β-ガラクトシダーゼ
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 308 ガランターゼによるアナフィラキシーショックの1例
- 松山 剛,澤 文博,細野 稔彦,鈴木 慎一郎,塚原 みどり,井上 清文,石原 千詠,小屋 二六
- アレルギー 45(2・3), 313, 1996-03-30
- NAID 110002418204
- 経管栄養時の乳糖不耐による下痢に対するS-2107の臨床評価--多施設二重盲検法によるガランタ-ゼ散との比較試験
- 塩田 重利 [他],杉原 一正,金田 敏郎,橋本 賢二,小川 暢也
- 日本口腔外科学会雑誌 29(7), 1346-1359, 1983
- NAID 130001358540
- 口腔外科手術後経管栄養時のβ-Galactosidase (ガランターゼ)投与の経験
Related Links
- ガランターゼとは。効果、副作用、使用上の注意。乳糖だけを分解して、吸収をよくする酵素剤です。 乳児は、乳糖を分解する酵素(乳糖分解酵素)が低下していたり、欠乏していると、乳糖の消化ができないために、消化不良や下痢 ...
- リライアブルジェネリックの田辺製薬販売のガランターゼ散50%製品詳細です。 HOME サイトマップ 文字サイズ HOME 医療関係者のみなさま 製剤情報 製剤情報一覧 ガランターゼ散50%(詳細) ガランターゼ散50% 基本情報 販売名 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ガランターゼ散50%
組成
有効成分(1g中)
- 日局 β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス) 0.5g(5,000単位)
添加物
- ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸ポリオキシル,D-マンニトール
禁忌
効能または効果
一次性乳糖不耐症
二次性乳糖不耐症
- 単一症候性下痢症,急性消化不良症,感冒性下痢症,白色便性下痢症,慢性下痢症,未熟児・新生児の下痢
- 経管栄養食,経口流動食など摂取時の乳糖不耐により生ずる下痢などの改善
- 乳児の乳糖不耐により生ずる消化不良の改善には,通常,1回0.25〜0.5g(β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)として0.125〜0.25g)を哺乳時同時に経口投与する.
- 経管栄養食,経口流動食など摂取時の乳糖不耐により生ずる下痢などの改善には,通常,摂取乳糖量10gに対して1g(β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)として0.5g)を食餌とともに投与する.
なお,症状により増減する.
慎重投与
- 本人又は両親,兄弟に蕁麻疹,気管支喘息,他の薬剤に対する過敏症,食物アレルギー等のみられる患者
重大な副作用
ショック(頻度不明)
- ショック症状,四肢冷感,顔面蒼白,チアノーゼ,下痢,腹部膨満,嘔吐等の症状があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には直ちに中止すること.なお,症状に応じて輸液,副腎皮質ホルモン製剤の投与など適切な処置を行うこと.
薬効薬理
胃内における乳糖分解力試験4)
- 15%市販ミルクにβ-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)0.5gを混合して感冒性下痢症の乳児2名に哺乳させ,直後より胃内容物を経時的に採取して胃内pH並びに乳糖分解率を測定したところ,胃内pHの変動にもかかわらず,120分でそれぞれ52%,73%の乳糖を分解した.
乳糖の消化吸収に及ぼす効果5,6)
- 一次性乳糖不耐症患児1名に乳糖負荷試験(LTT),乳糖・β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)負荷試験(LLTT)を実施し,最大血糖上昇値(負荷後最大血糖値−負荷前血糖値)を比較したところ,LTTで6mg/dL,LLTTで72.8mg/dLとLLTTで有意の血糖上昇がみられ,乳糖の消化吸収に対するβ-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)の効果を認めた.
- 胃切除患者5名にLTT,LLTTを実施し,最大血糖上昇値を比較したところ,LTTで12.4±4.2mg/dL,LLTTで56.0±7.8mg/dLとLLTTで有意の血糖上昇がみられ,乳糖の消化吸収に対するβ-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)の効果を認めた.
牛乳中の乳糖分解力試験7)
- 市販牛乳200mLにβ-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)0.5g,1.0gを加え,37℃で60分インキュベートし,乳糖分解率を測定したところ,pH4.0で,それぞれ83.8%,99.1%の乳糖分解率を示した.
経管栄養食中の乳糖分解力試験8)
- 乳糖含有の経管栄養食(1食分560g中,乳糖40g含有)にβ-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)4gを添加し,37℃で60分インキュベート後,乳糖分解率を測定したところ,pH4.0〜5.0付近で約65%の乳糖分解率を示した.
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- β-ガラクトシダーゼ(アスペルギルス),β-Galactosidase(Aspergillus)
化学名
性状
- 白色〜淡黄色の粉末である.水にわずかに混濁して溶け,エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない.
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- β-galactosidase, beta-galactosidase, beta-gal
- 同
- β-D-galactosidase
- 商
- オリザチーム、ガランターゼ、ラクチーム、カラシミーゼ、ミルラクト
- 関
- ガラクトシダーゼ、ラクターゼ、乳糖分解酵素