- 46歳の男性。全身けいれんを発症し搬入された。3日前から頭痛と全身倦怠感とがあり仕事を休んでいた。本日起床後から意味不明なことを言うようになった。意識は傾眠傾向で、名前を呼ぶと開眼する。体温38.8℃。脈拍104/分、整。血圧136/64mmHg。脳脊髄液検査:初圧200mmH2O、細胞数60/μl(基準0~2)(単核球優位)、蛋白120mg/dl(基準15~45)、糖70mg/dl(基準50~75)。血液所見:赤沈30mm/1時間、赤血球530万、白血球6,800。血清生化学所見に異常を認めない。CRP1.8mg/dl。頭部CTで異常を認めない。翌日、呼びかけに反応しなくなり、撮影した頭部単純MRIの水抑制T2強調像(FLAIR)を以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A046]←[国試_101]→[101A048]
★リンクテーブル★
[★]
- 25歳の女性。動悸と手の震えとを主訴に来院した。2か月前から疲れやすくなり、動悸を感じるようになった。食欲は旺盛であるが体重は変化していない。汗が多く、イライラするようにもなった。10日前から安静時の手の震えを感じる。意識は清明。身長158cm、体重50kg。体温37.2℃。脈拍112/分、整。血圧156/42mmHg。眼裂は大きく、上眼瞼縁と角膜との間に強膜が認められる。う歯と歯槽膿漏とを認める。びまん性甲状腺腫を認める。血清生化学所見:総コレステロール100mg/dl、AST30IU/l、ALT22IU/l、ALP380IU/l(基準260以下)、γ-GTP 42IU/l(基準8~50)、TSH 0.01μU/ml以下(基準0.2~4.0)、FT3 12pg/ml(基準2.5~4.5)、FT4 7.6ng/dl(基準0.8~2.2)。
- 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A047]←[国試_101]→[101A049]
[★]
- 12歳の男児。右下腿の激痛を主訴に午後11時に来院した。当日午後3時、野球の試合中に右脛骨を骨折し、徒手整復と大腿以下のギプス固定とを受けた。ギプスを分割すると下腿の腫脹が著明で、下腿前外側部の激痛のため足関節の運動が不能である。エックス線単純写真で骨折の側方転位は10mmである。前脛骨筋の筋内圧は著明に上昇している。
- 直ちに行う処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A045]←[国試_101]→[101A047]
[★]
- 英
- herpes simplex encephalitis, HSE
- 同
- (国試)ヘルペス脳炎, herpes encephalitis
- 関
- 脳炎、クリューバー・ビューシー症候群(Kluver-Bucy syndrome)
[show details]
検査
MRI
治療
参考
- 1. [charged]Herpes simplex virus type 1 encephalitis - uptodate [1]
- 2. 単純ヘルペス脳炎診療ガイドライン - 日本神経感染症学会
- http://www.neuroinfection.jp/guideline001.html
国試