- 26歳の男性。水様鼻漏と鼻閉とを主訴に来院した。6年前から通年性に水様鼻漏、鼻閉およびくしゃみを認めていたが、6か月前から増悪した。副鼻腔エックス線単純写真では異常を認めない。鼻内の写真を以下に示す。
- 診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A051]←[国試_101]→[101A053]
★リンクテーブル★
[★]
- 29歳の女性。2日前からの39℃台の発熱と右下腿の腫脹・疼痛とを主訴に来院した。以前から光線過敏症があった。数週前から微熱を認め、顔面に紅斑が出現している。身長164cm、体重57kg。血圧112/76mmHg。貧血と黄疸とを認めない。両頸部にリンパ節腫脹を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。右下肢全体に腫脹、発赤および把握痛を認める。両膝関節と両手関節とに腫脹と圧痛とがある。右大腿動脈と足背動脈とは良く触れる。尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血1+。血液所見:赤沈77mm/1時間、Hb10.2g/dl、白血球3,200、血小板7.1万、APTT56.4秒(基準対照32.2)。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、ALT23IU/l、AST23IU/l、LDH206IU/l(基準176~353)。免疫学所見:CRP1.0mg/dl、抗核抗体1,280倍(基準20以下)、抗DNA抗体62IU/ml(基準7以下)、CH50 12.5U/ml(基準30~40)、ループス抗凝固因子陽性。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A052]←[国試_101]→[101A054]
[★]
- 62歳の男性。2か月前からの下肢のむくみと視力低下とを主訴に来院した。45歳ころから健康診断で尿糖陽性と高血糖とを指摘されていたが放置していた。55歳ころには高血糖とともに尿蛋白と高血圧とを指摘されたが自覚症状がないため受診しなかった。身長170cm、体重82kg。血圧188/94mmHg。貧血と黄疸とを認めない。眼底には点状・しみ状出血と綿花様白斑とが多数認められ、一部に新生血管も認められる。胸部と腹部とに異常を認めない。尿蛋白3+。血清生化学所見:空腹時血糖164mg/dl、HbA1C8.5%(基準4.3~5.8)、総蛋白5.8g/dl、尿素窒素30mg/dl、クレアチニン2.1mg/dl、総コレステロール280mg/dl、トリグリセライド128mg/dl。1日摂取エネルギー量を指導し、インスリン治療を開始した。
- ほかに必要なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A050]←[国試_101]→[101A052]