スルファジアジン銀
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/23 16:52:01」(JST)
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ゲーベン (Goeben)
- アウグスト・カール・フォン・ゲーベン - プロイセンの将軍。
- ゲーベン (巡洋戦艦) - ドイツの巡洋戦艦。1911年進水。
ゲーベン (Geben)
- ゲーベンクリームは、抗菌薬サルファ薬の一種であるスルファジアジン銀クリームの日本における商品名。
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 形成外科領域における皮膚腫瘍面MRSA感染に対するSilver Sulfadiazine(AgSD:ゲーベン^<【○!R】>クリーム)の臨床効果についての検討
- 吉田 哲憲,大浦 武彦,杉原 平樹,吉田 哲也,石川 隆夫,本間 賢一,小浦場 祥夫,木村 中,村住 昌彦
- The Japanese journal of antibiotics 50(1), 39-44, 1997-01-25
- NAID 10004899788
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- 【Material and Method】 自分の左肘部屈側を実験部位とし,ガムテープを30回連続で張って剥がし,角層損傷を行った。ここを二等分して尺側をゲーベン塗布,橈側を乾燥部位とし,一日に4~6回,実験部位を洗ってゲーベン塗布 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分(1g中)
添加物
- セタノール,ミリスチン酸イソプロピル,プロピレングリコール,メチルパラベン,ブチルパラベン,その他4成分
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
- 本剤の成分又はサルファ剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 新生児〔高ビリルビン血症を起こすおそれがある.〕
- 低出生体重児〔高ビリルビン血症を起こすおそれがある.〕
- 軽症熱傷(「重要な基本的注意」の項参照)
効能または効果
<適応菌種>
- 本剤に感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,緑膿菌,カンジダ属
<適応症>
- 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,びらん・潰瘍の二次感染
- 軽症熱傷には使用しないこと.(疼痛がみられることがある.「重要な基本的注意」の項参照)
- 1日1回,滅菌手袋などを用いて,創面を覆うに必要かつ十分な厚さ(約2〜3mm)に直接塗布する.
又は,ガーゼ等に同様の厚さにのばし,貼付し,包帯を行う.なお,第2日目以後の塗布に際しては,前日に塗布した本剤を清拭又は温水浴等で洗い落としたのち,新たに本剤を塗布すること.
慎重投与
(次の患者には慎重に使用すること)
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 光線過敏症の既往歴のある患者
- エリテマトーデスの患者〔エリテマトーデスにみられる白血球減少が悪化するおそれがある.〕
- グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠損症の患者〔溶血を惹起するおそれがある.〕
- 肝障害のある患者〔本剤の代謝が抑制され,副作用が強くあらわれるおそれがある.〕
- 腎障害のある患者〔本剤の代謝が抑制され,副作用が強くあらわれるおそれがある.〕
重大な副作用
汎血球減少(頻度不明)
- 汎血球減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと.
皮膚壊死(頻度不明)
間質性腎炎(頻度不明)
薬効薬理
抗菌作用13〜15)
- スルファジアジン銀は,黄色ブドウ球菌,レンサ球菌属などのグラム陽性菌,緑膿菌,エンテロバクタークロアカ,クレブシエラ属などのグラム陰性菌,カンジダ属などの真菌に対し抗菌力を示す.MICはいずれも100μg/mL以下であった.
作用機序16,17)
- スルファジアジン銀はSulfonamideの誘導体であるが,p-aminobenzoic acidによって競合的阻害を受けず,いわゆるサルファ剤とは異なる作用機序を有する.銀が細胞膜,細胞壁に作用して抗菌作用を発現すると考えられている.
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- スルファジアジン銀,Sulfadiazine Silver(JAN)
化学名
- Monosilver 4-amino-N-(pyrimidin-2-yl)benzenesulfonamidate
分子式
分子量
性状
- 白色〜微黄色の結晶性の粉末で,においはない.水,エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない.アンモニア試液に溶ける.光によって徐々に着色する.
融点
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