- 56歳の男性。町の健康診断で高血圧を指摘され来院した。特に自覚症状はない。入院歴はない。喫煙は20歳から1日30本である。飲酒も20歳から始め、この15年間は1日ビール大ビン1本と日本酒2合とを飲む。血圧140/88mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血清生化学所見:空腹時血糖123 mg/dl、総コレステロール218mg/dl、γ-GTP100単位(基準8~50)。
- この患者への対応で誤っているのはどれか。
- a. 自宅安静が必要であることを説明する。
- b. 経過観察が必要であることを説明する。
- c. 節酒指導を行う。
- d. 禁煙指導を行う。
- e. ブドウ糖負荷試験を予約する。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 65歳の女性。肝硬変と食道静脈瘤との治療のために入院中である。入院20日目、3度目の食道静脈瘤の硬化療法を受けたころから徐々に言葉数が減少し、ベッドから離れる回数も減り、笑顔もみられなくなってきた。しかし、肝硬変の状態回安定し、硬化療法の治療経過も順調である。この患者への対応で誤っているのはどれか。
- a. 現在の治療は順調であることをよく説明する。
- b. 患者の話をよく聞く。
- c. 抑うつ気分の有無を尋ねる。
- d. 希死念慮の有無について尋ねる。
- e. 病室への訪問回数を減らす,
[正答]
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[★]
- 78歳の男性。上腹部から前胸部にかけての重圧感を訴えて、無床診療所を独歩で受診した。同症状は6時間前から出現し、冷汗を伴い、和らぐことなく続いた。胸部の聴診ではcoarse crackles (水泡音)を聴取する。心電図で、I、V1及びV4、6誘導にSTの上昇を認めたため、直ちに救急処置を行った。引き続いて行う対応で最も緊急度の低いのはどれか。
- a. 転送先の手配
- b. 家族への連絡
- c. 紹介状の作成
- d. 診断書の作成
- e. 救急隊への搬送要請
[正答]
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