- 英
- bile salt
- 関
- 胆汁酸
UpToDate Contents
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- 1. 胆汁うっ滞関連そう痒症 pruritus associated with cholestasis
- 2. 妊娠性肝内胆汁うっ滞 intrahepatic cholestasis of pregnancy
- 3. 成人における難治性胃食道逆流症へのアプローチ approach to refractory gastroesophageal reflux disease in adults
- 4. 胆石の溶解療法 dissolution therapy for the treatment of gallstones
- 5. 栄養の吸収および吸収不良の機序 mechanisms of nutrient absorption and malabsorption
Japanese Journal
- 乳脂肪および機能性物質が異なる鉄剤強化粉乳の In Vitro での鉄生体利用性評価
- 李 丹昂,何 若〓,葉 依凝 [他],周 繼發
- 日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology 59(7), 319-325, 2012-07-15
- … ラクトオリゴ糖(FO),ドコサヘキサエン酸(DHA)およびエイコサペンタエン酸(EPA)などの機能性食品素材が鉄生体利用性に及ぼす影響について検討した.使用した試験液の脂肪含量は0.3%,1.5%,3.5%であり,鉄剤には硫酸第一鉄(FS),塩化第二鉄(FC)および両者を等量混合した鉄剤(MIX)を用いた.鉄生体利用性の評価は酵素(ペプシン,パンクレアチン-胆汁酸塩)処理および透析後の透析性Fe<SUP>2+</SUP> …
- NAID 10030806584
- 低用量アスピリンおよび胆汁酸塩が小腸上皮に与える影響の検討
- 九鬼 亜衣子,内藤 裕二,半田 修,林 奈津子,QIN Ying,吉田 直久,内山 和彦,高木 智久,石川 剛,若林 直樹,小西 英幸,八木 信明,古倉 聡,吉川 敏一
- 潰瘍 = Ulcer research 38(1), 83-87, 2011-05-20
- NAID 10028268580
- ラクトースおよび乳タンパク質が in vitro での鉄生体利用効率に及ぼす影響
- 葉 玉霜,何 若〓,李 丹昂 [他],周 繼發
- 日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology 56(6), 331-335, 2009-06-15
- … 乳タンパク質溶液ならびにこれらの混合液を透析し,塩化第二鉄の還元性および鉄の透析性を調べた.W/Cは0 : 10,2 : 8,4 : 6,6 : 4,8 : 2および10 : 0とし,タンパク質は酵素(ペプシンおよびパンクレアチン-胆汁酸塩)処理を行なった.</BR>(1) 6.0%および7.2%ラクトース溶液では,三価鉄イオン(Fe<SUP>3+</SUP>)の二価鉄イオン(Fe<SUP>2+</SUP>)への還元性は,コントロールおよび4.8%ラクトー …
- NAID 10024855655
Related Links
- 肝臓で生合成されたものを一次胆汁酸という。また一部は腸管で微生物による変換を 受け、その代謝物は二次胆汁酸と呼ばれる。 胆汁酸は、通常グリシンやタウリンと 結び付いており、これらは抱合胆汁酸(胆汁酸塩)と呼ばれる。 ヒトでの代表的な2つの 胆汁酸 ...
- 胆汁酸塩は、タウロコール酸(コール酸にタウリンが抱合)やグリココール酸(コール酸に グリシンが抱合)のNa塩であり、溶液(水)の表面張力を低下させ、十二指腸での脂肪の 乳化を促進する。また、胆汁酸塩は、水に溶けない脂肪酸、レシチン、コレステロール ...
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★リンクテーブル★
[★]
胆汁酸塩、胆汁塩、bile salts
[★]
- 英
- thiosulfate-citrate-bile salt-sucroseagar
- 関
- TCBS寒天
[★]
- 英
- bile
- 関
- 肝臓、胆嚢、胆管
- 0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
- 消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である
分泌部位
部位 胆汁 割合
肝細胞 毛細管胆汁 2/3
胆細管 胆細管胆汁 1/3
分泌経路
- 肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。
機能
- 胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。
- ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。
- 親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
- 疎水性: 上記部分以外
- 胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。
- 3. コレステロールとビリルビンの排出
- 4. 胃酸の中和
組成
1. 胆汁酸
- see HBC.236
1次胆汁:コレステロールより合成
コール酸
キノデオキシコール酸
2次胆汁:1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
デオキシコール酸
リトコール酸
3次胆汁:肝臓から分泌される状態(可溶性)
タウロコール酸(タウリンと抱合)
グリココール酸(グリシンと抱合)
2. 胆汁色素
ビリルビン:Hbの代謝産物
間接型(不溶性)
↓←グルクロン酸抱合
直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
↓
ウロビリノーゲン(腸管)
↓
ステルコピリン(腸管)
↓
排泄
3. 脂質
リン脂質(主にレシチン)
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
コレステロール
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
4.電解質成分
陽イオン:Na+(主)、その他K+,Ca2+
陰イオン:Cl-,HCO3-(アルカリ性)
胆汁の分泌と排出
1. 毛細管胆汁
1-1. 胆汁酸依存性胆汁
胆汁酸と水分の分泌:胆汁酸の腸肝循環に依存。
腸肝循環:肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。
タウロコール酸・グルココール酸
陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。
リトコール酸
非解離型なので糞便中に排泄される。
分泌された胆汁酸の95%は腸肝循環により再利用される。
1-2. 胆汁酸非依存性胆汁
胆汁酸以外の分泌:Na+,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン)
等張性 :Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似
2. 胆細管胆汁
2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる
2-2. Na+,Cl-の吸収
3. 胆汁の濃縮(胆嚢)
電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮
4. 胆汁排出
食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。
4-1. 液性
十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮
十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗
胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮
4-2. 神経性
迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)
臨床関連
- 胆道系に形成された結石。半数以上は無症状SilentStoneである
- 食後3時間程度で痛痛発作、黄痘などを呈する事がある。
- コレステロール系結石(全体の70%):コレステロールの過飽和による。
- ビリルビン系結石(全体の30%):黒色石+ビリルビンCa石
- その他:炭酸カルシウム石など
-
- 1. ビリルビンの生成過多
- 2. 肝細胞によるビリルビンの取り込み減少
- 3. グルクロン抱合障害
- 4. 胆汁へのビリルビン分泌障害
- 5. 胆管閉塞
[★]
- 英
- bile acid、cholic acid
- 関
- 一次胆汁酸、二次胆汁酸
生合成
種類
胆汁酸の運命
- 肝機能が低下した場合、タウリン抱合が進まずに血中の胆汁酸濃度が上昇する。
胆汁酸の吸収
- クローン病で回腸が障害されると、胆汁酸の吸収が障害され、進行性脂肪吸収障害を来す。
機能
臨床関連
- 黄疸:胆汁酸の皮膚沈着により掻痒を生じる、らしい。
- 胆汁酸下痢:終末回腸の切除により胆汁酸の再吸収が妨げられ、大腸に流入した胆汁酸が脱水素胆汁酸となり水吸収を阻害して下痢をきたす、らしい。105E043