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緑


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/30 00:50:28」(JST)

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この項目では、色の一種としての緑について説明しています。「緑」「翠」「みどり」「ミドリ」のその他の用法については「みどり」をご覧ください。
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緑
みどり
 
16進表記 #008000
RGB (0, 128, 0)
CMYK (70, 0, 70, 0)
HSV (120°, 150%, 100%)
マンセル値 2.5G 6.5/10
表示されている色は一例です
緑色の葉

緑(綠、みどり)は、寒色の一つ。植物の葉のような色で、黄色と青の中間色。光の三原色の一つは緑であり、1931年、国際照明委員会は546.1nmの波長を緑 (G) と規定した。500-570nmの波長の色相 (Hue) はおよそ緑である。色材においては例えば、シアンとイエローを混合して作ることができる。緑色(リョクショク、みどりいろ)は同義語。

緑は(緑色の、特に新緑のころの)草・木、新芽・若葉、植物一般、転じて、森林、自然などを指す語としても用いられる。

目次

  • 1 緑という色名
    • 1.1 語源
  • 2 光源色としての緑
  • 3 JIS規格としての緑
  • 4 緑の色料
    • 4.1 緑色無機顔料
      • 4.1.1 緑土
      • 4.1.2 銅系緑色顔料
        • 4.1.2.1 岩緑青 Mountain Green
        • 4.1.2.2 ベルデグリ Verdigris
        • 4.1.2.3 ファンエイクグリーン Van Eyck Green
        • 4.1.2.4 シェーレ緑 Sheele's Green
        • 4.1.2.5 エメラルド緑 Emerald Green
      • 4.1.3 コバルト系緑色顔料
        • 4.1.3.1 亜鉛緑/コバルト緑 Zinc Green / Cobalt Green
        • 4.1.3.2 チタンコバルト緑 Cobalt Titanate Green
        • 4.1.3.3 コバルトクロム緑 Cobalt Chromium Green
      • 4.1.4 クロム系緑色顔料
        • 4.1.4.1 酸化クロム緑 Chromium Oxide Green
        • 4.1.4.2 ビリジアン Viridian
    • 4.2 緑色有機顔料
      • 4.2.1 フタロシアニン
      • 4.2.2 ペリレン
    • 4.3 緑色染料及び緑色レーキ顔料
      • 4.3.1 アントラキノン
      • 4.3.2 フラボン
      • 4.3.3 アゾメチン
    • 4.4 複合による緑色
  • 5 緑に関する事項
    • 5.1 緑をさす「青」
    • 5.2 緑に関する文化
    • 5.3 地理・交通に関する緑
    • 5.4 鉄道に関する緑
      • 5.4.1 緑と名の付く国鉄色
      • 5.4.2 緑をシンボルカラーとする鉄道会社
      • 5.4.3 緑をシンボルカラーとする路線
      • 5.4.4 緑をシンボルカラーとする鉄道車両
      • 5.4.5 種別案内での緑色
      • 5.4.6 その他
      • 5.4.7 列車名としての「みどり」
    • 5.5 企業などに関する緑
    • 5.6 手術用敷布が緑である理由
  • 6 緑を含む言葉
  • 7 近似色
  • 8 出典
  • 9 参考文献
  • 10 関連項目

緑という色名

グリーン
green
 
16進表記 #00B16B
RGB (0, 177, 107)
CMYK (82, 0, 80, 0)
HSV (156°, 100%, 69%)
マンセル値 2.5G 5.5/10
表示されている色は一例です
翠 (みどり)
 
16進表記 #00793D
カワセミの羽根

緑に相当する色はかなり広範に及ぶ色の総称であるが、それぞれの色には多く「柳色」や「モスグリーン」などの固有の色名が付いている。より黄色に近い色は黄緑として、より青に近い色は青緑として総称されることも多い。英語のグリーン(green)をはじめ欧米人が感じる対応する色名は、日本人にとっての緑よりも明るく鮮やかな色である傾向がある。緑はまた漢字で碧や翠とも表記されるが、この場合やや青みの強い色を表すことが多く、比較的藍緑色に近い色合いである。翠は本来、カワセミの羽根の色をさす名前である。詩的な、あるいは文語的な表現として、海の深く青い色や、艶やかな黒髪の色を表すのに、「緑」を使うことがある。

語源

「みどり」という語が登場するのは平安時代になってからであるが、これは本来「瑞々しさ」を表す意味[1]であったらしい。それが転じて新芽の色を示すようになったといわれる。英語のグリーンも「草」(grass)や「育つ」(grow)と語源を同じくするといわれ、いずれにしても新鮮さのイメージを喚起する色である。

光源色としての緑

green (webcolor)
  16進表記 #008000
lime (webcolor)
  16進表記 #00FF00
光の三原色。中心(或は上)の円が緑(グリーン)

緑(green)は光の三原色のひとつである。ウェブブラウザでgreenと指定したときは、一般に#008000(右図)として定義される。しかしこれは緑の単色光源の最大限の色ではなく、最大限に発色させたい場合は、limeと指定する。これは#00FF00(明るい緑)として定義されている。どちらもウェブカラーの基本16色の中に定義されており、どんなブラウザでもこれらの色を再現することができる。

緑の光源は、色合いとしては日常的に目にする緑色よりも明るく鮮やかな色である。


JIS規格としての緑

緑(JIS慣用色名)
  マンセル値 2.5G 6.5/10
グリーン(JIS慣用色名)
  マンセル値 2.5G 5.5/10

JISの規格では緑およびグリーンがそれぞれ定義されている。この両者の色は微妙に異なる色として定義されている。


緑の色料

天然に大量に存在する緑色は葉緑素で、化学的にはポルフィリン構造(ポルフィリン環)と呼ばれる特殊な有機構造を持つ分子の中心に金属元素(マグネシウム)を配位している。よく似た構造の鮮明な緑色顔料としてはフタロシアニングリーンがある。着色材料用途のポルフィリン系以外のピロール系化合物としては、ジケトピロロピロールがあり、橙から赤にかけての重要な顔料である。

