- 65歳の女性。2か月前から全身疲労感、咳嗽、息切れ及び顔面のむくみがあり来院した。
- 20歳時に肺結核で治療を受けたが、その後は健康であった。
- 身長154cm、体重50kg。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。血圧146/84mmHg。心雑音はなく、両側背部に軽度のfine crackles(捻髪音)を聴取する。腹部に異常所見はない。
- 入院時の胸部エックス線写真、胸部造影CT及び経気管支肺生検H-E染色標本を以下に示す。
- この患者で異常値を示す可能性の最も高いのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 56歳の女性。心窩部痛と黒色便とを主訴に来院した。45歳ころから胸やけと心窩部痛とを繰り返し、胃酸過多と診断されて抗潰瘍薬を内服していた。しかし、消化器症状は軽快せず、下血が止らないため2か月前胃亜全摘術を受けた。昨夜再び黒色便が出現して入院した。身長156 cm、体重45kg。脈拍96/分、整。血圧102/70 mmHg。 眼瞼結膜に貧血を認め、上腹部に圧痛を認める。緊急内視鏡検査で十二指腸下行脚に新鮮な出血を認める。血清ガストリン値2,200pg/ml(基準20~160)。診断確定に有用な検査はどれか。
[正答]
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- 3歳の男児。夜半から呼吸困難が出現したため、母親に抱かれて来院した。生来健康であったが、半年前から風邪をひくとゼーゼーしやすくなった。1年前から、ネコを飼うようになった。父親はアレルギー性鼻炎に罹患している。この患児の胸部診察所見でみられないのはどれか。
- a. 呼気の延長
- b. 吸気の延長
- c. 呼吸音の減弱
- d. 笛様音(wheezes)
- e. いびき様音(rhonchi)
[正答]
※国試ナビ4※ [096I027]←[国試_096]→[096I029]