ヒドロキシジン
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Japanese Journal
- 塩酸ヒドロキシジン(注射剤)による注射部位の壊死・皮膚潰瘍等について (医薬品・医療機器等安全性情報(No.256))
- 玉川 理沙,加藤 則人,任 恵美,岸本 三郎
- アレルギー 55(1), 34-37, 2006-01-30
- … 細胞浸潤を認めた.経過から薬疹を疑い, 原因として疑わしい薬剤を中止し, ステロイドおよび抗アレルギー薬の内服, 副腎皮質ステロイド外用を行ったところ, 皮疹は軽快傾向を示し, 約2週間後には色素沈着を残して消退した.後日被疑薬のパッチテストを施行し, パモ酸ヒドロキシジンが陽性であり, 塩酸ヒドロキシジンについても陽性であったことから, パモ酸ヒドロキシジン中のヒドロキシジンによる薬疹と診断した. …
- NAID 110004101695
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- ようこそ!! ナオルコム へ シッカリ食べて ・・・ バリバリ働き ・・・ グッスリ ... 精神安定薬 一般名:塩酸ヒドロキシジン 商品名 [アタラックス][ジスロン] 作用機序 抗ヒスタミン作用により視床 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アタラックス-P注射液(25mg/ml)
組成
1アンプル中:
容量
有効成分
添加物
- ベンジルアルコール9.409mg/1アンプル(1mL)、pH調節剤
禁忌
- 本剤の成分、セチリジン、ピペラジン誘導体、アミノフィリン、エチレンジアミン1)に対し過敏症の既往歴のある患者
- ポルフィリン症の患者2)
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 [「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
- 神経症における不安・緊張・抑うつ
- 麻酔前投薬
- 術前・術後の悪心・嘔吐の防止
静脈内注射
- ヒドロキシジン塩酸塩として、通常成人1回25〜50mgを必要に応じ4〜6時間毎に静脈内注射するか又は点滴静注する。ただし、1回の静注量は100mgを超えてはならず、25mg/分以上の速度で注入しないこと。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
筋肉内注射
- ヒドロキシジン塩酸塩として、通常成人1回50〜100mgを必要に応じ4〜6時間毎に筋肉内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- てんかん等の痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
- 肝機能障害のある患者[肝機能障害のある患者で血中濃度半減期が延長したとの報告がある。]
- 腎障害のある患者[中等度又は重度の腎障害のある患者で血中濃度半減期が延長したとの報告がある。]
- 下記の患者[本剤の抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある。]
- ・緑内障の患者3)
- ・前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者3)
- ・重症筋無力症の患者3)
- ・認知症の患者
- ・狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞等消化管運動が低下している患者3)
- ・不整脈を発現しやすい状態にある患者
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明注))
- ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、胸部不快感、喉頭浮腫、呼吸困難、顔面蒼白、血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸(頻度不明注))
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
注射部位の壊死、皮膚潰瘍(頻度不明注))
- 注射部位の壊死、皮膚潰瘍があらわれ、瘢痕が形成されることがある。重度の場合には壊死組織の切除、皮膚移植が必要になることがあるので、注射部位の疼痛、腫脹、硬結等があらわれた場合には投与を中止する等、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
中枢抑制作用
- ヒドロキシジンは、視床、視床下部、大脳辺縁系などに作用し、中枢抑制作用を示すものと考えられている8)。
ヒドロキシジンは、電気刺激による情動行動に対し優れた静穏効果を示す。電撃闘争ラットにおける馴化作用は、クロルジアゼポキシドとほぼ同等である9)。
ヒドロキシジンは、ラットのアポモルヒネによるそしゃく運動に対して抑制作用を示すが、カタレプシー作用は認められていない10)。
制吐作用
- ヒドロキシジンは、アポモルヒネ及びベラトルムアルカロイドによるイヌ嘔吐に対し抑制作用を示す。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ヒドロキシジン塩酸塩(Hydroxyzine Hydrochloride)
化学名
- 2-(2-{4-[(RS)-(4-Chlorophenyl)phenylmethyl]piperazin-1-yl}ethoxy)ethanol dihydrochloride
分子式
分子量
性状
- ヒドロキシジン塩酸塩は、白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。水に極めて溶けやすく、メタノール、エタノール(95)又は酢酸(100)に溶けやすく、無水酢酸に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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- 英
- hydroxyzine pamoate
- 関
- ヒドロキシジン、ヒドロキシジンパモ酸塩、塩酸ヒドロキシジン
[★]
- 関
- hydroxyzine、hydroxyzine pamoate
[★]
- 英
- hydroxyzine hydrochloride
- 関
- ヒドロキシジン、塩酸ヒドロキシジン
[★]
- 英
- hydroxyzine
- 化
- ヒドロキシジン塩酸塩 塩酸ヒドロキシジン hydroxyzine hydrochloride、パモ酸ヒドロキシジン ヒドロキシジンパモ酸塩 hydroxyzine pamoate
- 商
- アタラックス、アタラックス-P、ハタナジン
- 関
- 精神神経用剤
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
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- 英
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- 同
- 塩化水素
- 関
[★]
- 英
- hydroxy
- 関
- 水酸化、ハイドロキシ
[★]
- 英
- hydro
- 関
- ハイドロ