古くから顔料として使われたのは孔雀石の粉末で、銅の錆(緑青)と同じく、塩基性炭酸銅を主成分とする。無機顔料では有害性の低いビリジアン、酸化クロム(酸化クロム緑)がよく使われる。ピーコックと呼ばれるセラミック顔料も緑色無機顔料である。

緑色無機顔料

緑土

緑土は海緑石と灰緑石からなる。これら鉱物は水酸化鉄、水酸化マグネシウム、硅酸アルミニウム、カリウムなどからなる。硅酸錯塩と同様緑土の組成は様々である。色合いは鈍い黄緑色から淡緑灰色のものまで様々ある。このように発色する原因は2価の鉄(第一鉄)にあるが、大半の鉄は3価の鉄(第二鉄)として存在している。緑土は透明性が高く、着色力は強くない。イタリアの画家が好んでテンペラにおいて下層に用いた。 太古よりヨーロッパで使用されて来た顔料で、比較的広範囲において産出するが、良質の顔料用途になるものの産地は限られる。

銅系緑色顔料

岩緑青 Mountain Green

岩緑青・マウンテン グリーンは、マラカイト(Malachite)つまり天然の塩基性炭酸銅で組成式はCu2(CO3)(OH)2、世界中に産する孔雀石の粉末である。最も古くから知られた鮮明な緑色顔料であると考えられている。今日では使用頻度は高くないが、日本画では未だ重要な位置にある。岩緑青の古名は青丹(物理的に青色と丹色の物質を混合すると緑青色になるが、そういう意味ではない)。

ベルデグリ Verdigris

ベルデグリは二塩基性酢酸銅である。酢酸臭を伴う緑青色の粉末である。中心製造地はかつてモンペリエ周辺にあった。銅系顔料の内では反応性が高く、水に一部溶解し、酸には溶解する。差熱すると分解してCuO酸化銅が残る。硫黄を含む顔料と反応すると黒変する。ヴァトーは硫黄系顔料であるウルトラマリンと混合して用いたようであるが、色合いを鮮明なまま残しているというように、この理屈に反する事例も知られている。D.V.トンプソンはイタリア初期風景画において愛用された顔料であるが黒変した事例が数多いとしている。ファンエイクグリーン (Van Eyck Green) と強い関係がある。場合によっては炭酸銅、銅、黄銅、青銅から出来る青若しくは緑の錆を指す。Colour Index Generic Name、Pigment Green 20。

ファンエイクグリーン Van Eyck Green
ヤン・ファン・エイクによる緑の解釈(アルノルフィニ夫妻の肖像、1434年)

13世紀から14世紀末にかけて、装飾写本にしばしば見受けられる特徴的な緑がある。それは、油を含んでいるような外観を呈し、顕微鏡で観察しても銅塩の結晶は見えないが、銅を含んでいる。断面や脆弱性から、バインダーが樹脂質であると判断される。希塩酸には溶解する。これを研究したA.P.ローリーはこれをファン エイク グリーンと呼んだ。ファン エイクの作品の多くで使用されている。ド・マイエルヌの文献がこれを記述した最古のものとして知られる。銅塩と純粋なバルサムとで絵具を作ると青緑色になるので、これより黄味の、暖かみのある緑は、ケルシトロンレーキ、サフラン、ガンボージなどを添加することによって顕色したとの説をローリーは提出している。この色は、樹脂系バインダーの保護力が高いために保存状態の良いものが多い。

シェーレ緑 Sheele's Green

シェーレ緑は酸性亜ヒ酸銅で組成式はCuHAsO3で、1778年、カール・ヴィルヘルム・シェーレが初めて合成した、合成緑色顔料の嚆矢である。品質はそれ程高くなかったので、これに続くエメラルド緑に直ちに取って代わられる。硫黄や硫化物、鉛に触れると黒変し、酸では分解する。黄緑色を呈するがすぐさま褪色現象が現れる。毒性は極めて高い。18世紀から19世紀初頭には絵画にも使用されたとされている。Colour Index Generic Name、Pigment Green 22。

エメラルド緑 Emerald Green

エメラルド緑はアセト亜ヒ酸銅で組成式はCu(C2H3O2)3⋅Cu(AsO2)2で、1814年ドイツのシュバインフルト(de:Schweinfurt)で初めて合成された。かなり鮮明な緑色無機顔料で、亜鉛緑ともコバルトクロム緑とも全く異なる。硫黄を含む空気や物質で黒変する。酸や温アルカリで分解される。毒性が高いことから、パリグリーンと呼ばれ殺虫剤に使用された。油性の 媒材(Binder)で用いた場合の耐久性は高い。絵画における使用例は少なく、ド ヴェルトの報告では1例のみである。中国の古銅器の緑青のイミテーションとしての使用がある。Colour Index Generic Name、Pigment Green 21。

