- 56歳の女性。心窩部痛と黒色便とを主訴に来院した。45歳ころから胸やけと心窩部痛とを繰り返し、胃酸過多と診断されて抗潰瘍薬を内服していた。しかし、消化器症状は軽快せず、下血が止らないため2か月前胃亜全摘術を受けた。昨夜再び黒色便が出現して入院した。身長156 cm、体重45kg。脈拍96/分、整。血圧102/70 mmHg。 眼瞼結膜に貧血を認め、上腹部に圧痛を認める。緊急内視鏡検査で十二指腸下行脚に新鮮な出血を認める。血清ガストリン値2,200pg/ml(基準20~160)。診断確定に有用な検査はどれか。
[正答]
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[★]
- 18歳の女子。感冒症状がありセフェム系抗菌薬を内服して間もなく口内異常感と喉頭部不快感とを自覚し、口唇と顔面とにじんま疹様の発疹が出現したため来院した。意識は清明。身長158cm、体重42 kg。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧102/64mmHg。心雑音はない。胸部にラ音を聴取しない。腹部は平坦、軟。尿蛋白(-)。血液所見:赤血球420万、白血球5,600。血清生化学所見:総蛋白7.6g/dl、尿素窒素16 mg/dl、総コレステロール180mg/dl。病因の同定に有用な検査はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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- 65歳の女性。2か月前から全身疲労感、咳嗽、息切れ及び顔面のむくみがあり来院した。
- 20歳時に肺結核で治療を受けたが、その後は健康であった。
- 身長154cm、体重50kg。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。血圧146/84mmHg。心雑音はなく、両側背部に軽度のfine crackles(捻髪音)を聴取する。腹部に異常所見はない。
- 入院時の胸部エックス線写真、胸部造影CT及び経気管支肺生検H-E染色標本を以下に示す。
- この患者で異常値を示す可能性の最も高いのはどれか。
[正答]
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