- 英
- mucosal protectant
- 関
- 粘膜庇護薬、粘膜保護剤、粘膜被覆薬
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/14 13:20:13」(JST)
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制酸薬(せいさんやく、Antacid)とは胃腸薬の一種で、胃酸を中和する医薬品である。制酸剤とも呼ばれる。胃内のpHを上昇させ胃粘膜を保護し、胸焼け(英: heartburn & acid indigestion)などの症状を軽減させる。
代表的な制酸薬[編集]
- アルギン酸ナトリウム
- 炭酸水素ナトリウム(重曹)
- 炭酸カルシウム
- 炭酸マグネシウム
- 水酸化アルミニウムゲル
- 酸化マグネシウム
- 水酸化アルミニウム、マグネシウム合剤(合成ヒドロタルサイト)
など
副作用[編集]
大きな副作用の頻度は少ない。胃粘膜保護作用があるために他の薬剤の吸収を妨げることがある。牛乳やカルシウムを含むサプリメントと併用するとミルクアルカリ症候群を起こし頭痛や吐き気、食欲不振を起こすことがある。炭酸飲料で飲むと中和作用が炭酸に対して使われてしまい、胃酸に対する効果が損なわれることがある。腸溶性の薬品は胃の酸性の状況下では吸収されないよう作られているが制酸薬と合わせて飲んだ場合は胃内がアルカリ性の傾向となるため、腸溶性薬品が腸まで到達しないことがある。アルミニウムが含まれる製剤は、腎機能が悪いと体内にアルミニウムが蓄積しアルミニウム脳症などを起こす危険性がある。
薬理学:医薬品の分類 |
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消化器/代謝(A) |
胃酸中和剤(制酸薬、H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害薬) • 制吐薬 • 瀉下薬 • 止瀉薬/止痢薬 • 抗肥満薬 • 経口血糖降下薬 • ビタミン • ミネラル
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血液、血液生成器官(B) |
抗血栓薬(抗血小板剤、抗凝固薬、血栓溶解薬) • 抗出血(血小板、凝固・線溶系、抗線維素溶解性)
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循環器系(C) |
心臓療法/狭心症治療薬(強心配糖体、抗不整脈薬、強心剤) • 高血圧治療薬 • 利尿薬 • 血管拡張薬 • 交感神経β受容体遮断薬 • カルシウム拮抗剤 • レニン-アンジオテンシン系(ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、レニン阻害薬) • 脂質降下薬(スタチン、フィブラート、胆汁酸捕捉因子)
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皮膚(D) |
皮膚軟化薬 • 瘢痕形成剤 • 鎮痒薬 • 乾癬治療薬 • 他の皮膚薬
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泌尿生殖器系(G) |
ホルモン避妊薬 • 排卵誘発治療 • SERM • 性ホルモン
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内分泌器(H) |
視床下部脳下垂体ホルモン • 副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド、ミネラルコルチコイド) • 性ホルモン • 甲状腺ホルモン/抗甲状腺薬
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感染(J、P、QI) |
抗菌薬 (抗生物質) • 抗真菌薬 • 抗ウイルス薬 • 抗寄生虫薬(抗原虫薬、駆虫薬) • 外部寄生虫駆除剤 • 静注用免疫グロブリン • ワクチン
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悪性腫瘍(L01-L02) |
抗がん剤(代謝拮抗薬、抗腫瘍性アルキル化薬、紡錘体毒、抗悪性腫瘍薬、トポイソメラーゼ阻害薬)
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免疫系(L03-L04) |
免疫調節薬(免疫賦活薬、免疫抑制剤)
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筋肉、骨、関節(M) |
アナボリックステロイド • 抗炎症薬(NSAIDs) • 抗リウマチ • 副腎皮質ホルモン • 筋弛緩剤 • ビスホスホネート
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脳、神経(N) |
鎮痛剤 • 麻酔剤(一般、局所・静脈) • 食欲低下薬 • ADHD治療 • 中毒医学 • 抗てんかん薬 • アルツハイマー治療 • 抗うつ薬 • 片頭痛治療 • 抗パーキンソン病薬 • 抗精神病薬 • 抗不安薬 • 抑制剤 • エンタクトゲン • エンセオジェン • 陶酔薬 • 幻覚剤(精神展開薬、解離性麻酔薬、デリリアント) • 睡眠導入剤/鎮静薬 • 気分安定薬 • 神経保護 • スマートドラッグ • 神経毒 • 食欲促進 • セレニック • 覚醒剤 • 覚醒促進物質
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呼吸器(R) |
鬱血除去薬 • 気管支拡張薬 • 鎮咳去痰薬 • 抗ヒスタミン薬
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感覚器(S) |
眼科学 • 耳科学
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その他ATC(V) |
解毒剤 • 造影剤 • 放射性薬理学 • 湿潤療法
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 六反 一仁
- 日本薬理学雑誌 121(1), 15-20, 2003-01-01
- … が明らかにされた.HSPのなかでも,強力な細胞保護作用を誘導するストレス誘導性Hsp70を安全に,選択的に誘導する化合物として,geranylgeranylacetone(GGA)が登場した.GGAは日本で最も多く服用されている胃粘膜保護薬であるが,胃以外の臓器でも,脳,心臓,肝臓,小腸をはじめその効果が動物実験で報告されている.また,国内外でのGGA研究の広がりを通じて,新しい薬理作用も明らかにされつつある.例えば,チオ …
- NAID 130000086243
- 胃粘膜保護薬開発のための新しい標的分子としてのプロテアーゼ受容体PAR (protease-activated receptor)
- 川畑 篤史,黒田 良太郎
- 日本薬理学雑誌 : FOLIA PHARMACOLOGICA JAPONICA 120, 85P-87P, 2002-11-10
- NAID 10018601193
Related Links
- <メモ> 胃粘膜保護薬は、胃炎や胃潰瘍の治療に広く使われています。鎮痛薬など他の薬による胃の荒れを防ぐ目的で処方されることも多いです。 副作用はまずありませんが、薬によっては便秘がちになるかもしれません。
- 胃粘膜保護剤の効果、副作用、使用上の注意とは? goo辞書提供の薬検索。約7000の薬剤の情報が名前と識別コードから検索できます。
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★リンクテーブル★
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- 英
- mucosal protectant
- 関
- 粘膜保護薬、粘膜庇護薬
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- 英
- mucosal protectant
- 関
- 粘膜保護薬、粘膜保護剤
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[★]
- 英
- mucosa (KL), mucous membrane (KH), endometrium (Z. L-20), mucosae (Z. P-27)
- ラ
- tunica mucosa
- 関
- 粘膜固有層、粘膜筋板、粘膜下組織、筋層
定義
粘膜
粘膜下の深層にある組織
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- protection、conservation、safeguard、protect、conserve、safeguard、guardian
- 関
- 保存、保護作用、保護者
[★]
- 英
- protective agent
- 関
- 被覆薬