- 英
- galactosidase
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LacZ |
識別子 |
略号 |
GLB1 |
遺伝子コード |
ELNR1 |
Entrez |
2720 |
HUGO |
4298 |
OMIM |
230500 |
RefSeq |
NM_000404 |
UniProt |
P16278 |
他のデータ |
遺伝子座 |
Chr. 3 p22.3 |
β-ガラクトシダーゼ |
Penicillum sp 由来
|
識別子 |
EC番号 |
3.2.1.23 |
CAS登録番号 |
9031-11-2 |
データベース |
IntEnz |
IntEnz view |
BRENDA |
BRENDA entry |
ExPASy |
NiceZyme view |
KEGG |
KEGG entry |
MetaCyc |
metabolic pathway |
PRIAM |
profile |
PDB構造 |
RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum |
遺伝子オントロジー |
AmiGO / EGO |
検索 |
PMC |
articles |
PubMed |
articles |
NCBI |
proteins |
|
図2.ラクトースの開裂。D-ガラクトース(D-galactose)とD-グルコース(D-glucose)に分かれる。先頭のDはD体であることを示し、生体中の糖質は全てD体である。切断されるのは酸素を架けるβ-1,4結合。
lacZ(ラック・ゼット)は大腸菌のラクトースオペロンを構成する遺伝子の一つ。レポーター遺伝子の一つとして古くから使用されている。開始コドンから終止コドンまで約3 kbpの長さで、β-ガラクトシダーゼ(LacZ、β-ガラクトシデースとも)をコードする。β-ガラクトシダーゼはラクトースを分解する酵素で、分子量116 kDaである。四量体として機能し、ラクトースをグルコースとガラクトースに加水分解することで、大腸菌がラクトースを栄養源として使用することを可能とする。また、一部の反応では異性化酵素としてグリコシド交換反応によりラクトースの位置異性体、アロラクトース(1-6-O-β-ガラクトピラノシル-D-グルコース)を作る。このアロラクトースがラクトースオペロンの直接の誘導因子インデューサーとして機能する。
5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-β-D-ガラクトピラノシド (X-gal.) を基質とする反応では青色を呈する不溶性産物ができるため、β-ガラクトシダーゼ活性の指標として用いられる。
lacZΔM15(ωフラグメントをコードしている)はlacZの対立遺伝子の一つで、その産物はアミノ末端付近の11-41 アミノ酸配列を欠失する。この欠失蛋白質は二量体化できるが四量体化できないため、β-ガラクトシダーゼ活性を持たない。
lacZαはLacZタンパク質のアミノ末端 50 a.a.程度をコードする。この遺伝子産物はωフラグメントとヘテロ四量体を作ることにより機能を相補できる。 lacZ遺伝子全体を使用する場合と比べてより小さい断片で済むため、ブルーホワイトセレクションでベクター側に使用されるのはこのαフラグメントである。なお、その場合、宿主は野生型のlacZを欠損していて、lacZΔM15を保持している必要がある。
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- リソソーム病原因タンパク質β-ガラクトシダーゼの構造基盤
- 清水 敏之
- YAKUGAKU ZASSHI 133(5), 509-517, 2013
- GM1-gangliosidosis and Morquio B are rare lysosomal storage diseases associated with a neurodegenerative disorder or dwarfism and skeletal abnormalities, respectively. These diseases are caused by d …
- NAID 130003361944
- 唾液中のβガラクトシダーゼ活性は生理的口臭に作用する(平成23年度福岡歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容の要旨及び審査結果の要旨)
- 非還元末端N-アセチルグルコサミン糖鎖を特異的に認識するモノクローナル抗体(MAC-1)とエンドベータガラクトシダーゼC過剰発現マウスの解析
Related Links
- 栄養・生化学辞典 ガラクトシダーゼの用語解説 - ガラクトースどうしもしくはガラクトース と他の糖とのグリコシド結合を加水分解する酵素.広く生物界に存在する.加水分解する ,ガラクトースの1の位置のヒドロキシル基の配置によって,α- ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ミルラクト細粒50%
組成
成分・分量
- 1g中
β-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム):0.5g(5000単位)
