ベンジルペニシリン
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Japanese Journal
- 腹壁への浸潤が疑われ, 画像検査が診断の契機となった肝放線菌症の1例
- 武藤 英知,一條 哲也,小林 倫子 [他],田中 直樹,梅村 武司,小松 通治,松本 晶博,吉澤 要,田中 榮司,上田 和彦,角谷 眞澄,清澤 研道
- 肝臓 = ACTA HEPATOLOGICA JAPONICA 48(11), 553-558, 2007-11-25
- … みられることから,膿瘍特に放線菌症の可能性が高いと判断し経皮的肝生検を施行した.組織学的に放線菌の菌塊を認めたため原発性肝放線菌症と確定診断した.ベンジルペニシリンベンザチン水和物(バイシリンG)120万単位/日の内服治療を開始,2カ月後には膿瘍ならびに体壁へ連続していた結節は縮小し,1年後には消失した.原発性肝放線菌症はまれな疾患であるが,画像所見で腹壁など周囲臓器への浸潤を認め …
- NAID 10020121506
- 44) 直視下僧帽弁交連切開術(OMC)後再狭窄予防に対するバイシリンの有用性(日本循環器学会 第79回近畿地方会)
- 筒井 崇,佐々木 靖之,上野 義記,池埜 かおり,蔦本 尚慶,高橋 正行,中村 保幸,三ッ浪 健一,木之下 正彦
- Japanese circulation journal 59(SupplementIV), 1038, 1996-02-20
- NAID 110002622069
- 乳牛カタール性乳房炎に対するバイシリン・ゾルの応用効果
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
バイシリンG顆粒40万単位
組成
有効成分の名称
含量
添加物
- クエン酸ナトリウム水和物、安息香酸ナトリウム、サッカリンナトリウム水和物、トウモロコシデンプン、赤色102号、精製白糖、香料、レシチン、トウィーン
禁忌
効能または効果
適応菌種
- ベンジルペニシリンに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、梅毒トレポネーマ
適応症
- リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、梅毒、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱、リウマチ熱の発症予防
- 通常、成人にはベンジルペニシリンベンザチン水和物として1回40万単位を1日2〜4回経口投与する。
梅毒に対しては、通常、成人1回40万単位を1日3〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
腎障害患者
- 高度の腎障害のある患者には、投与量・投与間隔の適切な調節をするなど慎重に投与すること。(「慎重投与」の項参照)
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめること。
慎重投与
- セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギ-症状を起こしやすい体質を有する患者
- 高度の腎障害のある患者〔血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用すること。〕
重大な副作用
ショック(頻度不明)
- 初期症状として、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
溶血性貧血(頻度不明)
- 重篤な血液障害があらわれることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
間質性腎炎、急性腎不全(いずれも頻度不明)
- 重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
偽膜性大腸炎(頻度不明)
- 血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗菌作用
- 連鎖球菌、肺炎球菌に対し強い抗菌力を有する。1)〜3)また、梅毒トレポネーマに対しても強力に作用する。
作用機序
- 細菌の細胞壁合成を阻害することにより殺菌的に作用する。
※菌種名は承認申請資料に基づき記載している。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- benzylpenicillin、penicillin G、benzathine benzylpenicillin、benzylpenicillin potassium、benzylpenicillin benzathine hydrate
- ラ
- benzylpenicillinum
- 商
- バイシリン、バイシリンG、ピシバニール、ペニシリンGカリウム
- 関
- ペニシリンG penicillin G PCG、ベンジルペニシリンカリウム、ベンジルペニシリンベンザチン、ベンジルペニシリンベンザチン水和物
- ペニシリン
- 主としてグラム陽性菌に作用するもの
[★]
ベンジルペニシリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3