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- the peninsula in northern Europe occupied by Norway and Sweden (同)Scandinavian Peninsula
- a group of culturally related countries in northern Europe; Finland and Iceland are sometimes considered Scandinavian
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- (またNorthland)スカンジナビア半島(ノルウエー・スウェーデンがある半島) / スカンジナビア,北欧(ノルウェー・スウェーデン・デンマーク,時にアイスランド・フィンランドも含める)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/19 23:16:19」(JST)
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この項目では、ヨーロッパの地名について説明しています。豪華客船については「スカンジナビア (客船)」をご覧ください。 |
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スカンディナヴィア(英語: Scandinavia (スキャンダネイヴィア))は、ヨーロッパ北部のスカンディナヴィア半島周辺の地域。
目次
- 1 語源
- 2 範囲
- 3 歴史
- 4 特徴
- 5 言語
- 6 サーミ人地域
- 7 脚注
- 8 参考文献
- 9 関連項目
語源
スカンディナヴィアの語源は詳らかではないが、大プリニウスが『博物誌』にラテン語でスカディナヴィア(スカーディナウィア[1](Scadinavia[1])とも)と記述したのが文献に見える最古のものとされている。その名はスコーネ(Skaane)に由来していると考えられている[2]。 「Scandi-」が「Skåne」(スコーネ)を意味し、「-avia」はラテン語表記された言葉で「島」を意味する。古ノルド語ではScaneyであり、「-ey」が「島」を指す[3]。 またゲルマン人の故地として知られており、東ゴート王国の研究家ヨルダネス(英語版)が「ゴート人は海の向こうのスカンザ(Scandza)から来た」と伝えている[4]。
古ノルド語で「暗い島」とも言われる。「暗い」はskad, 「島」はaujo(da:ø, sv:ö, no:øy)[注釈 1]。針葉樹林の景色か、日照時間の短さから来ているものと言われている[要出典]。
範囲
最も厳密な定義によるスカンディナヴィアを構成する三君主国 (デンマーク、ノルウェー及びスウェーデン)
広義のスカンディナヴィア: 人口が主にスカンディナヴィア人の血筋を引くためアイスランド及びフェロー諸島、人口が民族的にスウェーデン人のためオーランド諸島、スウェーデン及びその少数民族との歴史的関連性のためフィンランド
ここに位置する国々をスカンディナヴィア諸国というが、歴史的な理由により次の三国を指す。
域外ではしばしばフィンランド、そしてしばしばアイスランドをも含むことがある。ドイツ語圏ではフィンランドを含み、英語圏ではそれに加えてアイスランドを含む。日本では英語圏の影響により、北欧諸国と同一視される。
歴史
詳細は「北欧史」を参照
スカンディナヴィア半島は、プトレマイオスの世界地図では当初、小さな島として描かれていた[3]。
長い間、前述の三国の領域が北欧の領域と同じであったが、ナポレオン戦争によりフィンランドがスウェーデン領からロシア領になった後、「北欧」に代わってこの三国を現す新しい呼び名が必要になり、「スカンディナヴィア」という単語がこの役割を担うこととなった。従ってフィンランドは本来は含まれない。今日、この三国はいずれも立憲君主制国家である。
19世紀には、北欧諸国を中心に汎スカンディナヴィア主義が高揚し、北欧の一体化を望む運動が、スウェーデンを中心に行われたが、すでに国民国家を築いていた北欧三国は、ドイツの様に統一する事はなく現在に至っている。
特徴