コバルト系緑色顔料

亜鉛緑/コバルト緑 Zinc Green / Cobalt Green

亜鉛緑・コバルト緑は亜鉛とコバルトの酸化物固溶体。1780年ドイツ人リンマンによって発見された。A.P.ローリーによれば、最初に文献に登場するのは1835年である。コバルトの亜鉛に対する比率は僅かであり、コバルトと亜鉛の比率を多少変えても色合いは殆ど変化しない。耐光性が高く、濃酸には侵されるがアルカリには侵されない。加えて、かなりの高温でも影響を受けない。しかしながら、不透明な無機顔料としては透明性が高く、彩度もそれ程高くないのに高価である為、美術家には喜ばれていない。マグネシウムを添加したものは暗緑色であり、そうでないものは淡い青緑色になる。Colour Index Generic Name、Pigment Green 19。

チタンコバルト緑 Cobalt Titanate Green

チタンとコバルトの酸化物固溶体。亜鉛やニッケルが加えられて製品化されたものも多く流通している。Colour Index Generic Name、Pigment Green 50。

コバルトクロム緑 Cobalt Chromium Green

コバルトとクロムとアルミニウムの酸化物固溶体。堅牢性は極めて高く、絵画技法をはじめ、耐熱性を要求される分野、例えば窯業に至る広い用途を持っている。Colour Index Generic Name、Pigment Green 26。類縁の顔料にコバルトクロム青がある。これはクロム含有量が少ないコバルトクロム緑である。

クロム系緑色顔料

酸化クロム緑 Chromium Oxide Green

酸化クロム緑は酸化クロムで組成式はCr2O3。最も安定した緑色顔料である。不透明で、硬度が高い。ヴォークランは1809年に陶器の釉薬への使用を提出している。美術家用絵具に採用されたのは1862年頃である。Colour Index Generic Name、Pigment Green 17。Chromium Oxide Green Brilliantは後述の含水酸化クロムを指す。

ビリジアン Viridian

ビリジアンは含水酸化クロムで、組成式はCr2O3⋅2H2Oで表す場合がある。含水量は約40%。ヨーロッパで製造されている伝統的なやや不透明で明るいエメラルドグリーンを呈するもの、これより不透明だが不鮮明なもの、透明性が高く色感に乏しいものなど、様々ある。1838年フランス人パンヌティエが発見したが1859年ギネーが特許を公告させ普及した。このため、ギネーの緑とも呼ばれる。鮮明な青味のある緑を呈する、耐光性の高い顔料である。Colour Index Generic Name、Pigment Green 18。

緑色有機顔料

レーキ顔料でない純然たる有機顔料で緑色のものの種類はそれ程豊富ではない。フタロシアニンの普及に伴い、緑色顔料の生産は大きく変化したと言える。

フタロシアニン

「フタロシアニン」も参照
フタロシアニングリーンG

葉緑素に似た化学構造を持つフタロシアニンは1933年、ICI(インペリアル ケミカル インダストリーズ)社のリンステッドたちがフタロシアニンと命名、1935年に工業化され、モナストラルブルーの名で商品顔料になった。アメリカでは、1936年に別の名で取引が始まる。鮮明で着色力が非常に強く、プロシア青の倍程の着色力がある。 フタロシアニン緑はフタロシアニン青に続いて開発され、塩素化銅フタロシアニンは1838年に商品化された。Colour Index Generic NameにはPigment Green 7、臭素化塩素化フタロシアニンのPigment Green 36、臭素化塩素化亜鉛フタロシアニンのPigment Green 58が記載されている。液晶テレビを含む液晶ディスプレイのカラーフィルタの緑には、構成要素としてPigment Green 36が使われている。

緑のほかに、緑青・ターコイズを呈する無金属フタロシアニン、鮮明な緑気味の青であるフタロシアニン青がある。いずれも化学的に安定な構造で、比較的安価に大量生産されている。

ペリレン

ペリレンテトラカルボン酸二無水物 (en)

Pigment Red 224

ペリレン顔料は、ペリレンテトラカルボン酸二無水物の六員環を構成している酸素原子2個を脱落させた構造を有する顔料である。赤から紫、そして、緑(但し黒い緑)といった幅広い色相を持つ顔料グループであり、一般に着色力、堅牢性に優れる。緑色のペリレン顔料であるPigment Black 31は、緑味を呈する黒色顔料であるが、色相は濃度やバインダーなどの条件により相違する。

緑色染料及び緑色レーキ顔料

緑色の染料及びレーキ顔料についてはここで述べる。顔料の世界では、アゾメチンの前駆体、特にイミンを構造中に有する顔料をアゾメチン顔料と称する。

クロウメモドキ科の熟成した液果から抽出することが可能な緑色成分があり、これが本来の「サップグリーン」である。サップグリーンは、今日では専ら名称として残る。色素としてラムネチン Rhamnetin (en)やエモジン Emodin (en)を含んでいる。

アントラキノン

エモジン

Emodin (en)
アントラキノン

前述のように、クロウメモドキ科の熟成した液果から抽出することが出来る成分のエモジンは、アントラキノン染料に数えられる。

フラボン

ラムネチン

Rhamnetin (en)
フラボン

前述のように、クロウメモドキ科の熟成した液果から抽出することが出来る成分のラムネチンは、フラボン染料に数えられる。

アゾメチン

ナフトールグリーン

Naphthol Green B (en)

アゾメチン系の緑色顔料としては、緑色のニトロソ染料のナフトールグリーン Naphthol Green B (en)のレーキ顔料(Pigment Green 8)がある。印象的な深い緑を呈する。堅牢であるが耐水性にやや劣るところがある。

マラカイトグリーン

マラカイトグリーンは、カルボニウム系の塩基性染料である。このレーキは、安価な水性絵具などにも用いられる。

複合による緑色

現在使われている緑は、黄と青の物質を混合したものや併用したもの、黄と青緑の物質を混合したものや併用したものが多い。例としてカドミウム黄とウルトラマリンブルー、フタロシアニン緑、若しくはビリジアンの混合物であるカドミウムグリーン、かつて代表的だった例として黄鉛と紺青の混合物であるクロムグリーンがある。

