- 26歳の男性。自家用車の自損事故で腹部にハンドル外傷を受け、救急車で搬入された。意識は清明。呼吸数18/分。脈拍116/分、整。血圧102/76mmHg。顔面は蒼白である。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄疸はない。胸部は視診、打聴診で異常を認めず、心窩部から右季肋部に打撲によると思われる皮下出血を認める。腹部は平坦であるが軽い圧痛を右季肋部に認める。血液所見:Hb10.5g/dl、白血球9,800。まず行うべき検査はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 78歳の男性。腹部の激痛を主訴に救急車で午後7時に搬入された。2日前に2回嘔吐し食思不振となった。その後下痢があり、本日午後4時ころ突然腹痛が出現した。いったんは寛解したが、30分位で再び痛みを覚え次第に増強、激痛が続いている。意識は清明。身長168cm、体重62kg。体温37.3℃。脈拍124/分、整。血圧88/52mmHg。眼瞼結膜に貧血はなく、眼球結膜に黄疸を認めない。腹部は平坦、軟で、臍周囲に圧痛があるが、筋性防御はない。腸雑音は聴取されず、腸管壊死を疑った。考えられる検査所見はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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- 46歳の女性。貧血の精査を目的に紹介され来院した。2年前から両側手指・手背、肘および膝の関節痛と腫脹とがあり、関節リウマチと診断され治療を受けている。体格栄養は中等度。体温36.8℃。脈拍76/分、整。血圧124/76mmHg。眼瞼結膜は貧血様である。リンパ節腫大と肝脾腫とは認めない。血液所見:赤沈78mm/1時間、Hb7.8g/dl、MCV75μm3(基準83~93)、白血球7,800、血小板38万。血漿フィブリノゲン580mg/dl(基準200~400)。CRP6.5mg/dl(基準0.3以下)。
- この患者でみられる検査所見はどれか。
[正答]
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