β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)
- 関
- 健胃消化剤
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 6-アミノ-2-ヒドロキシピリジンのラクタム-ラクチム互変異性に関する分光学的研究
- 冬期乳幼児下痢症に対する乳糖分解酵素製剤(ラクチ-ム散)の臨床的検討
- 鈴木 茂,関口 辰夫,番匠 吉衛,具足 賢治
- 工業化学雑誌 74(3), 434-440, 1971
- … <BR>2)耐アルカリ性試験において, カセイアルカリ (5% NaOH) に接触すると, 未置換体はラクタム, ラクチム形互変異性に基づく色相の変化 (黄色→ 榿色) を示したが, しかしハロゲン置換体では色相の変化が僅少で, この異性現象が特に大きく現われなかった。 …
- NAID 130004279542
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- ラクチームとは。効果、副作用、使用上の注意。乳糖だけを分解して、吸収をよくする酵素剤です。 乳児は、乳糖を分解する酵素(乳糖分解酵素)が低下していたり、欠乏していると、乳糖の消化ができないために、消化不良や下痢を ...
- ラクチームはわかもとが製造販売するβ-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)です。効果効能は乳児の乳糖不耐により生ずる消化不良の改善/経管栄養食・経口流動食などの摂取時の乳糖不耐により生ずる下痢の改善。ラクチームを ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ラクチーム散50%
組成
成分・含量(1g中)
- β−ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)5,000単位を含有する。
添加物
禁忌
効能または効果
乳児の乳糖不耐により生ずる消化不良の改善
一次性乳糖不耐症
二次性乳糖不耐症
- 単一症候性下痢症、急性消化不良症、感冒性下痢症、白色便性下痢症、慢性下痢症、未熟児・新生児の下痢
- 通常、1回量0.25〜0.5gを哺乳時同時に経口投与する。
経管栄養食、経口流動食など摂取時の乳糖不耐により生ずる下痢などの改善
- 通常、摂取乳糖量10gに対して1gを食じとともに投与する。なお、症状により増減する。
慎重投与
- 本人又は両親、兄弟に蕁麻疹、気管支喘息、他の薬剤に対する過敏症、食物アレルギー等のみられる患者
重大な副作用
ショック
頻度不明
- ショック症状、四肢冷感、顔面蒼白、チアノーゼ、下痢、腹部膨満、嘔吐等の症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止すること。なお、症状に応じて輸液、副腎皮質ホルモン製剤の投与など適切な処置を行うこと。
薬効薬理
乳糖分解作用
- β−ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)は、乳糖のβ(1→4)結合に作用し、ガラクトースとグルコースに分解する。
乳糖分解力試験(in vitro)
- 乳糖水溶液又は乳糖含有経管栄養食を用いて本剤の乳糖分解力を検討した結果、それぞれ76.0〜82.5%(pH4.0〜6.0)又は71.0〜85.0%(pH3.5〜5.0)の乳糖が分解された7)8)。
乳糖の消化吸収試験(in vivo)
- ビーグル仔犬に本剤及び乳糖水和物を同時に経口投与し、グルコースの血中濃度を測定した結果、乳糖消化によるグルコースの吸収促進が認められた9)。
生物学的同等性試験
- 本剤又は標準製剤1gをクロスオーバー法によりビーグル犬に乳糖水和物4gと同時に1回経口投与後、経時的に血中グルコース濃度を測定した。各時点の血中グルコース濃度を同等性の指標とし、F検定にて統計解析を行った結果、両製剤間に有意差は認められなかった。以上の結果から、両剤の生物学的同等性が確認された9)。(表3参照)
- 血中濃度等のパラメータは、被験個体の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- β−ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)
(β-Galactosidase(Aspergillus))
性状
- 本品は白色〜淡黄色の粉末である。本品は水にわずかに混濁して溶け、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- β-galactosidase, beta-galactosidase, beta-gal
- 同
- β-D-galactosidase
- 商
- オリザチーム、ガランターゼ、ラクチーム、カラシミーゼ、ミルラクト
- 関
- ガラクトシダーゼ、ラクターゼ、乳糖分解酵素