これらは顔料を混合しただけのものを用いるものあれば、共沈顔料と呼ばれる、複数の顔料を組み合わせた顔料を用いる場合もある。

緑に関する事項

緑をさす「青」

青信号
青野菜

古代日本語の固有の色名は、アカ・クロ・シロ・アヲの四語のみだったとの説が存在する[2]。緑が色名として明確に扱われてこなかったため、現在緑色と言われる色そのものは日本語では「青」によって表現されてきた。例えば、

  • 「青々とした葉っぱ」「青野菜」など。
  • 「青信号」: 青信号は実際には青緑色になっているが、色覚に特性がある人を考慮したためである。古い信号機では本当の緑色が使われることもある。
  • 「青二才」など:おそらく果実の熟し具合からの転用で「幼い」「若い」「未熟である」ことを英語では “green”、ポルトガル語でも “verde” と緑色をさす語で表しているが、日本では「青い」という。

少なくとも過去において緑色と青色を明確に切り分けなかった言語は日本語に限らず非常に多く、東アジアの漢字文化圏、東南アジア、インド、アフリカ、マヤ語など中南米の言語にみられる。緑色(green)と青色(blue)とを分節しない語彙を表すため、しばしば言語学者はグルー(grue)という語を使用しており、こうした言語はグルー言語ともよばれる。さらにこのような言語では黒色とも区別されず、いわば「暗い色」として表されることがあり、これは特に赤道直下の言語に多い[3]。

言語ごとの色の分節の食い違いは、最も一般的には色の分け方に物理学的な根拠がなく、ソシュール言語学が主張するように最終的にはそれが文化によって分節されていることによる[4]。 しかし、グルー言語が熱帯をはじめ比較的温暖な地域に多いことから、これは野外活動により浴びる紫外線から網膜を保護するために加齢とともに水晶体が黄変して、青色のような短波長の感度が低下し、実際に区別が困難になるためであるとする学説もある (lens-brunescence hypothesis)[5]。現代でも高齢者は白内障による視界の黄変化により白と黄色、青と黒、緑と青などの区別が困難となる。

井戸端に、以下のセクションに関する提案があります。
提案の要約:出典不備の雑記リスト除去について

緑に関する文化

  • 緑は寒色であるが、他の寒色(青、紫)と比べて、暗い所でも識別が容易である。特に「緑と白」との対照は、「黄色と黒」と同様に目立つ組み合わせとなっている。このため、寒色の灯火には緑色灯が多く用いられ、蛍光塗料には緑で塗装される物が多い。例えば、非常口の看板・灯火や自動車のナンバープレート(下記参照)、信号機の灯火部分周辺などは緑と白の組み合わせで示され、非常に目立つ対照となっている。
  • 緑色の物一般を「緑」と呼ぶ事がある。また、広く植物、自然やアウトドアなどを表す。
    • 陸上植物の葉の色は通常緑色である。葉の緑色は、葉緑素(クロロフィル)によるものである。稀に紫や橙、赤の場合もあるが、アントシアニンなどの色素がクロロフィルの緑を隠しているためである。
    • 若葉のイメージから転じて、「安全」「成長」「少年」「幼稚」のイメージを伴うことが多い。日本では、幼稚な様子を「青い」「青二才」と表現する。
    • 植物のイメージから、政治的には環境主義を象徴する(各国の環境主義政党による国際組織「グローバルグリーンズ」など)。最近ではブルーカラーやホワイトカラーに倣い、環境産業に従事する人々を「グリーンカラー(Green-collar)」と呼ぶことがある。
    • 緑は「許可」「合格」「及第」の意味で用いられる事も多い。例:緑灯(=青信号)、グリーンゾーン(=安全圏)(⇔赤)
    • 災害時の医療トリアージでは、軽症で治療の優先順位が低い患者に緑のタグを装着する。⇔赤(危篤)、黄色(要治療)、黒(救命不能)
  • ワニやカエルの体色から、両爬類をイメージさせる色でもある。
  • 黄色と青の中間色だが、その2色をそのまま混ぜると少し灰色がかった色調になる。
  • 九星では、緑が配当されている星は四緑木星である。
  • 西洋の紋章学において緑色はヴァートと呼ばれる。古フランス語。ペトラ・サンクタの方法では向かって左上から右下方向の45度の斜線で表現する。
  • 宗教的には、緑はイスラム教を象徴する。リビアの国旗は2011年まで緑一色のみだった。
  • アイルランドおよびアイルランド人を象徴する色(ナショナルカラー)として使われることがある(聖パトリックがシロツメクサの葉を使って三位一体を説明したことから)。聖パトリックの祝日も参照。
  • イギリスでは20世紀の初め頃まで、緑色は不吉な色と考えられ、舞台俳優も緑色の衣装を着ることを妙に嫌っていたという。(セイバイン・ベアリング=グールドによる[6])
  • 緑はエスペラントのシンボルカラーであり、エスペラントのシンボルである緑星旗やユビレーア・スィムボーロにも緑色が配されている。
  • 特に12月が夏にあたる南半球の国における雪の降らないクリスマスを、「グリーンクリスマス」という。
  • スペインでは性的な意味を表す色とされている。
  • チリでは希望を象徴する色とされている(コピアポ鉱山落盤事故も参照)。
  • 日本の人名では「みどり」がさまざまな字で表されるが、一般に女性名である。
  • 透明感のある鮮やかな緑は、エメラルドにちなんでエメラルドグリーンと呼ばれる。
  • 緑色は目に良いと認識されがちであるが、単に自然には緑色が多いということから来た俗説であり、医学的根拠は無い。
  • 緑は野菜など食材に多く用いられる色であるが、緑は毒を暗喩する食欲を殺ぐ色とされる。緑黄色野菜が敬遠されることが多いのは、このためである。しかし、黄緑に近づくにつれて食欲を増進させる効果がある。サラダや青菜の煮物に対して食欲をそそるのは、青々とした色が褪せ、黄緑色に近づくためである。
  • 英語ではシェイクスピアの戯曲『オセロ』の一節から“嫉妬”を『グリーンアイド・モンスター』(Green-eyed-monster:緑の目の怪物)と呼ぶ。
  • アメリカメジャーリーグ・アメリカンリーグ所属の球団・ボストン・レッドソックスの本拠地球場であるフェンウェイ・パークには、狭い左翼側に「グリーン・モンスター」と呼ばれる巨大なフェンスが設置されている。塗られた色が緑色であることに由来する。
  • アメリカでは緑色系統の色は葬儀に使う色とされ、縁起が悪いとされる。
  • エレベーターでは、方向表示を色分けする場合、一般的に上昇が緑となる。(⇔赤)また、「開」のボタンの色を緑としているものも存在する。

