- 3歳の男児。血便を主訴に来院した。腹痛はない。顔色はやや不良である。胸骨左縁第2肋間に2/6度の収縮期雑音を聴取する。腹部は平坦、軟で、圧痛はない。腸雑音は正常である。肝を右肋骨弓下に2cm触知する。血液所見:赤血球268万、Hb6.9g/dl、Ht20%、白血球6,500、血小板28万。99Tc-pertechnetateシンチグラムを以下に示す。この疾患で正しいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 72歳の女性。腹痛と下血とを主訴に来院した。昨日昼ころから腹痛と下痢とが出現した。下痢は止痢薬で止まったが、夕方から下血が始まった。意識は清明。体温37℃。脈拍96/分、整。血圧122/74mmHg。臍上部に圧痛を認める。血液所見:赤血球465万、Hb14.2g/dl、Ht42%、白血球11,800、血小板22万。CRP3.9mg/dl(基準0.3以下)。大腸内視鏡検査でS状結腸に限局する病変を認めた。病変部の写真を以下に示す。
- a. 経過観察
- b. 解熱鎮痛薬投与
- c. 抗プラスミン薬投与
- d. スルファサラジン投与
- e. 副腎皮質ステロイド薬投与
[正答]
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[★]
- 55歳の男性。嚥下障害を主訴に来院した。3か月前から食事の時につかえる感じが出現し、1か月前から固型物のつかえ感が顕在化してきた。水を大量に飲んで流しこむ状態で、この3か月で体重が5kg減少した。横臥すると数時間前に食べたものが口腔内に逆流してくる。逆流内容物は食物残渣のみで、血液の混入はなく、酸味もない。食道造影写真を以下に示す。
[正答]
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[★]
- 英
- Meckel diverticulum,Meckel's diverticulum
- ラ
- diverticulum ilei
- 同
- Meckel憩室、先天性臍腸管憩室、臍腸管憩室
- 関
- [[]]
- 同
- Meckel憩室
概念
- it occurs in about 2% of children, occurs within approximately 2 feet of the ileocecal valve, contains 2 types of ectopic mucosa (gastric and pancreatic), and its symptoms usually occur by age.
- 腸間膜対側にできる胎生期の卵黄腸管の遺残による小腸憩室。
- 真性憩室である。
病因
疫学
病変形成
症状
診断
放射核医学
検査
治療
国試