添加物
禁忌
効能または効果
一次性乳糖不耐症
二次性乳糖不耐症
- 単一症候性下痢症、急性消化不良症、感冒性下痢症、白色便性下痢症、慢性下痢症、未熟児・新生児の下痢
- 経管栄養食、経口流動食等摂取時の乳糖不耐により生じる下痢等の改善
- 乳児の乳糖不耐により生じる消化不良の改善には、通常、1回0.25〜0.5g〔β-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)として0.125〜0.25g〕を少量の水又はお湯(50℃以上にならないこと)で溶解し、哺乳時に経口投与する。
- 経管栄養食、経口流動食等摂取時の乳糖不耐により生じる下痢等の改善には、通常、摂取乳糖量10gに対して1g〔β-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)として0.5g〕を食餌と共に投与する。症状により増減する。
- 本剤は50℃以上では酵素力価が低下するため、溶解温度に注意すること。
慎重投与
- 本人又は両親、兄弟に蕁麻疹、気管支喘息、他の薬剤に対する過敏症、食物アレルギー等のみられる患者
重大な副作用
ショック
0.1%未満
- ショック症状、四肢冷感、顔面蒼白、チアノーゼ、下痢、腹部膨満、嘔吐等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止すること。
なお、症状に応じて輸液、副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬理作用
乳糖分解能試験
- 調製ミルク、市販牛乳及び母乳にそれぞれの含有乳糖量の10%量のβ-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)を添加し、乳糖分解率を測定した。4)(in vitro)
- 至適pH4.5における37℃120分後、調製ミルク83.2%、市販牛乳87.3%であった。
- 酸性pH域における37℃120分後、調製ミルク、牛乳及び母乳共にpH3.0では80%以上、pH6.0ではそれぞれ66.3%、63.1%、51.1%を示した。
- イヌに牛乳と牛乳中の含有乳糖量の10%量のβ-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)を同時に経口投与し、胃内のpH値、残存酵素活性及び乳糖分解率を測定した。投与後の胃内pHは上昇し、約6.0となり、60分後では5.0以上を示した。60分後、残存酵素活性は90%以上、乳糖分解率は50%以上を示した。4)
- マウスに10%乳糖1mLとβ-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)0.125g/kg、0.25g/kg、0.5g/kg、1g/kgを同時に経口投与し、投与30、45、60分後に小腸内の残存乳糖量を測定した。投与量の増加と共に明らかな残存乳糖量の減少が認められ、β-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)の用量作用関係が明らかであった。5)
乳糖負荷試験
- 胃切除後の成人乳糖不耐症患者17例6),7)及び生後5ヵ月から26ヵ月の乳児の乳糖不耐症患者5例2)に乳糖とβ-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)を同時に経口投与した乳糖負荷試験において、乳糖の分解・吸収によると考えられる血中ブドウ糖値の有意な上昇が認められた。
作用機序
- 消化管内の乳糖に作用し、乳糖のβ-D-ガラクトシド結合を加水分解してブドウ糖とガラクトースを生成する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- β-ガラクトシダーゼ(ペニシリウム)[日局]
β-Galactosidase(Penicillium)
化学名
性状
- 白色〜微黄白色の結晶性の粉末又は粉末である。
水に混濁して溶け、エタノール(95)にほとんど溶けない。
吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- β-galactosidase, beta-galactosidase, beta-gal
- 同
- β-D-galactosidase
- 商
- オリザチーム、ガランターゼ、ラクチーム、カラシミーゼ、ミルラクト
- 関
- ガラクトシダーゼ、ラクターゼ、乳糖分解酵素
[★]
- 英
- β-galactosidase-neuraminidase deficiency, combind β-galactosidaseand neuraminidase deficiency
- 同
- ガラクトシアリドーシス galactosialidosis
- 関
- ガラクトシダーゼ ノイラミニダーゼ
[★]
- 英
- aspergillus galactosidase
- 関
- β-ガラクトシダーゼ、ガラクトシダーゼ
[★]
- 英
- alpha-galactosidase, α-galactosidase
- 関
- α-ガラクトシダーゼA
[★]
β-ガラクトシダーゼ
[★]
- 英
- fern
- 関
- シダ植物