地理・交通に関する緑

  • 交通信号の進行は緑で示される(「青信号」と言われるが、色としては緑。日本では赤緑色弱の人でも見易いように青に近い緑色灯を用いる場合が多い)。現代の中国では、青信号を「緑灯」、交通信号を「紅緑灯」という。⇔赤
    • 交通安全のルールを児童に遵守させたり、登下校の際に児童を誘導し安全に歩道を横断させるなどの女性を、「みどりのおばさん」という愛称で呼ぶ。正式名称は学童擁護員。ボランティアのこともあるが、都市部では給与の出る仕事として“勤務”している自治体もある。
    • モータースポーツで競技中に掲出される緑旗(グリーンフラッグ)は追い越し禁止区間や障害区間などの終了を意味する。
  • 日本では、自動車専用道路で表す際に、緑の看板が使われる。
  • NEXCO東日本のコーポレートカラーは緑。
  • 地図上では、気候区分のうち温帯は緑で示される。
  • 等高線の色分けでは、海抜ゼロメートル以下の低地が緑で示される。
  • 方位や季節では、緑は「春」や「東」を表すことが多く、五行思想でも同様である。ただし、上記の理由により「緑」は「青」と表現されている。⇔黄色、白
  • 東京都のシンボルマークとなっている「イチョウ」の色は緑。
    • 都営バスの都市新バスシステム導入路線(都0x系統)には「グリーンシャトル」(都01系統)のように愛称に「グリーン」を冠している。
  • 西鉄バスの福岡シティループバス「ぐりーん」
  • キャセイパシフィック航空やエアリンガスのコーポレートカラーは緑系である。
  • 中華民国(台湾)の海運大手の長栄海運や大手航空会社エバー航空で構成されるエバーグリーン・グループ(長栄集団)は、緑色をグループ各社のコーポレートカラーとしている。
  • 空港では「出発」を示す色として、出発ロビーへの案内などに使用されている。⇔黄色(到着を示す)
  • 鹿児島市電の軌道敷内は濃い緑色の芝生が植えられ、環境的にも好評である。別の道が横切る所には芝生はない。
  • 日本のナンバープレートにおいては、四輪車の場合軽自動車以外(登録車)用が白と緑の組み合わせである。自家用は白地に緑文字、営業用はその逆。
  • 1973~2006年発行の韓国のナンバープレートにおいては、四輪車の場合自家用車)用が日本の営業用同様に緑地・白文字であった。

鉄道に関する緑

緑と名の付く国鉄色

  • 緑2号 : 湘南色の裾色などに使用。
  • 緑14号 : 新幹線200系で初採用。

緑をシンボルカラーとする鉄道会社

  • 東日本旅客鉄道(JR東日本)
  • 都営地下鉄
  • 東京急行電鉄、南海電気鉄道も以前は緑をCIカラーとしていた。

緑をシンボルカラーとする路線

  • JR東日本
    • 東北新幹線・山形新幹線・上越新幹線
    • 山手線
    • 埼京線
    • 川越線
    • 横浜線
    • 常磐線快速・成田線我孫子支線(我孫子駅 - 成田駅)- 快速線ではE231系導入以来黄緑と青緑を併用(それ以前は青緑)。
    • 常磐線各駅停車 - 快速線と同じく青緑。
    • 成田線(本線・空港支線) - 乗り入れる総武線(千葉駅 - 佐倉駅・松岸駅 - 銚子駅)、鹿島線(香取駅 - 鹿島神宮駅)を含め、前面幕には緑色で表示される。
  • JR西日本
    • 大和路線 - 車体色は黄緑6号である。
    • 山陽本線 - 岡山支社圏内の路線図で使用されることが多い。
  • 札幌市交通局
    • 札幌市営地下鉄南北線
    • 札幌市電
  • 仙台市交通局
    • 南北線
  • 東京地下鉄(東京メトロ)
    • 千代田線 - 乗り入れ先の常磐線各駅停車もシンボルカラーは緑(青緑)である。
    • 南北線 - 正確には「エメラルドグリーン」
  • 東京都交通局(都営地下鉄)
    • 新宿線 - 一部車両は青を併用。
  • 東京急行電鉄
    • 田園都市線
  • 西武鉄道
    • 国分寺線 - 路線図上でのラインカラーが緑。
  • 横浜市交通局
    • 横浜市営地下鉄グリーンライン
  • 南海電気鉄道
    • 高野線
  • 京阪電気鉄道
    • 京阪本線 - 普通車の車体塗装は緑系。特に濃淡の上下ツートン色が長らく採用された。
  • 阪急電鉄
    • 京都線 - 路線図や発車案内板の「○号線」の番号部分で使われている。
  • 大阪市交通局(大阪市営地下鉄)
    • 中央線
    • 長堀鶴見緑地線 - 黄緑を使用。
  • 神戸市交通局(神戸市営地下鉄)
    • 西神・山手線 - 路線図がアルファベットのUの字を描くようになっている事から、「みどりのUライン」と言う愛称で呼ばれる事も稀にある。
  • 近畿日本鉄道
    • 奈良線 - 駅案内などで使われる例はあまりないが、大阪市内の区間で並行する大阪線との区別などで使用されることがある。
    • けいはんな線 - ホームの案内は黄緑系、車両の色は直通する大阪市交通局のもののみ緑色。
  • 福岡市交通局
    • 七隈線
  • メトロビアス
    • D線

