UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- ジスチグミン臭化物錠適正使用プロトコール導入効果 : 薬学的介入に対する薬剤師と患者の意識調査
- 医薬品情報学 = Japanese journal of drug informatics 18(2), 95-105, 2016-08
- NAID 40020944393
- 症例報告 意識障害の原因診断に難渋したコリン作動性クリーゼの1例
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- 緑内障治療剤
- 調節性内斜視治療剤
- 重症筋無力症(眼筋型)治療剤
販売名
ウブレチド点眼液 1%
組成
成分・含量
添加物
- 塩化ナトリウム
ベンザルコニウム塩化物液
クエン酸水和物
クエン酸ナトリウム水和物
禁忌
- 前駆期緑内障の患者〔眼圧上昇を来すおそれがある。〕
- 脱分極性筋弛緩剤(スキサメトニウム)を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
効能または効果
慎重投与
- 閉塞隅角ないし狭隅角緑内障の患者(急性又は慢性うっ血性緑内障)〔眼圧上昇を来すことがあるので観察を十分に行うこと。〕
- 気管支喘息の患者〔気管支喘息の症状を悪化させるおそれがある。〕
- 消化器の機能亢進状態の患者〔消化管機能を更に亢進させ、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 胃・十二指腸潰瘍の患者〔消化管機能を亢進させ潰瘍の症状を悪化させるおそれがある。〕
- 徐脈・心臓障害のある患者〔心拍数低下、心拍出量低下を起こすおそれがある。〕
- てんかんの患者〔てんかんの症状を悪化させるおそれがある。〕
- パーキンソン症候群の患者〔パーキンソン症候群の症状を悪化させるおそれがある。〕
薬効薬理
眼圧に対する作用2)
- 広隅角緑内障患者に本剤の1%液1滴点眼したところ、眼圧は1時間後に下降し始め、12時間後には最低眼圧となり、24時間後までこれが持続され、84時間後でも点眼前の眼圧より低かった。
瞳孔に対する作用
- ネコに本剤の1%液を点眼したところ、縮瞳は24時間以上持続し、アトロピンによる散瞳に対しても著明に拮抗した。
コリンエステラーゼ阻害作用
- 本剤100μg/kg及びネオスチグミン100〜400μg/kgをラットに1回腹腔内投与したとき、血中コリンエステラーゼ活性はそれぞれ約80%及び30〜60%阻害された。
アセチルコリン作用の増強
- ラットの血涙反応では、対照値のアセチルコリンED50値を1/5に減ずるに要する用量は、本剤で8.6μg/kg、ネオスチグミンで16.6μg/kgであった。また、本剤の作用は、投与後2時間で最大となり、少なくとも48時間以上持続した。
有効成分に関する理化学的知見
- 本品は白色の結晶性の粉末である。本品は水に極めて溶けやすく、メタノール、エタノール(95)又は酢酸(100)に溶けやすく、無水酢酸に溶けにくい。本品の水溶液(1→100)のpHは5.0〜5.5である。本品はやや吸湿性である。本品は光によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- distigmine
- 化
- 臭化ジスチグミン distigmine bromide
- ラ
- distigmini bromidum
- 商
- ウブレチド、ウブテック
- 関
- 抗コリンエステラーゼ薬、ネオスチグミン
適応
- 経口:重症筋無力症、手術後および神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難
- 点眼剤:緑内障、や調節性内斜視
禁忌
- 消化管・尿路の器質的閉塞、迷走神経緊張症、脱分極性筋弛緩薬(スキサメトニウム)を投与中の患者
副作用
-臭化ジスチグミン
[★]
- 英
- bromide、bromo
- 関
- 臭化物、ブロミド、ブロモ、ブロマイド
[★]
- 英
- bromide
- 関
- 臭化、ブロミド、ブロマイド