- 25歳の女性。頭痛を訴えて来院した。身長151cm、体重48kg。脈拍80/分、整。血圧220/130mmHg、左右差はない。心雑音や肺のラ音は聴取しない。血管雑音を頚部には聴取しないが、心窩部に聴取する。下腿に浮腫はない。尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血(-)。血清生化学所見:尿素窒素20mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl、Na145mEq/l、K3.5mEq/l、Cl102mEq/l、アルドステロン24ng/dl(基準5~10)、血漿レニン性6.0ng/ml/時間(基準1.2~2.5)。腹部大動脈造影写真と選択的右腎動脈造影写真とを以下に示す。正しい診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A021]←[国試_097]→[097A023]
★リンクテーブル★
[★]
- 53歳の男性。易疲労感、腹部膨満感および下肢の浮腫を主訴に来院した。頸静脈の怒張を認める。右肋骨弓下に肝を4cm触知し、肝の圧迫により頸静脈の怒張が顕著となる。胸部エックス線写真側面像と心臓カテーテル検査での右室圧曲線とを以下に示す。
- a. 病因としてウイルス性が多い。
- b. II音の固定性分裂を聴取する。
- c. 前胸部で心膜ノック音を聴取する。
- d. 心エコー検査で左室収縮不全を認める。
- e. 右室拡張期圧は正常である。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A020]←[国試_097]→[097A022]
[★]
- 55歳の男性。嚥下障害を主訴に来院した。3か月前から食事の時につかえる感じが出現し、1か月前から固型物のつかえ感が顕在化してきた。水を大量に飲んで流しこむ状態で、この3か月で体重が5kg減少した。横臥すると数時間前に食べたものが口腔内に逆流してくる。逆流内容物は食物残渣のみで、血液の混入はなく、酸味もない。食道造影写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A022]←[国試_097]→[097A024]