緑をシンボルカラーとする鉄道車両

  • JR東日本
    • 203系
    • 207系900番台
    • 200系 - 初期型では窓周りに緑の横縞が入っていた。車両更新がおこなわれたあとも、上半分の白と下半分の紺の間に緑のラインが引かれ、伝統のシンボルカラーが継承された。登場当初、緑の疾風とアピールされていた。
    • 仙台支社所属の国鉄急行形・近郊形電車(グリーンライナー)・気動車(東北地域本社色)。緑の帯色はその後のステンレス製電車にも引き継がれている。
    • 185系 - 1999年~2002年のリニューアル工事までのストライプ色。
    • 24系客車 - 食堂車
  • JR西日本
    • 特急「トワイライトエクスプレス」
    • 京都支社・大阪支社(宮原総合運転所)・福知山支社の国鉄近郊形電車全般
      JR西日本宮原総合運転所の113系電車の緑色カラー
  • JR九州
    • 特急「きりしま」用485系
  • 東京急行電鉄
    • 鋼製車全般 - 特に5000系Iは、その車体形態と相まって「青ガエル」という愛称で呼ばれた。
    • 5000系II - 田園都市線で運行されている車両のみ。
    • 7000系II - 池上・多摩川線用の車両
  • 京王電鉄
    • 3000系・5000系登場以前の旧型車両 - 「グリーン車」と呼ばれた。
  • 福岡市交通局
    • 3000系
  • 他に「濃緑」単色は戦前の私鉄車両の基本色の一つで、南海電気鉄道、近畿日本鉄道、名古屋鉄道、東京急行電鉄など広く用いられていた。
  • 広島電鉄
    • 広島電鉄5000形電車(愛称、GREEN MOVER)
    • 広島電鉄5100形電車(愛称、GREEN MOVER max)
  • シベリア鉄道をはじめとしたロシア国鉄でも、ソ連時代以来の電気機関車・客車・電車は、かつては多くが緑を基調とした車体色だった。

種別案内での緑色

  • 京急線 : 快特
  • 京成線 : 快速特急
  • 京王電鉄 : 急行
  • 山陽電鉄本線 : S特急

その他、東武鉄道、西武鉄道、近畿日本鉄道、阪急電鉄など多くの大手私鉄で準急を示す色となっている。京阪電鉄のように「区間急行」に割り当てている例もある。

その他

  • Suicaのイメージカラー。
  • 熊本鉄道事業部所属のJR九州817系のCTステッカーの色。一時期大分鉄道事業部にも817系が所属していたが、そのときのCTステッカーの色は緑だった。
  • JRの発券窓口の名称「みどりの窓口」。

列車名としての「みどり」

九州旅客鉄道(JR九州)の特急の一つに「みどり」があるが、「みどり」は1990年頃より2000年まで外装が赤一色の車両で運転されたことから、「赤いみどり」の名前で有名になった。なお、現在は名前通りに緑を用いたカラーリングになっている。

以前は、「きりしま・ひゅうが」向けの485系が緑一色を身にまとっていた。

企業などに関する緑

  • 緑をコーポレートカラー、スクールカラーなどにしている企業、学校、団体等
    • ゆうちょ銀行(ゆうちょグリーン)
    • 日本中央競馬会(けいばグリーン)
    • 三井住友銀行
    • りそなホールディングス
    • トヨペット店
    • 日本たばこ産業
    • モスバーガー(従来の赤も併用)
    • 旧東京銀行
    • 旧三和銀行
    • みどり会
    • ライオン
    • 旧日鉱共石
    • 群馬銀行
    • グリーンスタンプ
    • サミット (チェーンストア)
    • 熊本放送(かつて「みどりの周波数 RKK」というキャッチコピーを使用していた)
    • シズラー (レストランチェーン)
    • 全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)
    • サイバーエージェント
    • 東急不動産
    • 東急ハンズ
  • 緑をスクールカラーにしている学校
    • 専修大学
  • 緑をチームカラーにしているスポーツチーム
    • オークランド・アスレチックス
    • ボストン・セルティックス
    • シアトル・サウンダーズFC
    • セルティックFC
    • VfLヴォルフスブルク
    • ヴェルダー・ブレーメン
    • ASサンテティエンヌ
    • スポルティング・リスボン
    • パナシナイコス
    • パルメイラス
    • 東京ヴェルディ
    • FC岐阜
    • 松本山雅FC
    • アルテリーヴォ和歌山
    • R.K.クラシック
    • デウソン神戸
    • 北海道日本ハムファイターズ
    • 南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)
    • プロレスリング・ノア (マットの色。同団体の社長・三沢光晴のタイツの色に由来する。)
    • 埼玉ブロンコス

