止すること。
肺浮腫(0.1%未満注1))
- 肺浮腫が認められることがあるので、本剤投与開始から心筋シンチグラフィ施行終了時まで注意深く患者を観察すること。重篤な肺浮腫が発現した場合は直ちに本剤の投与を中止すること。
脳血管障害(頻度不明注2))
- 脳血管障害が認められることがあるので、本剤投与開始から心筋シンチグラフィ施行終了時まで注意深く患者を観察すること。脳血管障害の発現が疑われた場合は、直ちに本剤の投与を中止すること。
薬効薬理
冠動脈血流量増加作用6)
- 麻酔犬においてアデノシンは、用量依存的に冠動脈血流量を増加させた。
冠動脈拡張作用7)
- 麻酔犬においてアデノシンは、心外膜側、心内膜側ともに冠動脈を用量依存的に拡張させたが、その作用はより細い冠動脈ほど顕著であった。
冠動脈狭窄下での心筋組織血流量に対する作用8)
- 左冠動脈回旋枝を狭窄した麻酔犬において、アデノシンは、狭窄血管支配領域の心筋組織血流量をほとんど変化させなかったが、正常血管である左冠動脈前下行枝支配領域の心筋組織血流量を著明に増加させ、正常領域と狭窄血管支配領域との間で心筋組織血流量に有意な差を生じさせた。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 6-Amino-9-β-D-ribofuranosyl-9H -purine
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶性の粉末で、においはない。酢酸(100)に溶けやすく、水に溶けにくく、エタノール(99.5)及びジエチルエーテルにほとんど溶けない。
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