- 78歳の男性。上腹部から前胸部にかけての重圧感を訴えて、無床診療所を独歩で受診した。同症状は6時間前から出現し、冷汗を伴い、和らぐことなく続いた。胸部の聴診ではcoarse crackles (水泡音)を聴取する。心電図で、I、V1及びV4、6誘導にSTの上昇を認めたため、直ちに救急処置を行った。引き続いて行う対応で最も緊急度の低いのはどれか。
- a. 転送先の手配
- b. 家族への連絡
- c. 紹介状の作成
- d. 診断書の作成
- e. 救急隊への搬送要請
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 56歳の男性。町の健康診断で高血圧を指摘され来院した。特に自覚症状はない。入院歴はない。喫煙は20歳から1日30本である。飲酒も20歳から始め、この15年間は1日ビール大ビン1本と日本酒2合とを飲む。血圧140/88mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血清生化学所見:空腹時血糖123 mg/dl、総コレステロール218mg/dl、γ-GTP100単位(基準8~50)。
- この患者への対応で誤っているのはどれか。
- a. 自宅安静が必要であることを説明する。
- b. 経過観察が必要であることを説明する。
- c. 節酒指導を行う。
- d. 禁煙指導を行う。
- e. ブドウ糖負荷試験を予約する。
[正答]
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[★]
- 23歳の女性。1か月前から頭部、肩および上腕の痛みとしびれとを自覚し、増悪したため来院した。1年前からワープロによる文書作成に従事している。身長155cm。体重45kg。脈拍74/分、整。血圧100/64mmHg。手指の感覚障害はなく、神経学的診察で特に異常を認めない。この患者への適切な対応はどれか。
- a. 作業条件の改善
- b. 副腎皮質ステロイド薬投与
- c. 頚椎装具装着
- d. 神経ブロック
- e. 手術療法
[正答]
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