ドキシサイクリン
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 豚丹毒菌血清型2型感染のバンドウイルカ2例(内科学)
- 寺沢 文男,片岡 康,沢田 拓士,高橋 公正,北村 正一,藤本 朝海
- Japanese journal of zoo and wildlife medicine 6(2), 67-71, 2001-09
- … 後者は,皮膚に菱形疹を認めたものの,トシル酸スルタミシリン(15mg/kg, 2回/日)と塩酸ドキシサイクリン(8mg/kg, 2回/日)との投与により治癒した。 …
- NAID 110002665393
- 難治性術後有瘻性膿胸に対しGRFGglue塗布と有茎大綱充填術により治癒せしめた1例
- 金光 真治,高尾 仁二,鈴木 友彰,藤永 一弥,島本 亮,下野 高嗣,矢田 公,並河 尚二
- 日本呼吸器外科学会雑誌 13(7), 904-909, 1999-11-15
- … よび大網充填術を施行し, 治癒せしめた症例を報告する.症例は31歳, 女性.子宮頚癌の両側肺転移に対する右S^6区域切除と中, 下葉の部分切除および左S^IOの部分切除を施行した.術後air leakageが遷延し, 塩酸ドキシサイクリン200mg胸腔内注入, そしてfibringlue注入するも効果なかった.その後, aspergillus fumigatusによる膿胸となり, Fluconazole静注及びAmphotericin-Bの胸腔内洗浄を開始した.気管支鏡下閉塞テストを行い, 責任領域を確認 …
- NAID 110001271202
Related Links
- 成分(一般名) : 塩酸ドキシサイクリン 製品例 : ビブラマイシン錠50mg~100mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分 : 主にg陽性,陰性菌,リケッチア,クラミジア用剤/テトラサイクリン系抗生物質/テトラサイクリン系抗生物質製剤
- 2. 催奇形作用 塩酸ドキシサイクリンを妊娠マウスに 60mg/kg 投与した実験では、胎児死亡がわずかに 増加したが、催奇形作用はみられなかった。7) 3. 抗菌活性試験 ドキシサイクリン hydrate の抗菌活性は葉酸の存在では有意に低下 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ビブラマイシン錠50mg
組成
1錠中
有効成分
- 日局 ドキシサイクリン塩酸塩水和物 50mg(力価)
添加物
- 乳糖水和物、カルメロースカルシウム、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、流動パラフィン、タルク、カルナウバロウ、サラシミツロウ
禁忌
- 本剤の成分又はテトラサイクリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
適応菌種
- ドキシサイクリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、炭疽菌、大腸菌、赤痢菌、肺炎桿菌、ペスト菌、コレラ菌、ブルセラ属、Q熱リケッチア(コクシエラ・ブルネティ)、クラミジア属
適応症
- 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、尿道炎、淋菌感染症、感染性腸炎、コレラ、子宮内感染、子宮付属器炎、眼瞼膿瘍、涙嚢炎、麦粒腫、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、歯冠周囲炎、化膿性唾液腺炎、猩紅熱、炭疽、ブルセラ症、ペスト、Q熱、オウム病
- 胎児に一過性の骨発育不全、歯牙の着色・エナメル質形成不全を起こすことがある。また、動物実験(ラット)で胎児毒性が認められているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
- 小児等(特に歯牙形成期にある8歳未満の小児等)に投与した場合、歯牙の着色・エナメル質形成不全、また、一過性の骨発育不全を起こすことがあるので、他の薬剤が使用できないか、無効の場合にのみ適用を考慮すること。
- 通常成人は初日ドキシサイクリン塩酸塩水和物として1日量200mg(力価)を1回又は2回に分けて経口投与し、2日目よりドキシサイクリン塩酸塩水和物として1日量100mg(力価)を1回に経口投与する。なお、感染症の種類及び症状により適宜増減する。
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめること。
- 本剤を炭疽、コレラ、ペスト、ブルセラ症、Q熱に使用する際には、投与開始時期、投与量、投与期間、併用薬等について国内外の学会のガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること。
- 炭疽については、体重45kg以上の小児においては、成人と同量を投与できる。体重45kg未満の小児においては体重換算に基づき適切な量を投与すること1)(「小児等への投与」の項参照)。
- 炭疽の発症及び進展抑制には、米国疾病管理センター(CDC)が、60日間の投与を推奨している2)。
慎重投与
- 肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
- 食道通過障害のある患者[食道に停留し、崩壊すると、まれに食道潰瘍を起こすことがあるので、多めの水で服用させ、特に就寝直前の服用等には注意すること。]
- 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、血管神経性浮腫等)
- ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、血管神経性浮腫等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝炎、肝機能障害、黄疸
- 肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ドキシサイクリン塩酸塩水和物は、in vitroでグラム陽性菌、グラム陰性菌、クラミジア属及びQ熱リケッチアに対し優れた抗菌力を示し2,13〜17)、その作用は細菌の蛋白合成阻害による。
ドキシサイクリン塩酸塩水和物の抗菌スペクトルは、他のテトラサイクリン系抗生物質とほぼ同様であるが、抗菌力は黄色ブドウ球菌を含むグラム陽性菌に対して、より強力に作用する18)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ドキシサイクリン塩酸塩水和物(Doxycycline Hydrochloride Hydrate)
略号
化学名
- (4S,4aR,5S,5aR,6R,12aS)-4-Dimethylamino-3,5,10,12,12a-pentahydroxy-6-methyl-1,11-dioxo-1,4,4a,5,5a,6,11,12a-octahydrotetracene-2-carboxamide monohydrochloride hemiethanolate hemihydrate
分子式
- C22H24N2O8・HCl・1/2C2H6O・1/2H2O
分子量
力価
- ドキシサイクリン塩酸塩水和物の力価は、ドキシサイクリン(C22H24N2O8)としての量を質量(力価)で示す。
性状
- ドキシサイクリン塩酸塩水和物は、黄色〜暗黄色の結晶又は結晶性の粉末である。水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- doxycycline、doxycycline calcium、doxycycline hydrochloride hydrate
[★]
- 英
- doxycycline hydrochloride hydrate
- 関
- ドキシサイクリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- doxycycline DOXY
- 化
- 塩酸ドキシサイクリン doxycycline hydrochloride
- 商
- ビブラマイシン、ヒドラマイシン、Vibramycin, Doxy
- 関
特徴
- 投与量のほとんどが胆汁中を経て糞便中に排泄されるため、腎障害時(腎不全)でも体内動態が変わらず通常量を投与可能である。
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関