★リンクテーブル★
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- 33歳の男性。労作時の息切れと疲労感とを主訴に来院した。
- 2年前から同症状で入退院を繰り返している。意識は清明。脈拍96/分、整。血圧112/72mmHg。胸部聴診でIII音を聴取するが、心雑音は聴取しない。両肺野にラ音を聴取しない。顔面と下腿とに浮腫を認める。胸部エックス線写真での心胸郭比78%。
- 心カテーテル検査で左室拡張末期圧16mmHg。冠動脈に狭窄はなく、左室造影で左室駆出率は20%(基準60~80)、左室拡張末期容積は268ml/m2(基準54~89)。
- 治療薬として適切なのはどれか。
- (1) 利尿薬
- (2) カルシウム拮抗薬
- (3) α遮断薬
- (4) β遮断薬
- (5) アンジオテンシン変換酵素阻害薬
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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- 40歳の男性。文筆業。突然の呼吸困難と胸痛とのため救急車で搬送された。本日は一日中机に向かい原稿を書いていた。原稿が出来上がり椅子から立ち上がった直後に呼吸困難と胸痛とが出現した。身長156cm、体重85kg。脈拍120/分、整。血圧90/50mmHg。意識軽度混濁。顔面蒼白。血液所見:白血球2,500、血清FDP50μg/ml(基準10以下)、Dダイマー15.0μg/ml(基準1.0以下)。CK40単位(基準10~40)。CRP3.1mg/dl。胸部造影CTを以下に示す。この患者で認めるのはどれか。
- (1) 上行大動脈瘤
- (2) 下行大動脈解離
- (3) 肺動脈拡大
- (4) 肺動脈内造影欠損
- (5) 胸水貯留
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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