テクネチウム大凝集人血清アルブミン(99mTc)
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- 詳細説明 : テクネチウム大凝集人血清アルブミン(9 9 m Tc)注射液(9 9 m Tc-MAA注射液)は、局所肺血流の診断を目的とする診断用放射性医薬品である。 肺血流の評価には、これ以外にもクリプトン-81mジェネレータが発売 ...
- 用法/用量 1.テクネチウム大凝集人血清アルブミン(99mTc)注射液の調製: 1).フリーザーより本剤を取り出し、10~20分間放置して室温に戻す。 2).放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ラングシンチTc-99m注
組成
- 1バイアル(2mL)中
テクネチウム大凝集人血清アルブミン(99mTc)(検定日時において) 185MBq
- 大凝集人血清アルブミン溶液 1.5mL
本剤の成分である大凝集人血清アルブミン溶液には人血清アルブミン(採血国:日本,献血)が使用されている。
添加物
添加物
添加物
添加物
禁忌
(1) 右心側から左心側への血管シャントのあるチアノーゼを呈する患者
(2) 肺血流に高度の抵抗がある患者(肺高血圧症,膠原病等)
[いずれも,症状が悪化するおそれがある。]
効能または効果
各種肺疾患並びに肺循環障害を併発する心疾患の肺血流分布異常部位の診断
- 本剤をよく振り混ぜた後,通常,成人には37〜185MBqを肘静脈内に注射し,注射直後から被検部をガンマカメラ又はスキャンナで撮像することにより肺シンチグラムをとる。
投与量は年齢,体重により適宜増減する。
薬効薬理
- 肘静脈内に投与された本剤は,右心内で血流と完全に混合された後,肺の毛細血管床に捕捉されて一過性の微小塞栓を生じ,その分布は肺局所血流量に比例する。
有効成分に関する理化学的知見
1.放射性核種の特性(99mTcとして)
- 物理的半減期:6.01時間
主γ線エネルギー:141keV(89.1%)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- albumin (Z), Alb ALB
- 関
- グロブリン、フィブリノーゲン、血清タンパク分画、アルブミン/グロブリン比, A/G
- (臨床検査)血清アルブミン、(輸血製剤)アルブミン製剤
概念
- 最も多い血漿タンパク質
- 69kDa
- pI=4.9なので、生体内では負に帯電。
- 半減期:15-20日
基準値
- 4.9-5.1g/dl(流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.12)
- HIM.Appendix
- Female : 4.1–5.3 g/dL
- Male : 4.0–5.0 g/L
QB
産生
- 組織:肝臓(hepatocyte)(15g/day)
- 調節:炎症性サイトカインの存在下で産生が抑制される
機能
- PT.234
薬理学
- albumin is a major carrier ofr acidic drugs (GOO.7)
- basic drug→α1-acid glycoprotein
臨床関連
[★]
- 英
- serum (Z), blood serum
- 血液を凝固させて生じた血餅を取り除いて得られる黄色い透明な液体 (SP.484)
- 血漿からフィブリノーゲンと凝固因子を取り除いたもの
関連
検査
保存
[★]
- 英
- agglutination、aggregation、aggregate、agglutinate、clump、aggregate
- 関
- 凝集塊、凝集体、集合、集合体、凝集物、アグリゲート
[★]
- 英
- macro-aggregated human serum albumin
- 同
- 大凝集ヒト血清アルブミン
- 商
- テクネMAA
[★]
- 英
- technetium, Tc
- 関
- 99mテクネチウム