- 29歳の女性。1週前からの発熱と咳とを主訴に来院した。前医での胸部エックス線撮影で肺炎と診断され、セフェム系抗菌薬を4日間投与されたが解熱せず、肺野の浸潤影も悪化した。紹介状によれば喀痰培養では正常菌叢であった。体温39.2℃。呼吸数20/分。脈拍94/分、整。血圧106/64mmHg。血液所見:赤血球420万、白血球8,000。血清総蛋白7.0 g/dl。CRP7.0mg/dl(基準0.3以下)。可能性の高い起因菌はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 10歳の男児。発熱、悪心および嘔吐を主訴に来院した。春休みに5日間東南アジアを家族と旅行し、帰国後も通常生活を送っていた。帰国後1か月ころから37~38℃の発熱が4日間続き、同時に全身倦怠感、食欲不振、悪心および嘔吐があり、褐色の濃い尿が出るようになった。眼球結膜は黄染し、腹部は平坦で右肋骨弓下に肝を3cm触知する。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 54歳の女性。早朝から腹痛、嘔吐および頻回の下痢が出現し来院した。一昨日夕食にすき焼きと生卵とを食べた。夫にも同様の症状がある。体温37.6℃。脈拍88/分、整。腹部全体に腸雑音の亢進がある。血液所見:赤血球395万、Hb 12. 9g/dl、Ht39%、白血球9,900、血小板26万。CRP5.2mg/dl(基準0.3以下)。最も考えられる起因菌はどれか。
[正答]
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