- 英
- culture medium、culture media、medium、media、culture solution、culture
- 関
- 栽培、培地、培養、培養物、文化、培養組織、養殖、メディア
WordNet
- (meat) cooked until there is just a little pink meat inside
- (biology) a substance in which specimens are preserved or displayed
- a liquid with which pigment is mixed by a painter
- a state that is intermediate between extremes; a middle position; "a happy medium"
- an intervening substance through which something is achieved; "the dissolving medium is called a solvent"
- (usually plural) transmissions that are disseminated widely to the public (同)mass medium
- someone who serves as an intermediary between the living and the dead; "he consulted several mediums" (同)spiritualist, sensitive
- a means or instrumentality for storing or communicating information
- an intervening substance through which signals can travel as a means for communication
- the surrounding environment; "fish require an aqueous medium"
- grow in a special preparation; "the biologist grows microorganisms"
- (biology) the growing of microorganisms in a nutrient medium (such as gelatin or agar); "the culture of cells in a Petri dish"
- the raising of plants or animals; "the culture of oysters"
- a particular society at a particular time and place; "early Mayan civilization" (同)civilization, civilisation
- the attitudes and behavior that are characteristic of a particular social group or organization; "the developing drug culture"; "the reason that the agency is doomed to inaction has something to do with the FBI culture"
- the tastes in art and manners that are favored by a social group
PrepTutorEJDIC
- 中間(中程度)にあるもの,中庸(mean) / 媒介物,媒体 / 《複数形mediaで》=mass media / 『手段』,方法(means) / (芸術の)表現手段,手法 / (動植物がそこで生存し機能を発揮する)環境;(細菌の)培地,培養基 / 霊媒者 / 『中間の』,並みの
- 〈U〉『教養』;修養;教化 / 〈C〉〈U〉『文化』(主として精神面をさし,生活・習慣・物の考え方などを含む)Greek cultureギリシア文化 / 〈U〉(…の)『耕作』;『栽培』,養殖,培養《+『of』+『名』》
- mediumの複数形
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/05/15 01:08:44」(JST)
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培地(ばいち、medium)とは、微生物や生物組織の培養において、培養対象に生育環境を提供するものである。炭素源やビタミン、無機塩類など栄養素の供給源となる他、細胞の増殖に必要な足場や液相を与える物理的な要素もある。
目次
- 1 概論
- 2 培地の分類
- 2.1 合成培地と天然培地
- 2.2 液体培地と固体培地
- 3 代表的な培地
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
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概論 [編集]
もともと微生物の発見の一つは、腐ったスープの中に発生したものを観察したところに始まる。パスツールによる自然発生説の検討の中でも、肉汁が良く使われてきた。これが言わば培地の始まりである。肉汁のようなありふれた物に生育する微生物を培養する場合は、その物自体を培地とすれば良い。しかし、そうでない生物を培養するには、培地の成分を工夫する必要がある。一般に、自由生活性の生物は培養が比較的容易である。例えば藻類などは独立栄養生物であり光合成が可能なので、窒素源やビタミン、微量元素を中心とした希薄な培地で生育させる事ができる。それに対して、原虫など寄生性の生物は概して環境の変動に弱く、また生育に特定の生理活性物質を要求するものもあり、培地組成を含めた培養系全体の構築・維持が難しい。多細胞生物の組織の一部を培養(組織培養)する場合はさらに多くの成分を必要とし、細胞自体が外菌のコンタミネーションに対して非常に脆弱なので、培養には注意を払う必要がある。
培地の分類 [編集]
合成培地と天然培地 [編集]
- 合成培地(完全合成培地)
