- 58歳の男性。3か月前から続く背部痛と左上腹部痛とを主訴に来院した。
- 20歳過ぎからアルコールを多飲している。
- 意識は清明。身長165cm、体重52kg。脈拍76/分、整。血圧112/78mmHg。腹部は平坦で、肝・脾は触知しない。背部の皮膚に異常を認めない。
- 血液所見:赤血球385万、Hb12.5g/dl、Ht36%、白血球5,800、血小板23万。
- 血清生化学所見:空腹時血糖112mg/dl、総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.3g/dl、総ビリルビン0.7mg/dl、AST23単位(基準40以下)、ALT18単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ295単位(基準260以下)、γ-GTP120単位(基準8~50)、血清アミラーゼ232単位(基準37~160)。CA19-9 32U/ml(基準37以下)。
- この疾患でみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 29歳の男性。手足のしびれ感と労作時の疲労感とを主訴に来院した。
- 20歳ころ健康診断で血清Caの低値とPの高値とを指摘されたが、自覚症状なく放置していた。最近になって、手足のしびれ感、労作時の疲労感および頭痛が現れた。
- 身長170cm、体重80kg。脈拍80/分、整。血圧130/80mmHg。Trousseau徴候陽性。血清生化学所見:Na142mEq/l、K4.0mEq/l、Ca5.8mg/dl、P6.0mg/dl。その他の一般検査所見に異常を認めない。
- 確定診断のために有用な検査はどれか。
[正答]
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[★]
- 72歳の男性。38℃台の発熱、咳嗽および喀痰を訴えて来院した。呼吸数20/分。脈拍104/分、整。血圧146/88mmHg。右肺にcoarse cracklesを聴取する。胸部エックス線写真で右上肺野に浸潤影を認めた。
- 喀痰のGram染色標本を以下に示す。
- 最も適切な注射用抗菌薬はどれか。
[正答]
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