- 42歳の男性。1か月前に突然出現した口渇、多飲および多尿を主訴に来院した。尿量は1日7.5lで、冷水を好んで飲み、夜間も排尿のために5、6回起きる。頭痛と視野障害とはない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血清生化学所見:総蛋白7.6g/dl、アルブミン4.1g/dl、尿素窒素8mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸4.5mg/dl。血清浸透圧290mOsm/l(基準275~288)。診断に有用な検査はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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[★]
- 3歳の女児。今朝から立てないことを主訴に来院した。2週前水痘に罹患し、痂皮形成がみられる。昨日は歩行時にふらついていた。意識は清明。身長96cm、体重14.2kg。発音が不明瞭である。両方向性の水平眼振を認める。聴診で胸部に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触れない。項部硬直は認めない。指指試験、指鼻試験および腫膝試験は拙劣である。手指振戦を認める。膝蓋腱反射は正常で、Babinski徴候は陰性である。筋緊張はやや低下しているが、筋力低下はない。血液所見:赤血球452万、Hb13.6g/dl、Ht38%、白血球6,200。CRP0.2mg/dl(基準0.3以下)。脳脊髄液所見:初圧120mmH2O、細胞数0/mm3、蛋白17mg/dl(基準15~45)、糖58mg/dl(基準50~75)。
- a. 急速に軽快する。
- b. 徐々に軽快する。
- c. 症状は持続する。
- d. 徐々に悪化する。
- e. 急速に悪化する。
[正答]
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[★]
- 49歳の男性。高カルシウム血症のため入院した。1か月前から食欲不振と全身倦怠感とが強くなったため近医を受診し、血清Ca16.7mg/dl、血清PI.8mg/dlが判明した。入院後、血清生化学検査でPTH1,500pg/ml(基準10~60)、超音波検査で甲状腺右下極に直径1.5cmの腫瘤が描出された。入院後2日目から意識障害が出現し、時間・場所・人に対する見当識が失われている。血清Caは17.5mg/dlこ上昇していた。まず行う治療として適切でないのはどれか。
[正答]
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