- 英
- malate dehydrogenase
- 同
- リンゴ酸酵素
- 関
- リンゴ酸脱水素酵素
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/18 08:36:17」(JST)
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リンゴ酸デヒドロゲナーゼ |
識別子 |
EC番号 |
1.1.1.37 |
CAS登録番号 |
9001-64-3 |
データベース |
IntEnz |
IntEnz view |
BRENDA |
BRENDA entry |
ExPASy |
NiceZyme view |
KEGG |
KEGG entry |
MetaCyc |
metabolic pathway |
PRIAM |
profile |
PDB構造 |
RCSB PDB PDBe PDBsum |
検索 |
PMC |
articles |
PubMed |
articles |
NCBI |
proteins |
|
リンゴ酸デヒドロゲナーゼまたはリンゴ酸脱水素酵素(malate dehydrogenase, MDH)は、クエン酸回路でリンゴ酸をオキサロ酢酸へ、またはその逆の化学反応を触媒する酸化還元酵素である。リンゴ酸脱水素酵素とリンゴ酸酵素(malic enzyme)は混同されやすいが、リンゴ酸酵素はリンゴ酸を脱炭酸してピルビン酸にする酸化還元酵素である。
- (S)-リンゴ酸 + NAD+ オキサロ酢酸 + NADH + H+
リンゴ酸デヒドロゲナーゼは糖新生にも関わっている。ミトコンドリア内ではピルビン酸カルボキシラーゼがピルビン酸に作用してオキサロ酢酸となりクエン酸回路の中間体となる。そして、オキサロ酢酸がミトコンドリアから出るためにリンゴ酸デヒドロゲナーゼによってリンゴ酸に還元される。ミトコンドリア外で再びリンゴ酸デヒドロゲナーゼによってオキサロ酢酸に酸化され、最終的にはホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)によってホスホエノールピルビン酸に変換される。
アイソザイム[編集]
ヒトや他の多くの哺乳動物は以下の2種のリンゴ酸デヒドロゲナーゼを持つ。
リンゴ酸デヒドロゲナーゼ1, NAD (水溶性) |
識別子 |
略号 |
MDH1 |
Entrez |
4190 |
HUGO |
6970 |
OMIM |
154200 |
RefSeq |
NM_005917 |
UniProt |
P40925 |
他のデータ |
EC番号 |
1.1.1.37 |
遺伝子座 |
Chr. 2 p23 |
|
リンゴ酸デヒドロゲナーゼ2, NAD (ミトコンドリア) |
識別子 |
略号 |
MDH2 |
Entrez |
4191 |
HUGO |
6971 |
OMIM |
154100 |
RefSeq |
NM_005918 |
UniProt |
P40926 |
他のデータ |
EC番号 |
1.1.1.37 |
遺伝子座 |
Chr. 7 cen-q22 |
|
参考文献[編集]
- Banaszak, LJ, Bradshaw RA (1975). “Malate dehydrogenase”. In Boyer PD. The Enzymes. 11 (3rd ed.). New York: Academic Press. pp. 369–396.
- Guha A, Englard S, Listowsky I (February 1968). “Beef heart malic dehydrogenases. VII. Reactivity of sulfhydryl groups and conformation of the supernatant enzyme”. J. Biol. Chem. 243 (3): 609–15. PMID 5637713.
- McReynolds MS, Kitto GB (February 1970). “Purification and properties of Drosophila malate dehydrogenases”. Biochim. Biophys. Acta 198 (2): 165–75. PMID 4313528.
- Wolfe RG, Nielands JB (July 1956). “Some molecular and kinetic properties of heart malic dehydrogenase”. J. Biol. Chem. 221 (1): 61–9. PMID 13345798.
外部リンク[編集]
- 糖新生の経路
- Malate dehydrogenase - the US National Library of Medicine Medical Subject Headings (MeSH)
代謝: クエン酸回路の酵素 |
|
回路 |
クエン酸シンターゼ(EC 2.3.3.1) - アコニット酸ヒドラターゼ(EC 4.2.1.3) - イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(EC 1.1.1.41, EC 1.1.1.42) - オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ (スクシニル基転位)(EC 1.2.4.2) - スクシニルCoAシンターゼ(EC 6.2.1.4, EC 6.2.1.5) - コハク酸デヒドロゲナーゼ (ユビキノン)(EC 1.3.5.1, EC 1.3.99.1) - フマル酸ヒドラターゼ(EC 4.2.1.2) - リンゴ酸デヒドロゲナーゼ(EC 1.1.1.37)
|
|
炭酸固定補充 |
ピルビン酸カルボキシラーゼ - アスパラギン酸トランスアミナーゼ - グルタミン酸デヒドロゲナーゼ - メチルマロニルCoAムターゼ - ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体
|
|
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 18.バクテリア由来リンゴ酸デヒドロゲナーゼの副次反応(第402回ビタミンB研究協議会研究発表要旨,ビタミンB研究委員会)
- 2K1330 Termus thermophilus 3-イソプロピルリンゴ酸デヒドロゲナーゼのS92残基のランダム化による低温適応化機構の解析(1.蛋白質(B)構造・機能相関,一般演題,日本生物物理学会第40回年会)
- フォールディング安定性の温度ジャンプ・ラウエ法による観測 (新世紀における蛋白質科学の進展) -- (第2部 蛋白質の構造・物性・進化)
Related Links
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- 色んな芸能・エンターテインメント・ニュース満載 『読めるモ』 ... リンゴ酸デヒドロゲナーゼまたはリンゴ酸脱水素酵素(malate dehydrogenase, MDH)は、クエン酸回路でリンゴ酸をオキサロ酢酸へ、またはその逆の化学反応を触媒する ...
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★リンクテーブル★
[★]
リンゴ酸脱水素酵素、リンゴ酸デヒドロゲナーゼ
[★]
- 英
- malate dehydrogenase
- 関
- リンゴ酸デヒドロゲナーゼ
[★]
- 英
- 3-isopropylmalate dehydrogenase
- 関
- 3-イソプロピルリンゴ酸脱水素酵素
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- malic
- 英
- malate malic acid
- 関
[★]
- 英
- hydro
- 関
- ハイドロ