ジフェニルピラリン
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- 1. 脳腱黄色腫症 cerebrotendinous xanthomatosis
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ハイスタミン注2mg
組成
- 本剤は、下記の成分を含有する無色澄明な注射剤で、ワンポイントカットの無色アンプルに充てんされている。
有効成分:ジフェニルピラリン塩酸塩
添加物:塩化ナトリウム
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障の患者
〔抗コリン作用により眼圧を上昇させるおそれがある。〕
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者
〔抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれるおそれがある。〕
効能または効果
- 皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、小児ストロフルス、薬疹、中毒疹)、じん麻疹、アレルギー性鼻炎、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽
- 通常成人1回1〜2管(ジフェニルピラリン塩酸塩として2〜4mg)を1日1〜2回皮下又は筋肉内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
頻度不明
- ショック(意識消失、血圧低下等)、アナフィラキシー様症状(発汗、嘔吐、顔面蒼白、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗ヒスタミン作用及び抗アセチルコリン作用
- 本薬は、モルモット摘出腸管を用いた実験でクロルフェニラミンと比べ、ほぼ同程度の抗ヒスタミン作用と50〜100倍強い抗アセチルコリン作用を示す。2)
有効成分に関する理化学的知見
一 般 名
- ジフェニルピラリン塩酸塩(Diphenylpyraline Hydrochloride)
化 学 名
- 4‐(diphenylmethoxy)‐1‐methylpiperidine hydrochloride
分 子 式
分 子 量
構 造 式
物理化学的性状
- ジフェニルピラリン塩酸塩は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。本品はメタノール又は酢酸(100)に極めて溶けやすく、水、エタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく、無水酢酸にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
融 点
★リンクテーブル★
[★]
ジフェニルピラリン。塩酸ジフェニルピラリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- diphenylpyraline
- 化
- テオクル酸ジフェニルピラリン diphenylpyraline teoclate、塩酸ジフェニルピラリン diphenylpyraline hydrochloride
- 商
- ハイスタミン、アギール、プロコン
- 関
- ピプリンヒドリネート
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関
[★]
- 英
- phenyl、Ph
- 関
- フェニール