スカンディナヴィアの気象は東西でまったく異なる。半島を二分するスカンディナヴィア山脈を隔てて西部が温暖な地域である。一方、バルト海に面する東部は、冷涼とした気候である。このため、地政学上でもまったく東西で二分されている。スカンディナヴィア西部、ノルウェーとデンマークは古代より海洋国家であり、海との繋がりが深い。一方東部のスウェーデンは、陸との繋がりが深く、大陸国家を築いてきた。スウェーデンと繋がりが深いフィンランドでも同様である。地政学では、デンマークを海洋=帝国型、ノルウェーを海洋=属国型、スウェーデンを大陸=帝国型、フィンランドを大陸=属国型と分類する。
言語
- インド・ヨーロッパ語族
- ゲルマン語派
- 北ゲルマン語群
- デンマーク語(デンマーク)
- ブークモール語(ノルウェー)
- スウェーデン諸語
- アイスランド語(アイスランド)
- ニーノシュク語(ノルウェー)
- フェロー語
- ウラル語族
サーミ人地域
スカンディナヴィア半島北部には、少数民族としてサーミ人がいる。フィンランドなどを含めて北欧中心に半国家を形成している。これらの地域は、一般的に「ラップランド」と呼称されている。
- スウェーデン
- イェムトランド県
- ノールボッテン県
- ヴェステルボッテン県
- ノルウェー
- トロムス県
- ヌール・トロンデラーグ県
- ヌールラン県
- フィンマルク県
脚注
注釈
- ^ 『ゲルマーニア』(岩波文庫、1979年改訳)26頁の注釈によれば、「-avi-a」は北欧語で「湿地、島」を意味する語の古形「awio-」に関連するという。ドイツ語では「Aue」。
出典
- ^ a b 『ゲルマーニア』(タキトゥス著、泉井久之助訳注、岩波書店〈岩波文庫〉、1979年改訳、ISBN 978-4-00-334081-3)26頁で確認したカタカナ表記と綴り。
- ^ 百瀬ら 1998, pp. 3-4.
- ^ a b 梅田 2002, p. 229.
- ^ 百瀬ら 1998, p. 3.
参考文献
- 百瀬宏、熊野聰、村井誠人共同執筆 「序章 一つの世界としての『北欧』」『北欧史』 百瀬宏、熊野聰、村井誠人編、山川出版社〈新版 世界各国史 21〉、1998年8月。ISBN 978-4-634-41510-2。
- 梅田修 『地名で読むヨーロッパ』 講談社〈講談社現代新書 1592〉、2002年2月。ISBN 978-4-06-149592-0。
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、スカンディナヴィアに関連するメディアおよびカテゴリがあります。 |
- スカンディナヴィア半島
- スカンディナヴィア山脈
- フェノスカンジア
- スカンディナヴィア十字
- スカンジナビア航空
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Japanese Journal
- 欧州非干渉散乱(EISCAT)レーダーの大規模データ処理と可視化(宇宙科学情報解析論文誌 第一号)
- 小川 泰信,野澤 悟徳,Ingemar Haggstrom,大山 伸一郎,元場 哲郎,津田 卓雄,齋藤 昭則,宮下 幸長,田中 良昌,堀 智昭,上野 玄太,宮岡 宏,藤井 良一
- 宇宙航空研究開発機構研究開発報告 JAXA-RR-11-007, 83-89, 2012-03
- … 欧州5ヶ国及び中国との国際共同で現在進めている欧州非干渉散乱(EISCAT)プロジェクトでは,スカンジナビア半島北部及びスバールバル諸島に設置された複数のEISCATレーダーによって得られたデータを処理及び整備することを通じて,多岐にわたる超高層大気観測・研究を実施してきている.これまでに作成してきたEISCATデータベースは,電子密度や温度などの基本的な物理量を極域電離圏の広い高度範囲及び30年間の長期間に …
- NAID 110009103298
- 第12回スカンジナビア流体動力国際会議(SICFP'11)における技術研究の動向
- 五嶋 裕之
- フルードパワーシステム : 日本フルードパワーシステム学会誌 : journal of the Japan Fluid Power System Society 42(5), 296-297, 2011-09-15
- NAID 10029678036
Related Links
- SASスカンジナビア航空。スカンジナビアの旅行(デンマークのフライト、ノルウェーのフライト、スウェーデンのフライト)航空券や料金、各種キャンペーンのご案内 ... Scandinavian Airlines System Denmark – Norway – Sweden, reg. nr ...
