- 82歳の女性。今朝、腹痛と腹部膨満感とが出現し来院した。大腸癌の手術のため自宅待機中であった。意識は清明。体温36.8℃。呼吸数14/分。脈拍96/分、整。血圧142/82mmHg。腹部は全体に膨隆し広範に軽度の圧痛を認める。腹部超音波写真と注腸造影写真とを以下に示す。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 81歳の女性。昼食後洗面器一杯の吐血があり救急車で搬入された。2か月前から腰痛のため非ステロイド性抗炎症薬を投与されていた。4日前から心窩部痛を訴えていた。意識は清明。脈拍96/分、整。血圧100/60mmHg。皮膚は蒼白で冷たい。眼瞼結膜は貧血様。心窩部に圧痛を認める。血液所見:赤血球270万、Hb8.4g/dl、Ht23%、白血球12,300。緊急上部消化管内視鏡検査の胃角部写真を以下に示す。
- 適切でない対応はどれか。
- a. 非ステロイド性抗炎症薬中止
- b. 制酸薬投与
- c. 輸液
- d. 露出血管のクリッピング
- e. 胃全摘
[正答]
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[★]
- 28歳の男性。3か月前から腹痛と下痢とを繰り返すため来院した。1か月前に他院を受診し検査を受けたが、血液所見、血清生化学所見および上部消化管造影検査はいずれも異常ないと言われた。
- 鑑別診断のため確認が重要な症状はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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- 英
- (国試)target sign
- 関
- 腸重積
概念
- 超音波エコーによる所見:腸重積、中心壊死を伴う腫瘍
- 注腸造影による所見:例えば、大腸腺腫 (SRA.447)
- CTによる所見:腸重積
腸重積
- 腸管壁が低エコー、腸管ガスの高エコーが認められる。同心円状の像が認められる
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- 上行結腸に高吸収域と低吸収域が交互に連なる所見が見られる
腫瘍