Japanese Journal
- 蛋白結合率の異なるセフェム系抗菌薬のビリルビンアルブミン複合体に対する結合阻害の検討 : Cefotaxime と Ceftriaxone における遊離ビリルビン濃度の比較
- 宮本 聡美
- 日本未熟児新生児学会雑誌 = Journal of Japan Society for Premature and Newborn Medicine 19(2), 59-65, 2007-06-10
- NAID 10019537970
- 黄疸の検査 (周産期医学必須知識 第6版) -- (Part5 新生児 検査・モニタリング)
Related Links
- 新生児期は生理的黄疸を認める時期であり,細菌感染症を 含め各種疾患により黄疸が増強することが知られている。ま た,新生児の核黄疸(ビリルビン脳症)発生機序は未だ明確に されていないが,アルブミンと結合していない遊離 ...
- ビリルビン(胆汁色素)の生成は脾臓における古い赤血球の破壊(溶血)に始 まります。赤血球の寿命は120日で脾臓のマクロファージに貪食されて破壊 されます。古い赤血球の認識は赤血球膜の抗原性の変化によって認識されると
- 臨床的意義 肝でグルクロン酸抱合を受けたビリルビン。総ビリルビンとともに、肝疾患の診断、黄疸の鑑別などに重要な検査。 ビリルビンは、ポルフィリン環の開環によって生じ、血清中の約70%以上は赤血球崩壊によるヘモグロビン ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bilirubin
- 同
- ヘマトイジン、類血素 hematoidin
- 関
- 黄疸
血清ビリルビンの由来
- 70-80%が網内系での老廃赤血球の破壊に由来、20-30%が骨髄での無効増血と肝臓での代謝回転の早いヘム由来のシャントビリルビンに由来。
- 70-75%が脾臓、肝臓などで老化赤血球に由来、10-20%が骨髄の無構造血、約10%が肝臓などのヘム蛋白に由来。1日に250-300mg生成される。
- 細網系由来:ヘモグロビンは細胞内秘計でヘムとグロビンに分解され、ヘムはヘムオキシゲナーゼにより開裂切断を受けてビリベル人となり、さらにビリベル人還元酵素の作用を受けて遊離型ビリルビンになる。遊離型ビリルビンは水溶性が低いため血中で血清アルブミンと結合して存在し、肝臓に運ばれてミクロソーム内のUDP-グルクロニダーゼにより、グルクロン酸抱合されて抱合型ビリルビンとなる。抱合型ビリルビンの大部分は胆道系を経て胆汁に排泄され、一部は血液中に漏れだし、尿中に排泄される。胆汁中の縫合ビリルビンは腸内に排泄され腸内細菌により還元されウロビリノゲン隣、大部分は便中に排泄される。一部のウロビリノゲンは小腸で再吸収されて血液中に移行し、大部分は肝臓で処理され胆汁に移行(腸肝循環)するが、一部は尿中に排泄される(LAB.563)。
基準値
血清ビリルビン
- 単位:1 μmol/L = 0.058 mg/dl
(流れが分かる臨床検査マニュアル上 p.13)
HIM.A-4
- total bilirubin: 5.1-22μmolL, 0.3-1.3 mg/dl
- direct bilirubin: 1.7-6.8μmolL, 0.1-0.4 mg/dl
- indirect bilirubin: 3.4-15.2μmolL, 0.2-0.9 mg/dl
ビリルビンの吸収波長
- ■~■
臨床関連
[★]
- 英
- release、liberation、release、liberate、disengage、free
- 関
- 解放、自由、取り除く、放出、無料、遊離型、離脱、含まない、自由にする、フリー、リリース
[★]
- 英
- bottle
- 関
- ビンづめ