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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/06/10 18:48:51」(JST)
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テトラペプチド (Val-Gly-Ser-Ala):
緑で
N末端α-アミノ酸 (L-バリン)を、
青で
C末端α-アミノ酸 (L-アラニン)を示した。
N末端(Nまったん、別名:N終末端、NH2末端、アミノ末端、アミン末端)は、タンパク質またはポリペプチドにおいてフリーなアミノ基で終端している側の末端である。ペプチド配列を書くときはN末端は左に置き、NからC末端にかけて配列を書くのが慣例である。タンパク質がmRNAから翻訳されるときは、N末端から作られる。
化学
それぞれのアミノ酸はカルボキシル基とアミノ基を持っており、脱水縮合(Dehydration reaction)でアミノ基とカルボキシル基が次々繋がって鎖状を呈する。ポリペプチド鎖はその両末端に、カルボキシル基のC末端とアミノ基のN末端を持っている。
タンパク質がmRNAから翻訳されるときはN末端から作られる。翻訳の伸長部にあるtRNAにチャージされたアミノ酸のアミノ末端に別のアミノ酸のカルボキシル末端が結合して成長していく。開始コドンはメチオニンが暗合されており、多くのタンパク質配列の始まりはメチオニン(真正細菌はN-ホルミルメチオニン(fMet))である。しかし、いくつかのタンパク質は翻訳後修飾で修正されて、N末端のアミノ酸が異なるものになる可能性がある。
作用
N末端標的シグナル
N末端はタンパク質合成が行われるリボソーム上のタンパク質の最初の部分である。この部分はしばしば実行する標的シグナルの配列を含む。これは基本的に細胞内の郵便番号で、タンパク質は細胞内部の指定された位置に輸送される。標的シグナルは普通ペプチダーゼによる過程が達成された後切り離される。
- N末端シグナルペプチドはシグナル認識粒子(SRP) とタンパク質の標的である分泌経路の反応によって見分けられる。このタンパク質は真核生物では粗面小胞体で合成され、原核生物では細胞膜から輸出される。葉緑体でのシグナルペプチドの標的はチラコイドのタンパク質である。
- N末端のミトコンドリア標的ペプチド(mtTP)は、タンパク質をミトコンドリア内部に輸入される働きがあると考えられている。
- N末端葉緑体標的ペプチド(cpTP)は、タンパク質を葉緑体の内部に輸入される働きがあると考えられている。
N末端修飾
いくつかのタンパク質は、翻訳後修飾で修正されて細胞膜の固定装置に付加すると考えられ、タンパク質は膜貫通ドメインなしに細胞膜で結合される。タンパク質のN末端(またはC末端)は、次の経路で修正される。
- N末端にパルミトイル基(C16)が付加される。このN末端修飾シグナルは趣旨と一致する。
- N末端に脂肪酸が付加し、N-アシル化タンパク質になる。最も一般的な修飾はパルミトイル基の付加である。
タンパク質の一次構造と翻訳後修飾 |
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全般 |
タンパク質生合成 - ペプチド結合 - タンパク質分解 - ラセミ化
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N末端 |
アセチル化 - ホルミル化 - ミリストイル化 - ピログルタミン酸 - メチル化 - 糖化反応
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C末端 |
アミド化 - GPIアンカー - ユビキチン化 - SUMO化
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リシン |
メチル化 - アセチル化 - アシル化 - ヒドロキシル化 - ユビキチン化 - SUMO化 - デスモシン - ADPリボース化 - 脱アミノ(酸化的脱アミノ)
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システイン |
ジスルフィド結合 - プレニル化 - パルミトイル化
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セリン/トレオニン |
リン酸化 - グリコシル化
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チロシン |
リン酸化 - チロシン硫酸化 - ポルフィリン環結合 - リボフラビン結合
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アスパラギン |
脱アミド - グリコシル化
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アスパラギン酸 |
スクシンイミド形成 - リン酸化
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グルタミン |
アミノ基転移
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グルタミン酸 |
カルボキシル化 - ポリグルタミル化 - ポリグリシル化
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アルギニン |
シトルリン化 - メチル化
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プロリン |
ヒドロキシル化
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←アミノ酸
二次構造→
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Japanese Journal
- ELISAによる犬の血漿N末端プロ心房性ナトリウム利尿ペプチド濃度測定
- 西飯 直仁,髙島 諭,松原 達也 [他],小島 正章,星野 恵美,蜂巣 達之,北川 均
- 日本獣医師会雑誌 68(1), 68-72, 2015
- … 犬の血漿N末端プロ心房性ナトリウム利尿ペプチド(NT-proANP)濃度測定ELISAキットの測定精度を評価するとともに,正常犬23頭,僧帽弁閉鎖不全症(MR)の犬30頭,フィラリア症の犬4頭において血漿NT-proANP濃度を測定した.同時再現性及び日差再現性試験における変動係数はそれぞれ2.0~2.5%及び0.4~2.6%であり,添加回収試験での回収率は98~103%であった.希釈により良好な直線性が得られた.血漿NT-proANP濃度は,MRの …
- NAID 130004888073
- NT-proBNPによる川崎病免疫グロブリン不応例の予測
- 松井 紗智子,宇仁田 亮,森川 和彦 [他]
- 日本小児科学会雑誌 = The journal of the Japan Pediatric Society 118(11), 1617-1621, 2014-11
- NAID 40020272718
- 非ダウン症小児急性巨核芽球性白血病にみとめられた新規GATA1 インフレーム変異
- 王 汝南,金崎 里香,土岐 力,照井 君典,佐々木 伸也,工藤 耕,神尾 卓哉,佐藤 知彦,池田 史圭,荒木 亮,落合 英俊,伊藤 悦朗
- 弘前医学 65(2-4), 227-237, 2014-09-30
- … ダウン症児は巨核芽球性白血病(DS-AMKL)のリスクが高い.DS-AMKL ではほぼ全例でGATA1 遺伝子変異があり,N末端領域を欠くGATA1s だけが発現する.非ダウン症例 (non-DS-AMKL)にはこの変異は稀である.最近我々は,19例中1例のnon-DS-AMKL にインフレーム欠失を見出した.患児は出生時より白血球増多を認め,生後1 ヶ月時にAMKL と診断された.芽球の核型は46,XY であった.変異確認の際,第3 エクソンのスプライシン …
- NAID 120005496556
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- さらに、タンパク質にもRNAと同様に方向がある。 mRNAの5'側に相当するのがN末端 側、3'側に相当するのがC末端側じゃ。 詳しくは、下の図を見てくれたまえ。」 助手 「博士、どうしてN末端側とかC末端側という名前が ついたのです ...
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- アミノ末端、N末、N末端
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- amino terminal residue
- 同
- N末端 N-terminus
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- N-terminal domain、N-terminal region
- 関
- N末端ドメイン、N末領域、N末端部、N末端部分
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- N-terminal region、N-terminal portion
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- N末端領域、N末端部分
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- 肝線維化マーカー
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- N-terminal domain
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- N末端領域、N末領域
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- N-terminal region
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- N末端領域、N末端部
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- end、terminal、extremity、distal、terminally
- 関
- 終わる、終わり、遠位、遠位性、遠心性、きわみ、最後、四肢、終端、終末、終了、ターミナル、端、末期、目標、末端側
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- 英
- end、side、extremity、corner、brink
- 関
- 終わる、終わり、角、きわみ、四肢、終了、隅、側、側面、末端、面、目標、コーナー、サイド
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- number of experiment、sample size
- pの前の[n]はmと記載する。synptom→symptom
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ネオジム neodymium