- 英
- population、general population
- 関
- 個体群、集合、集団、人口、人種、ポピュレーション
- 標本抽出法
WordNet
- the number of inhabitants (either the total number or the number of a particular race or class) in a given place (country or city etc.); "people come and go, but the population of this town has remained approximately constant for the past decade"; "the African-American population of Salt Lake City has been increasing"
- the act of populating (causing to live in a place); "he deplored the population of colonies with convicted criminals"
- (statistics) the entire aggregation of items from which samples can be drawn; "it is an estimate of the mean of the population" (同)universe
- a group of organisms of the same species inhabiting a given area; "they hired hunters to keep down the deer population"
- the people who inhabit a territory or state; "the population seemed to be well fed and clothed"
PrepTutorEJDIC
- 〈U〉〈C〉『人口』,住民の数 / 《the~》《集合的に》(一定地域の)『全体民』 / 《the~》(特定階層の)人々,連中 / 〈U〉〈C〉(一定の区域内にいる)動植物の個体数
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/02/04 15:16:33」(JST)
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統計学における母集団(ぼしゅうだん、英: population)とは、調査対象となる数値、属性等の源泉となる集合全体を言う。統計学の目的の一つは、観測データの標本から母集団の性質を明らかにすることである。
目次
- 1 概要
- 2 母集団の特性を表す数値的尺度
- 3 脚注
- 4 参考文献
- 5 関連項目
 
概要
統計的規則性を明らかにしたい対象について、観察可能なすべての潜在的な観測値の集合を母集団と呼ぶ。なお、母集団の要素の数を母集団の大きさ[2]と呼び、標本調査法では大文字の  で表すのが慣例である。日本工業規格では、「考察の対象となる特性をもつすべてのものの集団」と定義している。
大量の要素からなる標本(大標本)の存在を前提とする記述統計学[4]においては、標本と母集団の区別は不明確である(ほぼ同一視される)[5]。
ただし、以下のようなほとんど多くの場合について、その母集団を完全に知ることはできない[6]。
- 日本人全体が調査対象であるといったように母集団が非常に多くの要素または無限大の要素からなる場合、
- 母集団自体はあまり多くの要素は含まないものの、製品の破壊強度の検査といったように、全体の調査が意味を持たなかったり、個々の調査が高価であるため予算上の制約から全体の調査が不可能である場合、
- 来年の経済成長率のように将来に起こるため、現在は測定が不可能な要素を含む場合など。
こういった場合、調査対象の少ない要素の標本(小標本)を選び出した上で分析し、そこから母集団を推測するという手法が取られる。このような小標本を元に母集団の性質を推測する統計学を、記述統計学に対して推測統計学と呼ぶ。
母集団の特性を表す数値的尺度
統計学の目的の一つは、実験あるいは観測によって得られたデータに含まれている情報を縮約することである[7]。数値的尺度として縮約される情報としては、
- データの中心がどこに位置しているかを示す中心の尺度(平均、中位数など)と、
- データがどのようにばらついているかを示す散らばりの尺度(分散など)
の二つに大きく分けることができる。
