- 急性上部消化管出血の診断で、上部内視鏡検査の感度は90%、特異度は95%である。上部内視鏡検査で出血が陽性のときの尤度比はどれか。
- a. 0.95
- b. 1.06
- c. 18
- d. 90
- e. 95
[正答]
※国試ナビ4※ [101C028]←[国試_101]→[101C030]
★リンクテーブル★
[★]
- 関節痛患者の診断について、指導医が「この検査が陰性なら、SLEは考えにくい」と話していた。この検査で正しいのはどれか。
- a. 感度は低い。
- b. 感度は高い。
- c. 特異度は高い。
- d. 特異度は低い。
- e. 感度と特異度はほぼ等しい。
[正答]
※国試ナビ4※ [101C029]←[国試_101]→[101C031]
[★]
- a. 保存条件の影響を受けにくい。
- b. 腸内細菌の影響を受けにくい。
- c. 食事制限が必要である。
- d. 特異度が高い。
- e. 感度が低い。
[正答]
※国試ナビ4※ [101C027]←[国試_101]→[101C029]
[★]
- 英
- positive likelihood ratio, LR+
- 関
- 感度、特異度、尤度比、陰性尤度比。相対危険度と混同するな
|
疾患あり
|
疾患なし
|
検査陽性
|
a 真陽性
|
b 偽陽性
|
検査陰性
|
c 偽陰性
|
d 真偽性
|
- 「疾患を有する人」が「陽性」になる確率と「疾患を有さない人」が「陽性」になる確率の比
使用例
- A疾患の検査前確率がPb (%)の人がいる。
- B検査を行ったところ陽性であった。
- 検査後確率 Pa (%)はどのくらいか?
- 検査前オッズ:Odb = Pb / ( 1- Pb )
- 陽性尤度比 :Lp = 真陽性 / 偽陽性 = ( a / ( a + c ) ) / ( b / ( b + d ) )
- 検査後オッズ:Oda = Odb x Lp
- 検査後確率 :Oda = Pa / ( 1- Pa ) → Pa = Oda / ( 1 + Oda )
国試
[★]
- 英
- likelihood ratio, LR
- 関
- 陽性尤度比、陰性尤度比
- 疾患を有する人がその検査結果になる確率と疾患を有さない人がその検査結果になる確率の比 (SUB.203)
例
se 感度
sp 特異度
- のとき
|
疾患
|
あり
|
なし
|
検査
|
陽性
|
se
|
1-sp
|
陰性
|
1-se
|
sp
|
- 検査が陽性の例(陽性尤度比)を考えると、「疾患を有する人が陽性になる確率」と「疾患を有さない人が陽性になる確率」の比を考えるので次の通りとなる。
- se / ( se + 1 - sp ) / { (1 - sp) / ( se + 1 - sp ) } = se / ( 1 - sp ) = 感度 / ( 1 - 特異度 )
- 検査が陰性の例(陰性尤度比)を考えると、「疾患を有する人が陰性になる確率」と「疾患を有さない人が陰性になる確率」の比を考えるので次の通りとなる。
- { (1 - se ) / ( 1 - se + sp ) } / { sp / ( 1 - se + sp ) } = ( 1 - se ) / sp = ( 1 - 感度 ) / 特異度
国試