- 英
- aluminum phosphate、((英))aluminium phosphate
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リン酸アルミニウム |
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
7784-30-7 |
PubChem |
64655 |
RTECS番号 |
TB6450000 |
特性 |
化学式 |
AlPO4 |
モル質量 |
121.9529 g/mol |
外観 |
白色の結晶状粉末 |
密度 |
2.566 g/cm3、固体 |
融点 |
1,800℃
|
沸点 |
分解
|
水への溶解度 |
不溶 |
溶解度 |
塩酸や硝酸に易溶 |
屈折率 (nD) |
1.546 [1] |
危険性 |
EU分類 |
Xi |
NFPA 704 |
|
Rフレーズ |
R36/37/38 |
Sフレーズ |
S26 |
半数致死量 LD50 |
4640mg/kg (ラット、経口)
> 4640mg/kg (ウサギ、経皮) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
リン酸アルミニウム(リンさんアルミニウム、英Aluminium phosphate)はアルミニウムのリン酸塩で、化学式AlPO4で表される。加熱すると、酸化アルミニウムと五酸化二リンとに分解する。
用途
鋼板の化成処理に古くから使われているが、他の処理方法の発達により存在価値は低下している。工業的には、高温下での酢酸の脱水反応に用いられる。
- 4AlPO4 → 2Al2O3 + P4O10
- 6CH3COOH + P4O10 → 4H3PO4 + 6CH2CO
- CH2CO + CH3COOH → (CH3CO)2O
脚注
- ^ Pradyot Patnaik. Handbook of Inorganic Chemicals. McGraw-Hill, 2002, ISBN 0070494398
外部リンク
- 国際化学物質安全性カード リン酸アルミニウム - 国立医薬品食品衛生研究所
- 金属表面処理における6価クロムフリー等の環境対応技術 > りん酸アルミニウム系(特許庁)
アルミニウムの化合物 |
|
二元化合物 |
AlAs · AlB2 · AlB12 · AlBr3 · Al2(C2)3 · Al4C3 · AlCl · AlCl3 · AlF · AlF3 · AlH3 · AlI · AlI3 · AlN · AlO · Al2O · Al2O3 · AlP · Al2S3 · AlSb · Al2Se3 · Al2Te3
|
|
三元化合物 |
Al(BH4)3 · Al(ClO3)3 · Al(ClO4)3 · Al(CN)3 · Al2(CO3)3 · Al2(FeO4)2 · Al(MnO4)3 · Al2(MoO4)3 · Al(NO3)3 · Al(OH)3 · AlO(OH) · AlPO4 · Al2(SeO4)3 · Al2(SiO3)3 · Al2(SO4)3 · Al2(WO4)3
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四元・五元化合物 |
AlK(SO4)2 · AlNa(SO4)2 · Al(NH4)(SO4)2
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Japanese Journal
- 13族元素を添加した種々のリン酸化合物水溶液で練和したリン酸亜鉛セメント硬化体の圧縮強さ
- 倉田 茂昭,楳本 貢三
- 日本歯科理工学会誌 29(6), 537-542, 2010-11-25
- … 化物に比べ,それぞれ2.5ならびに4.6倍増加した.また,13族元素を添加した練和液で調製した硬化物の圧縮強さは,正リン酸のみで得られた硬化物に比べ強度が増加し,強度の大きさの順はAl>In>Tlの順であった.得られた硬化物の粉末X線回折分析から,リン酸亜鉛セメント硬化体の強度の向上は,酸化亜鉛とリン酸の中和反応による塩の生成だけでなく,非晶質リン酸アルミニウム塩の形成が重要な役割をしていると考えられた. …
- NAID 110007988983
Related Links
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- リン酸(リンさん、燐酸、英: phosphoric acid)は、リンのオキソ酸の一種で、化学式 H3 PO4の無機酸である。オルトリン酸(おるとりん .... の結晶中に存在する。 リン酸イオンは 正四面体型構造であり、P−O結合距離はリン酸アルミニウム結晶中で152pmである。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プレベナー13水性懸濁注
組成
製法の概要
- 下記13種類の血清型の肺炎球菌を型別に培養して増殖させ、殺菌後に各々の型から肺炎球菌莢膜ポリサッカライドを抽出し、精製する。これらの肺炎球菌莢膜ポリサッカライドを型別に、ジフテリア菌の変異株(Corynebacterium diphtheriae C7(β197)/pPX3520)より産生させ、回収・精製した無毒性変異ジフテリア毒素(CRM197)と、還元的アミノ化反応により結合させ、混合する。
本剤は免疫原性を高めるために、肺炎球菌莢膜ポリサッカライド-CRM197結合体をアジュバントであるリン酸アルミニウムに吸着させて不溶性とした不活化ワクチンである。
なお、ジフテリア菌変異株のマスターシードストック構築時にのみトリプトン(ウシ乳由来成分)を使用している。また、CRM197及び肺炎球菌莢膜ポリサッカライドの製造工程において、それぞれカザミノ酸(ウシ乳由来成分)及びデオキシコール酸ナトリウム(ウシ及びヒツジ胆汁由来成分)を使用している。
組成
1シリンジ中:
有効成分の名称
容量
含量
