- ラ
- Arenaviridae
- 同
- アレナウイルス
- 関
- ウイルス
- アレナ科のウイルスの宿主は齧歯類(SMB.501)
- アレナ科ウイルスに感染している宿主は尿や唾液などの分泌物に持続的に高力価のウイルスを排出 (SMB.502)。
- ヒトは宿主から排出されるウイルスの含まれる体液や尿に接触して感染(SMB.502)。
WordNet
- a family of arborviruses carried by arthropods
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/07/24 11:58:31」(JST)
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アレナウイルス科(Family Arenaviridae)とはウイルスの分類における一科。一本鎖のアンビセンスRNA2分子をゲノムとするRNAウイルス。ビリオンは直径50~300nmであり、エンベロープを有する。ビリオン内に宿主由来のリボソームとRNAをもつ。宿主細胞の細胞質内で増殖し、細胞質内封入体を形成する。ビリオンを電子顕微鏡で観察すると、とりこまれリボソーム粒子が砂状に見えるのでラテン語の砂を意味する"arena"にちなんで命名された。
分類[編集]
- Genus Arenavirus
- ラッサウイルス(Lassa virus)
- タカリベウイルス(Tacaribe virus)
- ボリビア出血熱ウイルス(Bolivian hemorrhagic fever virus)=マチュポウイルス(Machupo virus)
- アルゼンチン出血熱ウイルス(Argentine hemorrhagic fever virus)=フニンウイルス(Junin virus)
- リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス(lymphocytic choriomeningitis virus;LCMV)
- Genus Deltavirus
- D型肝炎ウイルス(hepatitis delta virus)
関連項目[編集]
- アルゼンチン出血熱
- ボリビア出血熱
- ラッサ熱
- リンパ球性脈絡髄膜炎
参考文献[編集]
- 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198
- 原澤亮 「動物ウイルスの新しい分類(2005)」 『獣医畜産新報』 58号 921-931頁 2005年
ウイルスの分類(ボルティモア分類) |
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DNA |
I: 2本鎖DNAウイルス (dsDNA) |
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カウドウイルス目
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マイオウイルス科 - サイフォウイルス科 - ポドウイルス科
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有エンベロープ: ヘルペスウイルス科 - ポックスウイルス科 無エンベロープ: アデノウイルス科 - パピローマウイルス科 - ポリオーマウイルス科
未分類: アスコウイルス科 - アスファウイルス科 - バキュロウイルス科 - コッコリスウイルス科 - コルチコウイルス科 - フセロウイルス科 - グッタウイルス科 - イリドウイルス科 - リポスリクスウイルス科 - ニマウイルス科 - フィコドナウイルス科 - プラズマウイルス科 - ルディウイルス科 - テクティウイルス科
|
|
|
|
II: 1本鎖DNAウイルス (ssDNA) |
|
有エンベロープ: パルボウイルス科(パルボウイルスB19)
未分類: サーコウイルス科 - ジェミニウイルス科 - イノウイルス科 - ミクロウイルス科 - ナノウイルス科
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RNA |
III: 2本鎖RNAウイルス (dsRNA) |
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レオウイルス科(ロタウイルス) - ビルナウイルス科 - クリソウイルス科 - シストウイルス科 - ハイポウイルス科 - パルティティウイルス科 - トティウイルス科
|
|
|
IV: 1本鎖RNA+鎖 ((+)ssRNA) |
|
ニドウイルス目
|
コロナウイルス科 - アルテリウイルス科 - ロニウイルス科
|
|
トガウイルス科(風疹ウイルス) - フラビウイルス科 - ピコルナウイルス科(エンテロウイルス, ライノウイルス) - カリシウイルス科 - アストロウイルス科 - へペウイルス科 - バルナウイルス科 - ブロモウイルス科 - カルシウイルス科 - クロステロウイルス科 - コモウイルス科 - ディシストロウイルス科 - フレキシウイルス科 - レビウイルス科 - ルテオウイルス科 - マルナウイルス科 - ナルナウイルス科 - ノダウイルス科 - ポティウイルス科 - セキウイルス科 - テトラウイルス科 - トンブスウイルス科 - ティモウイルス科
|
|
|
|
V: 1本鎖RNA-鎖 ((−)ssRNA) |
|
モノネガウイルス目
|
パラミクソウイルス科 - ラブドウイルス科 - フィロウイルス科 - ボルナウイルス科
|
|
オルトミクソウイルス科 - アレナウイルス科 - ブニヤウイルス科
|
|
|
|
|
逆転写 |
VI: 1本鎖RNA逆転写ウイルス(ssRNA-RT) |
|
レトロウイルス科 - メタウイルス科 - シュードウイルス科
|
|
|
VII: 2本鎖DNA逆転写ウイルス (dsDNA-RT) |
|
ヘパドナウイルス科 - カリモウイルス科
|
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Related Links
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- 関
ウイルス学
*アレナウイルス科アレナウイルス属
病原体
潜伏期間
感染経路
- ネズミ(マストミス・ナタレンシス)の排泄物(尿・唾液)との接触感染、あるいは咬まれることによる直接感染。
疫学
症状
合併症
経過
治療
検査
予防
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- 英
- arenavirus
- 関
- ラッサ熱ウイルス
[★]
- 英
- family
- 関
- 家族、系統群、ファミリ、ファミリー