- 英
- hump back, kyphosis, round back
- 関
- 後弯症、脊柱後弯症
WordNet
- an abnormal backward curve to the vertebral column (同)humpback, hunchback
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/28 22:00:31」(JST)
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猫背(ねこぜ、Kyphosis)は、座った猫の背中のように人間の背中が丸く内側へ反るようになる現象。
猫背の医学的表現[編集]
脊椎は本来、まっすぐな円柱状の形態をとってはおらず、生理的な弯曲を持っている。頚椎は前弯(脊椎は正確な円柱よりも前方にはみ出している、前方が弧で後方が弦のカーブ)、胸椎は後彎(脊椎は正確な円柱よりも後方にはみ出している、前方が弦で後方が弧のカーブ)、腰椎は再び前弯し、仙骨は後弯に相当するカーブを持っている(仙骨だけは成人では骨性に結合してひとつの骨になっているため、可動性がない)。
『猫背』はこのうち、胸椎の後弯が生理的な範囲よりも大きく曲がったものであり、円背ともよばれる。
猫背の弊害[編集]
ヒトの脊椎は生理的弯曲によって、重い頭部の荷重を一点に集中させることなく、分散させて支えている。つまり生理的弯曲によって安定した直立二足歩行が可能となる。猫背では胸椎後彎が本来の生理的弯曲の範囲を超えているため、頭部の荷重が適切に胸椎に負担されず、頭部の重心は胸椎の軸よりも前方に位置する。
この状態で頭部を安定させるために、僧帽筋や脊柱起立筋群に過剰な負荷がかかることとなる。僧帽筋に過剰な負荷がかかった結果の筋肉の過緊張や筋肉痛は、肩こりとして自覚されることになる。また、人体に最適ではない姿勢を筋力を用いて保っていることにより、起立を保ったり歩いたりすることで疲れやすくなる。
さらに、姿勢はその人を見る他者への印象にも大きな影響を与える。猫背の姿勢は、その人を見るものには落胆や自信のなさといった好ましくない印象を与えることがあり、この点も弊害といえる。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 高齢者の姿勢と歩行 (特集 姿勢と歩行 : 理学療法士の診るべきこと) -- (生理的変化か異常か適応か? 各病態における姿勢と歩行の解釈)
- 新しい脊柱後彎の定量的測定方法の提案 : 小型ジャイロセンサを用いた測定の再現性および妥当性の検討
- 植田 拓也,柴 喜崇,水野 公輔,佐藤 春彦,渡辺 修一郎
- 理学療法学 41(6), 331-337, 2014-10-20
- … 【目的】本研究の目的は小型ジャイロセンサを用いた脊柱後彎変形(以下,円背)の定量的測定の再現性および妥当性を検討することである。 … 円背測定は小型ジャイロセンサ内蔵の姿勢測定装置(以下,姿勢測定装置)を使用した脊柱後彎角度(Kyphosis angle),外的基準として円背の程度をKyphosis indexにて算出した。 …
- NAID 110009891182
- 円背高齢者に対する普通型車椅子でのシーティング : 対応とその他考慮すべき点をふまえて (特集 高齢者の車いす)
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- 家庭医学館 脊柱後弯症(円背/亀背)の用語解説 - [どんな病気か] いろいろな原因 によって、本来は腹部のほうに凸である脊柱(背骨(せぼね))が、後方に凸に変形して しまう(背中が丸(まる)くなる)病気の総称です。 姿勢の異常などによる機能的後弯は、 日常 ...
- 脊椎は本来、まっすぐな円柱状の形態をとってはおらず、生理的な弯曲を持っている。 頚椎は前弯(脊椎は正確な円柱よりも ... なっているため、可動性がない)。 『猫背』は このうち、胸椎の後弯が生理的な範囲よりも大きく曲がったものであり、円背ともよ ばれる。
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- 英
- gastroesophageal reflux disease GERD
- 関
- 酸逆流症、胃食道逆流症
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概念
- 胃内容物が食道側に逆流する現象により不快な症状や合併症を伴うもの
- 病態を示すので下位概念として逆流性食道炎などが存在する。
疫学
胃食道逆流症に含まれる疾患概念
- 胃食道逆流症 gastroesophageal reflux disease
- 逆流性食道炎(びらん性食道炎)。症状あり。内視鏡的食道炎あり
- 非びらん性胃食道逆流症(NERD) non erosive reflux disease。症状あり。内視鏡的食道炎なし
- 無症候性GERD(sGERD)(無症候性逆流性食道炎)。症状なし。内視鏡的食道炎あり
病態
- 胃酸分泌過多:Herycobacter pylori除菌後、Zollinger-Ellison症候群
- 食道クリアランス不全
症状
食道症状
食道外症状
分類
- 胃食道逆流症(GERD)の下位概念に以下のようなものがある
- 症状(+)、内視鏡異常(+):びらん性食道炎、逆流性食道炎
- 症状(+)、内視鏡異常(-):非びらん性胃食道逆流症, NERD
- 症状(-)、内視鏡異常(+):無症候性GERD
検査
- 重症度評価 → 改訂ロサンゼルス分類
- そのほかの食道疾患鑑別:好酸球性食道炎、[[アカラシア]
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治療
生活療法
- ファーラー位での臥床睡眠
- 禁煙
- 肥満治療(ダイエット)、
- 食後に前屈を回避
- 就寝前に食事をしない
- アルコールの回避
- 高脂肪食の回避
- 過食の回避
薬物療法
- プロトンポンプ阻害薬
- H2受容体阻害薬
- 消化管運動促進:モサプリド、六君子湯
- (カルシウム拮抗薬服用の場合)他剤への切り替え ← 平滑筋弛緩作用によりLES圧の低下を招く
手術療法
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- 英
- kyphosis、kyphotic
- 関
- 円背、後弯症、脊柱変形、モアレ法
[★]
- 関
- kyphosis、kyphotic
[★]
- 英
- swayback
- 関
- 脊柱彎曲、脊柱湾曲、脊柱湾曲症、脊柱弯曲症、脊柱弯曲