ほとんど多くの場合、観測現象の母集団は観念的な存在であるので、現実の観測データの集合である標本とは異なり、数値的尺度を実際に計算することはできない。しかし、母集団の存在を仮定すれば、その定量化することができる。なお、これら数値的尺度は母集団に対してその分布が存在すれば、その分布の母数(パラメータ)ともなる。
- 母平均[8]
- データの集合が母集団であるとき、そのデータの集合の平均を母平均と呼ぶ
- 母分散[9]
- データの集合が母集団であるとき、そのデータの集合の分散を母分散と呼ぶ
なお、観測現象のある標本の標本平均(または分散)をなにか真の値の近似値としてみるとき、その真の値とは母平均(分散)のことを指す。
脚注
- ^ 英: size of population
- ^ 英: descriptive statistics
- ^ 蓑谷(1988) pp.3-5
- ^ 統計学教室(1991) p.176
- ^ 蓑谷(1994) p.1
- ^ 英: population mean
- ^ 英: population variance
参考文献
- 蓑谷 千凰彦 『統計学入門』1、東京図書、1994年。
- 蓑谷 千凰彦 『統計学のはなし』 東京図書、1987年。
- 蓑谷 千凰彦 『推定と検定のはなし』 東京図書、1988年。
- 『統計学入門』 東京大学教養学部統計学教室(編)、東京大学出版会、1991年。
- 西岡康夫 『数学チュートリアル やさしく語る 確率統計』 オーム社、2013年。ISBN 9784274214073。
- 日本数学会 『数学辞典』 岩波書店、2007年。ISBN 9784000803090。
- JIS Z 8101-1:1999 統計 − 用語と記号 − 第1部:確率及び一般統計用語, 日本規格協会, (1999), http://kikakurui.com/z8/Z8101-1-1999-01.html 
- JIS Z 8101-1:2015 統計 − 用語と記号 − 第1部:確率及び一般統計用語, 日本規格協会, (2015) 
- 伏見康治 『確率論及統計論』 河出書房、1942年。ISBN 9784874720127。
関連項目
- 統計学
- 推計統計学
- 確率
- 正規分布
- 二項分布
- ポアソン分布
- 幾何分布
| 
| 統計学 |  
| 標本調査 |  |  
| 要約統計量 |  |  
| 統計的推測 | 
| 仮説検定 | 
帰無仮説対立仮説有意棄却ノンパラメトリック手法スチューデントのt検定ウェルチのt検定カイ二乗検定イェイツのカイ二乗検定累積カイ二乗検定F検定G検定マン・ホイットニーのU検定Z検定フィッシャーの正確確率検定二項検定尤度比検定マンテル検定コクラン・マンテル・ヘンツェルの統計量ウィルコクソンの符号順位検定アンダーソン–ダーリング検定カイパー検定ジャック–ベラ検定シャピロ–ウィルク検定コルモゴロフ–スミルノフ検定分散分析共分散分析 |  
| 区間推定 |  |  
| その他 | 
最尤推定最大事後確率ベイズ推定尤度関数カーネル密度推定最小距離推定メタアナリシス |  |  
| 生存時間分析 | 
生存時間関数カプラン=マイヤー推定量ログランク検定故障率比例ハザードモデル |  
| 相関 | 
交絡変数ピアソンの積率相関係数順位相関
スピアマンの順位相関係数ケンドールの順位相関係数 |  
| モデル | 
一般線形モデル一般化線形モデル混合モデル一般化線形混合モデル |  
| 回帰 | 
| 線形 | 
線形回帰リッジ回帰Lassoエラスティックネット |  
| 非線形 | 
k近傍法回帰木ランダムフォレストニューラルネットワークサポートベクター回帰射影追跡回帰 |  |  
| 分類 | 
| 線形 | 
線形判別分析ロジスティック回帰単純ベイズ分類器単純パーセプトロン線形サポートベクターマシン |  
| 二次 |  |  
| 非線形 | 
k近傍法決定木ランダムフォレストニューラルネットワークサポートベクターマシンベイジアンネットワーク隠れマルコフモデル |  
| その他 |  |  |  
| 教師なし学習 |  |  
| 統計図表 | 
棒グラフバイプロット箱ひげ図管理図森林プロットヒストグラムQ-Q プロットランチャート散布図幹葉図 |  
| 歴史 |  |  
| 応用 | 
社会統計学生物統計学統計力学計量経済学機械学習実験計画法 |  
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- 「九州IPO挑戦隊」の取組み : 新規上場の母集団の拡大を目指し取引所サイドからアプローチ (特集 地域リスクマネーの供給)
 