- 精製された化学薬品のみから調製可能な培地。組成が明確で培養の再現性が得やすい。
- 半合成培地
- 合成培地の機能を補う目的で、これに天然物を添加したもの。添加物としては酵母抽出物(yeast extract)や血清(serum)などが良く使われる。
- 天然培地
- 肉やジャガイモなど動植物の煮出し汁や、土壌や腐植質の抽出液といった天然物をそのまま、或いは寒天や少量の塩類等を加えて、ほぼそのままの組成で利用する培地。
半合成培地や天然培地の場合、成分は不明確である。培養条件を一定にするという意味では合成培地が望ましいが、その為には培養対象の必須栄養素の要求性や、その他の生育特性を完全に明らかにしておかなければならない。従って、ある生物の培養系を確立する場合は、天然培地で培養法を模索しながら、段階的に半合成培地あるいは合成培地へと移行していく事になる。
液体培地と固体培地 [編集]
- 液体培地: 液状の培地。
- 調製が容易で比較的安価。
- 培地と生物との懸濁が容易で、高密度培養が可能。
- 通気、攪拌、振盪などの撹乱を与える事が可能。
- 回分培養、半回分培養、連続培養など柔軟な培養系の構築が可能。
- コンタミネーションに弱い。一度混入したものは分離不可。混入した事自体も分かりにくい。
- 固体培地と比較して培養一世代の寿命は短い。
- 足場依存性のある細胞や固着性の細胞を増やす場合、担体を沈めたりビーズを混ぜたりして表面積を稼ぐ必要がある。
- 固体培地: 液体培地を寒天などで固めたもの。
- 足場依存性のある細胞を直接培養できる。
- 生物が培地のリソースを食い潰しにくく、液体培地よりも長持ちする。
- コンタミネーションが判別しやすい。コロニーの状況によっては、混入したものを分離する事もできる。
- 生物が直接アクセスできる培地量が限られる為、急速な培養には向かない。
- 一般に、液体培地よりもコストが高い。
固体培地はロベルト・コッホが最初に考案した。彼は、蒸したジャガイモの切り口に点在する雑菌のコロニーを見てこれを思いついたと言われている。当初はゼラチンが良く使われていたが、後に寒天が主流となった(寒天培地)。また、もともと固体であるもの、例えばきのこ栽培の為のおが屑なども固体培地と考えることができる。
生物によっては、両者を組み合わせた二相培地が用いられる事もある。また、同じ生物であっても用途によって培地の使い分けが必要となる場合がある。菌類の場合、陸生菌は溶液中でも菌糸成長するが、胞子は空気中でなければ形成されない場合が多く、固体培地が必要になる。逆に水生菌は寒天培地で培養できても、そのままでは胞子形成が見られないことが多く、そこで作られたコロニーを切り出して水中に投下すると胞子形成が見られる。
代表的な培地 [編集]
- 細菌用培地
- 肉汁培地
- 肉汁ゼラチン培地
- 硝酸塩培地
- 牛乳培地
- コーンミール培地
- MR-VP培地
- トマトジュース培地
- TSI培地
- SIM培地
- グルコース-ブイヨン培地
- YM培地
- 真菌用培地
- オートミール培地
- 麦芽汁寒天
- 麦芽汁
- 土壌エキス
- PGY培地
- Fowell酢酸塩培地(酵母胞子形成用培地)
- V-8ジュース培地
- 酵母エキス
- 発酵試験培地
- 酵母資化性培地
- 酸生成培地
- 高浸透圧培地
- デンプン生成培地
- アルブチン分解培地
- 藻類用培地
- 淡水産藻類用
- 海産藻類用
- ESM培地
- f/2培地
- IMR培地
- MNK培地
- ダイゴ人工海水培地
- 遺伝研究用培地
- 細菌用完全培地
- Lennox培地(L培地)
- LB培地
- 大腸菌用最少培地(Davis培地)
- 大腸菌用最少塩培地(MS)
- トリス-グルコース培地(TG培地)
- EMB糖指示培地
- 枯草菌用最少培地(Spizizen 最少培地)
- 枯草菌用最少塩培地
- 枯草菌形質転換用培地I
- 枯草菌形質転換用培地II
- 酵母用完全培地(YPAD)
- 酵母用最少培地
- アカパンカビ用完全培地
- アカパンカビ用最少培地(Vogel 培地 N)
- アカパンカビ交雑用最少培地
- アスペルギルス用完全培地(ANA培地)
- ツァペック-ドックス培地
- (動物の)組織培養用培地(クラシカル培地)
- RPMI1640培地
- D-MEM培地
- Ham F-12培地
- (動物の)組織培養用培地(無血清培地)
- 植物用培地
- MurashigeとSkoogの培地(MS培地)
- B5培地
参考文献 [編集]
- NIES-Collection "LIST OF STRAINS" 7th ed. 2004 MICROALGAE AND PROTOZOA
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- 国立環境研究所-微生物系統保存施設(NIES-MCC)培地リスト(藻類)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 水耕栽培養液中の植物病原細菌に対する二酸化塩素の殺菌・静菌作用
- 畔上 耕児,窪田 昌春,柏原 孝行 [他]
- 関東東山病害虫研究会報 = Annual report of the Kanto-Tosan Plant Protection Society 61, 168-171, 2014-12
- NAID 40020304286
- 養液栽培における培養液制御の理論と技術 (最先端科学技術を駆使した新世代大規模植物工場の開設(第2回)植物工場における高度環境調節技術)
- 酵母を用いた微生物燃料電池における発電力向上の試み
- 江邉 正平,大池 達矢,岡南 政宏,阿野 貴司
- 近畿大学生物理工学部紀要 34, 15-26, 2014-09
- … また, 酵母培養液に燻炭を添加することにより代謝が促進されることが示され, 燻炭を酵母微生物燃料電池へ組み込むことで高い発電力を得ることができた. …
- NAID 120005479994
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- デジタル大辞泉 培養液の用語解説 - 液体状の培養基。 ... (C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。