- スカンジナビア航空の公式モバイルサイト。デンマーク、ノルウェー、スウェーデンのフライト情報、料金、各種キャンペーンのご案内
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- 英
- temporal arteritis, TA
- 同
- 巨細胞性動脈炎 giant-cell arteritis giant cell arteritis GCA、頭蓋動脈炎 cranial arteritis、ホートン症候群 Horton syndrome、ホートン動脈炎 Horton arteritis
- 関
- 虚血性視神経症。血管炎
概念
- 日本内科学会雑誌106巻10号
- 大型血管炎に分類される。
- 慢性肉芽腫性動脈炎
- 高齢者に好発
- 男女比4:7
- 例外なく50歳以上に発症し70歳代が最多。
- リウマチ性多発筋痛症に合併することが多い。
- 頭痛、側頭動脈の疼痛を主症状とし、発熱、筋肉痛、体重減少、貧血などの全身症状を伴う原因不明の血管炎。
- 特に側頭動脈の病変が主体で、大動脈やその分枝の病変も10~15%に認められる。
- 側頭動脈にしばしば巨細胞浸潤を認めることから、巨細胞性動脈炎(giant cell arteritis; GCA)、Horton(ホートン)動脈炎あるいは頭蓋動脈炎(cranial arteritis)とも呼ばれる。
- 頭痛、視力障害、側頭動脈の発赤・腫脹・疼痛・索状肥厚・拍動減少などがあり、側頭動脈の生検組織に巨細胞性動脈炎の所見が認められれば診断は確定する。
- 顎が咀嚼時などに疲労して痛む顎跛行は外上顎動脈の阻血症状であり本症に特徴的である。
- 視力障害は内頸動脈の分枝である毛様体動脈の障害により生じる。
疫学
- 年齢:65歳以上(CASES)。50歳以上にほぼ特異的(exclusively)(HIM.2126)
- 性別:女性>男性
- 人種:黒人には稀。南ヨーロッパでは少ないが、スカンジナビア(半島?)の人に多い。
- 50歳以上の発症率(annual incidence rates):6.9-32.8/10万人
- 合併:リウマチ性多発筋痛症と側頭動脈炎は合併しやすい
-
- HLA-DR4:家族内集積が見られた
- 側頭動脈炎とHLA-DRB1 locusが関連(特にHLA-DRB1*04)
病態生理
- 冒される血管:中程度から大きい動脈(全身の血管を冒すが、大動脈弓とその枝に多い)。例えば頚動脈の1~多枝(特に側頭動脈)。
- 側頭動脈が冒されるが、全身の中~大型の血管も冒されている。ただし症状は見られないことがある。(HIM.2126)
- 単核球が血管壁に浸入し巨細胞を形成 → 内膜が増殖、内弾性板の破壊 → 狭窄・閉塞&末梢組織の虚血
- (実験データに基づくと)側頭動脈炎は抗原の存在が原因 → Tリンパ球・マクロファージ、樹状細胞の活動により発症
- 血管壁に浸入したT細胞のTCRを遺伝的に解析すると、多様性が失われていたらしい → 血管壁になんらかの抗原が存在することを示唆(HIM.2126)
- 血管の外膜(CD4+ T細胞が活性化して一斉にマクロファージに分化するばしょ)が本疾患の発症機序の始まりである? (HIM.2126)
- 病変部に移動してきたT細胞は主にIL-2とIFN-γ(overt arteritisへの進展を伴うことを示唆)を産生する (HIM.2126)
症状
- 典型的な臨床像:50歳以上の患者で発熱、貧血、高ESR、頭痛(HIM.2126)
- その他:不定愁訴(malaise)、全身倦怠感(fatigue)、食欲不振、体重減少、多汗?(sweats)、関節痛、およびリウマチ性多発筋痛症の関連症状(HIM.2126)
- 頭痛:側頭動脈を冒されている患者では主要な症状。動脈の圧痛・結節を伴っていることがあり、病初期では拍動を触れるが後期には閉塞する。(HIM.2126)
- 頭皮痛・顎跛行・舌跛行も起こることがある。(HIM.2126)
- 眼 :未治療では虚血性視神経症により失明。ほとんどの患者では失明に先行して頭部の症状や眼に関連した症状が出現する。 (HIM.2126)
- その他(まれな?)の合併症:四肢の跛行、脳梗塞、心筋梗塞、内臓臓器の梗塞 (HIM.2126)