手術用敷布が緑である理由

手術において、白い手術用敷布もあるが、緑の手術用敷布も使われる。これは血液の色が赤であるので、その補色である緑色を使い、微妙な識別をして手術するためである。白い敷布の上に血液の色の赤だけであると微妙な所が赤だけで鑑別がつきにくい。それに反して、緑色の敷布の方が、色々な臓器その他の鑑別がつきやすい。

緑を含む言葉

(「緑」を意味する所の「青」も、この項目で述べる)

  • グリーン車
  • グリーンカード
  • グリーンシート
  • グリーンマーク
  • グリーンピース (NGO)
  • 東京ヴェルディ:Jリーグチームの一つ。「ヴェルディ」は、ポルトガル語の verde(緑)から。
  • ヴェルデ岬(緑岬):セネガルにある岬。
  • グリューネ・ポリツァイ(緑衣の警官):ナチス・ドイツの秩序警察の俗称。
  • グリーンチャンネル(競馬・農業関連のCS放送)
  • グリーン・モンスター(ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイパークの左翼フェンスの通称)
  • 青竜刀
  • 青春
  • 兵庫県三原郡緑町(現・南あわじ市)
  • 緑一色

近似色

  • 黄色
  • 黄緑
  • 青緑
  • 萌黄色、萌葱色
  • 浅葱色

出典

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  1. ^ 現在でも「みどりの黒髪」、「嬰児(みどりご)」などの用法が残っている
  2. ^ 新村出編 (1998/11). 『広辞苑 第五版』. 岩波書店. ISBN 978-4000801126. 
  3. ^ Paul Kay and Luisa Maffi. “Feature/Chapter 134: Green and Blue”. The World Atlas of Language Structures Online, WALS. 2009年12月25日閲覧。
  4. ^ 鈴木孝夫. 『ことばと文化』. <岩波新書>. 
  5. ^ D. T. Lindsey and A. M. Brown (2002). "Color Naming and the Phototoxic Effects of Sunlight on the Eye". Psychological Science 13: 506–512. 
  6. ^ 今泉忠義・訳 『民俗学の話』 角川書店、1955年、11p。

参考文献

  • 『顔料の事典』 伊藤 征司郎(編集) 朝倉書店 2000/10 ISBN 4254252439 ISBN 978-4254252439
  • 『絵具の科学』 ホルベイン工業技術部編 中央公論美術出版社 1994/5(新装普及版) ISBN 480550286x
  • 『絵具材料ハンドブック』 ホルベイン工業技術部編 中央公論美術出版社 1997/4(新装普及版) ISBN 4805502878
  • 『カラー版 絵画表現のしくみ―技法と画材の小百科』森田 恒之監修 森田 恒之ほか執筆 美術出版社 2000.3 ISBN 4568300533
  • 『絵画材料事典』 ラザフォード・J・ゲッテンス・ジョージ・L・スタウト著 森田恒之訳 美術出版社 1999/6 ISBN 4254252439
  • 近江源太郎・監修 『色々な色』 光琳社出版 1996年 ISBN 4771302324
  • 清野恒介・島森功 『色名事典』 新紀元社、2005年7月。ISBN 4-7753-0384-8。
  • 永田泰弘・監修 『新版 色の手帖』 小学館 2002年 ISBN 4095040025
  • 福田邦夫・著 『色の名前はどこからきたか』 青娥書房 1999年 ISBN 4790601803
  • 福田邦夫・著 『色の名前507』主婦の友社 2006年 ISBN 4072485403
  • 藤井健三・監修 『京の色事典330』 平凡社 2004年 ISBN 4582634125

関連項目

色名一覧
あ い う え お   は ひ ふ へ ほ
か き く け こ   ま み む め も
さ し す せ そ   や ゆ よ
た ち つ て と   ら り る れ ろ
な に ぬ ね の   わ JIS慣用色名
  • 色
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表・話・編・歴
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08                
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UpToDate Contents

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  • 1. 肝臓の有機アニオン輸送能および薬物代謝能の検査 tests of the livers capacity to transport organic anions and metabolize drugs
  • 2. 中央アフリカへの旅行によって感染する可能性のある疾患 diseases potentially acquired by travel to central africa
  • 3. 救急外来における眼部損傷の概要 overview of eye injuries in the emergency department
  • 4. 白斑を除く後天性色素脱失症 acquired hypopigmentation disorders other than vitiligo
  • 5. 成人への麻酔導入時の気道確保に用いる声門上器具(ラリンジアルマスクなど) supraglottic devices including laryngeal mask airways for airway management for anesthesia in adults

Japanese Journal

  • 日本の眼科医の多くは"稼げるレーザー治療"に逃げている!? 死より怖い緑内障 : 受けた方が「よい手術」「よくない手術」 (大反響 世界一の名医が教える「目の悩み」これが正解だ 第2弾)
  • 週刊ポスト 49(11), 44-46, 2017-03-10
  • NAID 40021114019
  • 現場で使える会計・経営技術(第74回)会社の機能を拡充するための人材確保とそれに伴う経営判断
  • 養殖ビジネス = Aqua culture business 54(3), 71-74, 2017-03
  • NAID 40021121643

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緑で自分をコントロール 緑を身につけることによって自然体でいこうという気持ちになれます。柔らかい表情を出したり緊張した感じをほぐすのにも効果的です。状況や意識を変化させたいときにも緑色のアイテムを着たり使って ...
  • 緑(みどり) - 語源由来辞典
緑 【意味】 緑とは、色の名。青色と黄色の中間の色。光の三原色の一。緑色。緑色の草木。新緑。翠。 【緑の語源・由来】 元来、「新芽」や「若枝」を表す具体名詞であったことから、「みづみづし(みずみずしい)」と関係のある ...


