- 56歳の男性。倦怠感と腹部膨満感とを訴えて来院した。6か月前から左上腹部の重圧態を自覚し、少量の摂食で満腹となるようになった。顔色は不良で、るいそうがある。右肋骨弓下に肝を4cm、左肋骨弓下に脾を5cm触知し、いずれも弾性硬で圧痛はない。血液所見:赤血球320万、Hb 9.5 g/dl、Ht31%、網赤血球13‰、白血球23,000(前骨髄球0.5%、好中性骨髄球3.0%、好中性後骨髄球3.5%、桿状核好中球13.0%、分葉核好中球55.0%、好酸球2.0%、好塩基球3.0%、単球4.0%、リンパ球16.0%、赤芽球5個/100白血球)、血小板57万。好中球アルカリホスファターゼスコア320(基準120~320)。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G032]←[国試_095]→[095G034]
★リンクテーブル★
[★]
- 21歳の女性。2週前から発熱をきたし、近医で解熱薬と抗菌薬との投与を受けたが軽快せず、昨日から紫斑が出現したため入院した。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球210万、Hb 6.8 g/dl、Ht23%、網赤血球25‰、白血球2,300(好中球23%、好酸球2%、単球5%、リンパ球67%、異型リンパ球3%)、血小板2.3万。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095G033]←[国試_095]→[095G035]
[★]
- 27歳の男性。3日前から急にめまいと疲労感とが増強したため来院した。2週前に感冒様症状をきたし、市販の総合感冒薬を服用した。母親が若いころ先天性溶血性貧血のため摘脾術を受けている。身体所見で高度の貧血と軽度の黄疸とを認める。血液所見:赤血球250万、Hb7.6 g/dl、Ht22%、網赤血球1‰、白血球7,800、血小板18万。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G031]←[国試_095]→[095G033]