- 英
- drug resistance、drug-resistant
- 関
- 退薬性、薬剤耐性、薬物耐性
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/04 23:13:09」(JST)
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薬剤抵抗性(やくざいていこうせい)とは生物の集団に薬剤を使用することにより、抵抗性因子が淘汰により蓄積される現象のこと。薬剤耐性とも呼ばれる。
薬剤耐性と薬剤抵抗性は同義であるが、ヒトや動物の感染症の原因になる微生物や、がん細胞などの場合には、特に薬剤耐性と呼ばれることが多い。これらについては薬剤耐性の項を参照のこと。
農学の分野では、病害虫が殺虫剤に対する抵抗性を獲得する場合や、除草剤に対する抵抗性を植物が獲得する場合に用いられる。本項目では、この内容について解説する。
病害虫などの場合、薬剤抵抗性は以下の式(抵抗性比)で示される。
抵抗性比=抵抗性系統の半数致死薬量/感受性系統の半数致死薬量
なお別の概念として植物の病原菌などに対する「抵抗性」があり、これと区別するために「耐性」という用語も使われる。
複合抵抗性
複数の薬剤を同じ生物集団に用いることで、生物が複数の薬剤に対して抵抗性を得ること。
交差抵抗性
薬剤Aを使用することで、未使用の薬剤Bにも抵抗性を獲得すること。
負の交差抵抗性
薬剤Aの抵抗性を獲得することで、それまで持っていた薬剤Bへの抵抗性を失うこと。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 薬剤抵抗性冠攣縮性狭心症に対しニフェジピンが著効した1例
- 舟山 哲,宮下 武彦,加藤 重彦,佐々木 敏樹,渡邉 哲,久保田 功
- 日本心臓病学会誌 =Journal of cardiology. Japanese edition 5(2), 153-157, 2010-06-15
- NAID 10026916956
- 視床下部過誤腫の病態と治療(<特集>小児脳神経外科における新しい治療)
- 有田 和徳,時村 洋,花谷 亮典,菅田 真生,秋光 知英,飯田 幸治,杉山 一彦,栗栖 薫
- 脳神経外科ジャーナル 19(4), 296-303, 2010-04-20
- … MRIにおける形態上,視床下部過誤腫は,視床下部に侵入するintrahypothalamic typeと,有茎性あるいは広基性に視床下部に付着しているだけのparahypothalamic typeに大別される.前者はほぼ全例で笑い発作などの薬剤抵抗性のてんかんと知的障害を伴う.後者はてんかんを伴うことはまれで,非症候性のものも発見される.思春期早発症はともに5?6割に認められる.視床下部過誤腫に伴うてんかんの起源が過誤腫自身にあることについての …
- NAID 110007621779
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- 薬剤耐性(やくざいたいせい、あるいは単に耐性、drug resistance)とは、生物が、 自分に対して何らかの作用を持った薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない 、あるいは効きにくくなる現象のこと。薬剤抵抗性、薬物耐性とも呼ばれる。 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- drug resistance、drug tolerance, tolerance to drug
- 同
- 耐性 tolerance
- 関
- 退薬性、薬剤耐性、薬剤抵抗性
[★]
- 英
- drug resistance、drug tolerance
- 関
- 薬剤耐性、薬剤抵抗性、薬物耐性
[★]
- 英
- drug、agent、pharmaceutical preparation、medicine
- 関
- 薬物、薬、作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬物、代理人、医薬品、薬品
[★]
- 英
- resistance、resist、stand、withstand、resistant
- 関
- 位置、群落、静置、耐性、耐える、立つ、抵抗性、スタンド、抵抗力、台
[★]
- 英
- resistance、recalcitrance、resistant、refractory、resistive
- 関
- 耐性、抵抗、難治性、不応、不応性、抵抗力、難分解性