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Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 化学的殺菌・消毒剤(医療用器具・機器・装置専用)

販売名

フタラール消毒液0.55%「メタル」

組成

販売名

  • フタラール消毒液0.55%「メタル」

成分・含量

  • フタラール0.55w/v%を含有する。

添加物

  • リン酸二カリウム、リン酸二水素カリウム、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、クエン酸水和物、緑色201号、pH調節剤、その他1成分(安定剤)

効能または効果

  • 医療器具の化学的殺菌・消毒
  • 本剤にて消毒を行った超音波白内障手術器具類を使用した患者に、水疱性角膜症等があらわれたとの報告があるので、超音波白内障手術器具類には本剤を使用しないこと。
  • 本剤にて消毒を行った膀胱鏡を繰り返し使用した膀胱癌既往歴を有する患者に、ショック・アナフィラキシーがあらわれたとの報告があるので、経尿道的検査又は処置のために使用する医療器具類には本剤を使用しないこと。

用途

  • 本剤は微生物又は有機物により汚染された器具の化学的殺菌・消毒に使用すること。

対象器具

  • 内視鏡類、レンズ装着の装置類、麻酔装置類、人工呼吸装置類、外科手術用器具、産科用器具、歯科用器具又はその補助的器具、注射筒、体温計並びにゴム・プラスチック製器具類等で加熱による殺菌・消毒ができないもの。ただし、生体の無菌域に使用される医療器具類は適切な滅菌処理を行うこと。

本剤との適合性

  • ・人工透析用ダイアライザー等、再使用が推奨されていない医療器具には使用しないこと。


・材質適合性に注意すること。ニッケルでメッキされた金属やステンレス鋼では、1ヶ月にわたる長期の浸漬でわずかに変色が観察されたことがある。

調製法

  • 本剤は原液のまま使用すること。

使用方法

  • 医療器具等は本剤に浸漬させる前に水又は酵素洗浄剤を用いて十分に洗浄する。
  • 通常、器具等の消毒には、本剤に5分以上浸漬させる。
  • 浸漬後、取り出した器具等は、水又は滅菌水で十分にすすぎ、本剤を除去する。
  • 細孔を有する等構造の複雑な器具類は、内孔部への注入等の操作により、本剤と十分に接触させること。またすすぎの際、内孔部への水の注入等の操作により、本剤を十分に除去すること。


  • 医療器具等は使用後、速やかに十分に洗浄し水切りをしたのち、本剤で消毒すること。[洗浄せずに直接本剤に医療器具等を浸漬すると、生体組織や分泌物の付着が取れにくくなることがある。]
  • 本剤で消毒した後の医療器具のすすぎについては、十分に行い、水切りすること(「重要な基本的注意」の項参照)。
  • 器具等の洗浄方法については、メーカーの推奨する方法や学会等のガイドライン等を参照すること。
  • この用法・用量(5分浸漬)では、十分な殺芽胞効果は期待できないので、注意すること。
  • 洗浄水混入による濃度低下に注意すること。[フタラール濃度チェック錠1)によりフタラール濃度が0.3%以上であることを確認し、使用すること。また、14日間を超えて使用しないこと。]

薬効薬理

作用機序

  • フタラールのもつ2個のアルデヒド基が細胞外膜や細胞外壁の一級アミン、-SH基並びにタンパクと結合し、細胞外膜や細胞外壁の透過性をあげることによりフタラールが菌体内に入りRNA、DNA、タンパク質合成に作用して殺菌効果を示すと考えられている。

使用試験成績

  • 内視鏡(上部及び下部消化管用)に付着していた一般細菌、酵母様真菌及び糸状菌に対して5分で殺菌効果を示した。2)

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • フタラール(phtharal)

化学名

  • benzene-1,2-dicarbaldehyde

分子式

  • C8H6O2

分子量

  • 134.13

性状

  • 本品は淡黄色〜黄色の結晶である。


本品はアセトニトリル、メタノール、エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けやすく、水に溶けにくい。


★リンクテーブル★
国試過去問「105C025」「103F005」
拡張検索「閉塞隅角緑内障」「低眼圧緑内障」「緑内障性視野異常」「緑内障治療薬」

「105C025」

  [★]

  • 大規模災害現場で多数の負傷者が発生している。歩行可能な中年男性が上腕の痛みを訴えている。意識は清明。
  • この人のトリアージタッグで適切な色はどれか。


  • a 黒
  • b 赤
  • c 黄
  • d 白
  • e 緑


[正答]

E


※国試ナビ4※ [105C024]←[国試_105]→[105C026]

「103F005」

  [★]

  • 災害時に、自発呼吸があり意識混濁を伴うショック状態の患者につけるトリアージ・タッグの色で正しいのはどれか。
  • a. 緑
  • b. 黄
  • c. 赤
  • d. 黒
  • e. 白

[正答]

C


※国試ナビ4※ [103F004]←[国試_103]→[103F006]

「閉塞隅角緑内障」

  [★]

英
angle-closure glaucoma, closed angle glaucoma
同
狭隅角緑内障 narrow-angle glaucoma
関
緑内障、レーザー虹彩切開術



  • アトロピン禁忌。

「低眼圧緑内障」

  [★]

英
low-tension glaucoma, low tension glaucoma
関
正常眼圧緑内障、緑内障

「緑内障性視野異常」

  [★]

英
glaucomatous abnormality of visual field
関
緑内障、視野異常

「緑内障治療薬」

  [★]

英
drug for glaucoma
関
緑内障
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