- 血管:大動脈瘤のリスク↑。病後期において大動脈解離とそれによる死亡につながる。
- リウマチ性多発筋痛症:近位筋の痛みと凝り(stiffness)。特に朝に著明。筋脱力のような症状が出るかもしれない(may simulate muscle weakness)(CASES)
- 側頭動脈炎 :冒された血管領域の激しい頭痛
- REU.212
- かすみ
- 一過性黒内障 amaurosis fugax
- 複視
- 失明
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12910568
|
発症時(%)
|
経過中(%)
|
発熱
|
25
|
33
|
体重減少
|
24
|
26
|
側頭部痛
|
58
|
80
|
脳梗塞
|
2
|
12
|
咬筋跛行
|
6
|
15
|
リウマチ性多発筋痛症
|
28
|
30
|
視力障害
|
32
|
44
|
虚血性視神経炎
|
17
|
21
|
失明
|
3
|
7
|
- uptodate
- 全身症状:発熱(1/2の患者で見られる。大抵微熱だが15%の例では39℃を超える)、倦怠感、体重減少
- 頭痛:2/3の症例で認められる。痛みがある部位は側頭部だけでなく、前頭部、後頭部、片側性、全般性いずれでもありうる。
- 顎跛行:1/2の症例で認められる。咀嚼時の下顎痛や咀嚼時の下顎疲労がありうる。
- 眼病変
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6205276/
検査
血液
一般
- 貧血(中等度)(CASES)。低色素~正色素の貧血(HIM.2126)
- 白血球:減少
生化学
- クレアチンキナーゼ:正常 ← 筋炎だったら上昇。筋逸脱酵素の上昇はみられない(HIM.2126)。
- 肝酵素:わずかに上昇(CASES)。肝機能の異常は通常みられ、特にALPが上昇(HIM.2126)。
免疫
炎症
- ESR:亢進(少なくとも40 mm/h)(CASES)
診断
- ESRの上昇やリウマチ性多発筋痛症様の症状の出現で側頭動脈炎を疑う(CASES)。
- 発熱 + 貧血 + 高ESR + 頭痛 + 50歳以上 + その他の症状(不定愁訴、疲労、食欲不振、体重減少、多汗、関節痛、±リウマチ性多発筋痛症の関連症状) (HIM.2126)
- 確定診断は側頭動脈生検 (HIM.2126)
- 確定診断のための生検は、「頭痛 + 側頭動脈炎疑い」で施行。
- →側頭動脈の生検(側頭動脈炎の病変は斑状(patchy)なので見つからないことも(CASES)。だけど確定診断になって治療方針が決まるから良いではないか)
- 病変は斑状に存在するので、3-5cmをまとめて生検した方が感度が上がる。
- 眼に症状が徴候が出ていたらすぐに生検をし、治療を遅らせるべきではない。糖質コルチコイド投与後14日後でも血管炎の存在を証明できる。糖質コルチコイドに対する反応性が良いことも診断のたすけとなる
鑑別診断「近位筋の筋力低下とこわばり」(CASES p.208)
- 多発筋炎、全身性血管炎、SLE、パーキンソン症候群、甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症、骨軟化症
治療
- できるだけすぐに。生検の結果が来る前にでも(CASES)
- ESRを指標としてtaperingさせる。2年程度の継続が必要。
合併症
- 失明:毛様体動脈への障害(→視神経炎)、中心網膜動脈の閉塞による
予後
- 生命予後は良好で、疾患がない人と変わりがない(REU.215)。
予防
参考
- 1. HIM.2126
- 2. [charged] Clinical manifestations of giant cell (temporal) arteritis - uptodate [1]
- 3. 難病情報
http://www.nanbyou.or.jp/upload_files/File/041-201704-kijyun.pdf
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