- 培養液について 伊達修一(京都府立大学大学院農学研究科) 培養液とは 植物が成長するために必要な養分(必須元素)を吸収に適した濃度で水に溶かしたもので,植物に継続的に与えられる.栽培する作物の種類によって、また目標 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
はしか生ワクチン「北里第一三共」
組成
製法の概要
- 本剤は、弱毒生麻しんウイルス(AIK-C株)を特定の伝染性の疾患に感染していないニワトリ胚初代培養細胞で増殖させ、得たウイルス液を精製し、安定剤を加え分注した後、凍結乾燥したものである。培養液にはM-199を使用している。
なお、本剤は製造工程でウシの血液由来成分(血清)、ウシの乳由来成分(ラクトアルブミン水解物、乳糖)、及びブタの膵臓由来成分(トリプシン、パンクレアチン)を使用している。
組成
- 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.7mLで溶かした液剤0.5mL中の組成を示す。
有効成分
- 弱毒生麻しんウイルス(AIK-C株) 5,000CCID50以上
安定剤
- 乳糖水和物 5.0W/V% (備考)ウシの乳由来
D-ソルビトール 1.8W/V%
L-グルタミン酸ナトリウム 0.4W/V%
抗生物質
- エリスロマイシンラクトビオン酸塩 10μg(力価)以下
カナマイシン硫酸塩 10μg(力価)以下
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者(「相互作用」の項参照)
- 妊娠していることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 本剤は、麻しんの予防に使用する。
- 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.7mLで溶解し、通常、その0.5mLを1回皮下に注射する。
接種対象者
定期の予防接種
- 第1期 生後12月から24月に至るまでの間にある者
- 第2期 5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者(小学校就学前の1年間にある者)
任意の予防接種
輸血及びガンマグロブリン製剤投与との関係
- 輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者は、通常、3か月以上間隔を置いて本剤を接種すること。また、ガンマグロブリン製剤の大量療法において200mg/kg以上投与を受けた者は、6か月以上間隔を置いて本剤を接種すること。(「相互作用」の項参照)
他のワクチン製剤との接種間隔
- 他の生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること。(「相互作用」 の項参照)また、不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
(0.1%未満)
- ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
血小板減少性紫斑病
- 血小板減少性紫斑病があらわれることがある(100万人接種あたり1人程度)。通常、接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には、血液検査等の観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
(頻度不明)
- 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)があらわれることがある。通常、接種後数日から2週間程度で発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害等があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
脳炎・脳症
- 脳炎・脳症があらわれることがあるので(100万人接種あたり1人以下)、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
けいれん
(0.1〜5%未満)
- 熱性けいれんを起こすことがある。異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 麻しんウイルスは経気道的に感染し、上気道及び局所リンパ節で増殖後ウイルス血症を起こして全身の標的器官に運ばれ、発症すると考えられている。予め本剤の接種により麻しんウイルスに対する液性免疫及び細胞性免疫が獲得されていると感染したウイルスの増殖は抑制され発症は阻止される。4)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cultivation、culture、cultivate、rear
- 関
- 培養、培養液、培養物、育てる、文化、培養組織、養殖、飼育、そびえ立つ
[★]
- 英
- culture、cultured tissue
- 関
- 栽培、培養、培養液、培養物、文化、養殖
[★]
培地、培養液
- 関
- culture、culture medium、culture solution、media、medium
[★]
- 英
- culture
- 関
- 栽培、培養、培養液、培養物、培養組織、養殖
[★]
- 英
- culture
- 関
- 栽培、培養、培養液、培養物、文化、培養組織
[★]
- 英
- conditioned medium、conditioned media
- 関
- 馴化・地、・養上清、条件・地
[★]
- 英
- suspension culture
- 関
- 懸濁培養、浮遊培養
[★]
- 英
- cell culture
- 関
- 細胞培養、細胞培養技術
[★]
- 英
- bacterial culture
- 関
- 菌液、細菌培養
[★]
- 英
- culture、cultivation、incubation、culture、cultivate、incubate、cultural
- 関
- インキュベーション、インキュベート、栽培、習慣、信条、培養液、培養的、保温、温置、培養物、文化、文化的、起業支援、培養組織、養殖