- 間違いだらけのデータ分析(第17回)使うデータの範囲を理解 母集団の特性を推計(検定編)全てのデータは手に入らない
 
- パブリックエンゲージメント参加者層の多様性評価手法の探索 : 「科学・技術への関与度」と「政策への関与度」の観点から
 
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★リンクテーブル★
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概念
平成22年国勢調査 速報 第1表人口及び世帯数-全国,市部,郡部,都道府県
- http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kekkagai.htm
|  | 人口 | 平成17年~22年の人口増減(-は減少) | 
|  | 2010 | 2005
 | 実数 | 率(%) | 
| 北海道 | 5507456 | 5627737 | -120281 | -2.1372889316 | 
| 青森県 | 1373164 | 1436657 | -63493 | -4.4194960941 | 
| 岩手県 | 1330530 | 1385041 | -54511 | -3.9356957664 | 
| 宮城県 | 2347975 | 2360218 | -12243 | -0.5187232705 | 
| 秋田県 | 1085878 | 1145501 | -59623 | -5.2049714492 | 
| 山形県 | 1168789 | 1216181 | -47392 | -3.8967883892 | 
| 福島県 | 2028752 | 2091319 | -62567 | -2.9917482699 | 
| 茨城県 | 2968865 | 2975167 | -6302 | -0.2118200424 | 
| 栃木県 | 2007014 | 2016631 | -9617 | -0.4768844672 | 
| 群馬県 | 2008170 | 2023996 | -15826 | -0.7819185413 | 
| 埼玉県 | 7194957 | 7054382 | 140575 | 1.9927330275 | 
| 千葉県 | 6217119 | 6056462 | 160657 | 2.6526543054 | 
| 東京都 | 13161751 | 12576611 | 585140 | 4.6526047438 | 
| 神奈川県 | 9049500 | 8791587 | 257913 | 2.9336341664 | 
| 新潟県 | 2374922 | 2431459 | -56537 | -2.3252294199 | 
| 富山県 | 1093365 | 1111729 | -18364 | -1.651841411 | 
| 石川県 | 1170040 | 1174026 | -3986 | -0.3395154792 | 
| 福井県 | 806470 | 821592 | -15122 | -1.8405729364 | 
| 山梨県 | 862772 | 884515 | -21743 | -2.4581832982 | 
| 長野県 | 2152736 | 2196114 | -43378 | -1.9752162228 | 
| 岐阜県 | 2081147 | 2107226 | -26079 | -1.2375986249 | 
| 静岡県 | 3765044 | 3792377 | -27333 | -0.7207353066 | 
| 愛知県 | 7408499 | 7254704 | 153795 | 2.1199348726 | 
| 三重県 | 1854742 | 1866963 | -12221 | -0.654592512 | 
| 滋賀県 | 1410272 | 1380361 | 29911 | 2.1668969204 | 
| 京都府 | 2636704 | 2647660 | -10956 | -0.4137993549 | 
| 大阪府 | 8862896 | 8817166 | 45730 | 0.5186473749 | 
| 兵庫県 | 5589177 | 5590601 | -1424 | -0.0254713223 | 
| 奈良県 | 1399978 | 1421310 | -21332 | -1.5008689167 | 
| 和歌山県 | 1001261 | 1035969 | -34708 | -3.3502933003 | 
| 鳥取県 | 588418 | 607012 | -18594 | -3.0632013865 | 
| 島根県 | 716354 | 742223 | -25869 | -3.4853406591 | 
| 岡山県 | 1944986 | 1957264 | -12278 | -0.6273042369 | 
| 広島県 | 2860769 | 2876642 | -15873 | -0.5517892042 | 
| 山口県 | 1451372 | 1492606 | -41234 | -2.7625508674 | 
| 徳島県 | 785873 | 809950 | -24077 | -2.9726526329 | 
| 香川県 | 995779 | 1012400 | -16621 | -1.6417423943 | 
| 愛媛県 | 1430957 | 1467815 | -36858 | -2.5110793935 | 
| 高知県 | 764596 | 796292 | -31696 | -3.9804493829 | 
| 福岡県 | 5072804 | 5049908 | 22896 | 0.4533943985 | 
| 佐賀県 | 849709 | 866369 | -16660 | -1.9229681579 | 
| 長崎県 | 1426594 | 1478632 | -52038 | -3.5193340872 | 
| 熊本県 | 1817410 | 1842233 | -24823 | -1.3474408503 | 
| 大分県 | 1196409 | 1209571 | -13162 | -1.0881543952 | 
| 宮崎県 | 1135120 | 1153042 | -17922 | -1.5543232597 | 
| 鹿児島県 | 1706428 | 1753179 | -46751 | -2.6666415694 | 
| 沖縄県 | 1392503 | 1361594 | 30909 | 2.2700599444 | 
- 総務省統計局「国勢調査」より引用
  [★]
- 英
- population、assembly、aggregation、convergence、assemblage、assemble、(細胞が)populate、come together
- 関
- アセンブリー、集める、個体群、凝集、組立、構築、収束、集団、収斂、人口、人種、定植、輻輳、母集団、集合体、居住、組み立てる、アセンブリ、アセンブル、アッセンブリー、ポピュレーション、会合体、一体となる
  [★]
- 関
- aggregation、assemblage、assemble、assembly、cluster、collective、come together、convergence、general population、group、mass、populate、race、racial
 
 
 
 
 
 
  [★]
- 英
- race、population、racial
- 関
- 個体群、競走、集合、集団、人口、品種、母集団、民族、レース、ポピュレーション
  [★]
- 英
- population
- 関
- 集合、集団、人口、人種、母集団、ポピュレーション
  [★]
- 英
- population size
- 関
- 個体群サイズ
  [★]
- 英
- group、mass、population、cluster、collective
- 関
- 個体群、殻、クラスタ、クラスター、クラスター形成、グループ、群、集合、腫瘤、人口、人種、分類、母集団、群れ、基、質量、集団性、集団的、密集、クラスター化、グループ化、ポピュレーション