- ポリサッカライド血清型1:2.2μg
ポリサッカライド血清型3:2.2μg
ポリサッカライド血清型4:2.2μg
ポリサッカライド血清型5:2.2μg
ポリサッカライド血清型6A:2.2μg
ポリサッカライド血清型6B:4.4μg
ポリサッカライド血清型7F:2.2μg
ポリサッカライド血清型9V:2.2μg
ポリサッカライド血清型14:2.2μg
ポリサッカライド血清型18C:2.2μg
ポリサッカライド血清型19A:2.2μg
ポリサッカライド血清型19F:2.2μg
ポリサッカライド血清型23F:2.2μg
CRM197:約34μg(たん白質量として)
添加物
- 塩化ナトリウム 4.25mg、ポリソルベート80 0.1mg、コハク酸0.295mg、リン酸アルミニウム 0.125mg(アルミニウム換算)、pH調節剤(適量)
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 本剤の成分又はジフテリアトキソイドによってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
高齢者
- 肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23F)による感染症の予防
小児
- 肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23F)による侵襲性感染症の予防
- 本剤に含まれている肺炎球菌血清型以外による感染症あるいは他の起炎菌による感染症を予防することはできない。
- ジフテリアの予防接種に転用することはできない。
- 免疫抑制状態(悪性腫瘍、ネフローゼ症候群等)にある者における本剤の安全性及び有効性は確立していない。
高齢者
小児
・初回免疫
- 通常、1回0.5mLずつを3回、いずれも27日間以上の間隔で皮下に注射する。
・追加免疫
- 通常、1回0.5mLを1回、皮下に注射する。ただし、3回目接種から60日間以上の間隔をおく。
接種対象者・接種時期
高齢者
小児
- 本剤の接種は2か月齢以上6歳未満の間にある者に行う。
標準として2か月齢以上7か月齢未満で接種を開始すること。ただし、3回目接種については、12か月齢未満までに完了し、追加免疫は12か月齢以降、標準として12〜15か月齢の間に行うこと。
また、接種もれ者に対しては下記の接種間隔及び回数による接種とすることができる。
7か月齢以上12か月齢未満(接種もれ者)
・初回免疫
- 1回0.5mLずつを2回、27日間以上の間隔で皮下に注射する。
・追加免疫
- 1回0.5mLを1回、2回目の接種後60日間以上の間隔で、12か月齢以降、皮下に注射する。
12か月齢以上24か月齢未満(接種もれ者)
- ・1回0.5mLずつを2回、60日間以上の間隔で皮下に注射する。
24か月齢以上6歳未満(接種もれ者)
- CRM197とは異なるキャリアたん白を結合した肺炎球菌結合型ワクチンと本剤又は沈降7価肺炎球菌結合型ワクチンとの互換性に関する安全性及び有効性は確立していない。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔をおいて本剤を接種すること。ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去に痙攣の既往のある者
- 本剤の成分又はジフテリアトキソイドに対して、アレルギーを呈するおそれのある者
- 血小板減少症、凝固障害のある者、抗凝固療法を施行している者[筋肉注射部位の出血のおそれがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(頻度不明注))
- ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
痙攣(頻度不明注))
- 痙攣(熱性痙攣を含む)があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
血小板減少性紫斑病(頻度不明注))
- 血小板減少性紫斑病があらわれることがある。紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等の異常が認められた場合には、血液検査等を実施し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 肺炎球菌ポリサッカライドワクチンは、T細胞に依存しない免疫応答を惹起するが、乳幼児に対して十分な免疫原性を確保することは困難である。しかし、無毒性変異ジフテリア毒素(CRM197)等のキャリアたん白を結合した結合型ワクチンは、T細胞依存性抗原として機能するため免疫記憶が成立し、乳幼児及び成人において機能的かつ有効な抗体産生を促し、ブースター効果を誘導することが確認されている8-10)。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- aluminium phosphate
[★]
リン酸アルミニウム
- 関
- aluminum phosphate
[★]
- 英
- aluminum monostearate
- 関
- ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、オクタデカン酸、モノステアリン酸アルミニウム
[★]
- 英
- aluminum monostearate
- 関
- ステアリン酸アルミニウム
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- aluminum、aluminium、Al
- 関
- 水酸化塩化アルミニウム
臨床関連
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- phosphoric acid
- 関
- PO4
- pKa1=2.12
- pKa2=7.21
- pKa3=12.67