- 78歳の男性。腹部の激痛を主訴に救急車で午後7時に搬入された。2日前に2回嘔吐し食思不振となった。その後下痢があり、本日午後4時ころ突然腹痛が出現した。いったんは寛解したが、30分位で再び痛みを覚え次第に増強、激痛が続いている。意識は清明。身長168cm、体重62kg。体温37.3℃。脈拍124/分、整。血圧88/52mmHg。眼瞼結膜に貧血はなく、眼球結膜に黄疸を認めない。腹部は平坦、軟で、臍周囲に圧痛があるが、筋性防御はない。腸雑音は聴取されず、腸管壊死を疑った。考えられる検査所見はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 26歳の男性。自家用車の自損事故で腹部にハンドル外傷を受け、救急車で搬入された。意識は清明。呼吸数18/分。脈拍116/分、整。血圧102/76mmHg。顔面は蒼白である。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄疸はない。胸部は視診、打聴診で異常を認めず、心窩部から右季肋部に打撲によると思われる皮下出血を認める。腹部は平坦であるが軽い圧痛を右季肋部に認める。血液所見:Hb10.5g/dl、白血球9,800。まず行うべき検査はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 42歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。10か月前に胃全摘術を受けている。皮膚はやや乾燥し蒼白である。腹部は全体に膨隆し、上腹部正中に手術瘢痕を認める。10か月前に摘出された胃の標本の肉眼像、H-E染色標本および今回来院時の腹部単純CT、写真を以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
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