- ラ
- Saguinus oedipus
- 関
- タマリン属
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/23 04:59:05」(JST)
[Wiki ja表示]
ワタボウシタマリン |
ワタボウシタマリン Saguinus oedipus
|
保全状況評価[a 1][a 2] |
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書I |
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
目 |
: |
サル目 Primates |
科 |
: |
オマキザル科 Cebidae |
亜科 |
: |
マーモセット亜科 Callitrichinae |
属 |
: |
タマリン属 Saguinus |
種 |
: |
ワタボウシタマリン S. oedipus |
|
学名 |
Saguinus oedipus (Linnaeus, 1758) |
和名 |
ワタボウシタマリン |
英名 |
Cotton-head tamarin
Cotton-top
Cotton-top pinché
Cotton-top tamarin |
|
ワタボウシタマリン(Saguinus oedipus)は、哺乳綱サル目(霊長目)オマキザル科タマリン属に分類されるサル。別名ワタボウシパンシェ[1]。
目次
- 1 分布
- 2 形態
- 3 生態
- 4 人間との関係
- 5 ギャラリー
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
分布
コロンビア北西部[2][3][4]
形態
体長24-30センチメートル[4]。体重0.4-0.6キログラム[3]。頭頂部の羽毛は肩まで伸長するが(冠毛)[1]、顔は短い体毛で被われる[4]。和名は冠毛に由来し[1]、英名(cotton-top=綿の前髪の意)や独名Liszt(作曲家フランツ・リストのように見える)も冠毛に由来する[3]。頭部や顔の毛衣は白い[2][4]。頸部から肩にかけての毛衣は明褐色[3]。背面の毛衣は黄褐色や灰黄色[3]。腹面や四肢の毛衣は白や黄白色[2][3][4]。尾の毛衣は基部やその周辺が赤橙色や褐色で、先端は黒い[2][4]。
顔や耳介の皮膚は黒く、耳介には体毛がなく裸出する[4]。
生態
熱帯雨林に生息するが[1]、二次林や疎林などにも生息する[4]。昼行性[4]。8-10ヘクタールの行動圏内で生活する[4]。主にペアと幼獣からなる1-19頭の家族群を形成して生活するが[1]、行動圏内に幼獣や別の群れから侵入した若い個体からなる群れも形成することもある[4]。
食性は動物食傾向の強い雑食で[1]、昆虫、樹脂、花、果実などを食べる[4]。
繁殖形態は胎生。1回に2頭の幼獣を年に2回に分けて産む[4]。オスも育児を行う[4]。
人間との関係
種小名oedipusはオイディプス王に由来する[3]。仏名およびタマリン属でも本種のみに用いられる英名、別名のpincheはBuffonが命名して広めたとされ[1]、ペルー北東部でのサルの呼称に由来する[3]。
開発による生息地の破壊、過去にはペット用や実験用の乱獲により生息数が減少している[4]。野生の生息数は1000匹以下とみられ[5]、「世界で最も絶滅の危機に瀕している霊長類25種 (The World's 25 Most Endangered Primates) 」の1種に数えられている[6]。
ギャラリー
参考文献
- ^ a b c d e f g 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、28、243頁。
- ^ a b c d 伊谷純一郎監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科3 霊長類』、平凡社、1986年、47頁。
- ^ a b c d e f g h 岩本光雄「サルの分類名(その6:マーモセット科)」『霊長類研究』vol.4 No.1、日本霊長類学会、1988年、142頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社、2001年、18、150頁。
- ^ “絶滅危惧種に新しく指定―ワタボウシタマリン”. ナショナルジオグラフィック. (2008年8月12日). http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2008081304 2013年1月29日閲覧。
- ^ Mittermeier, R.A.; Wallis, J.; Rylands, A.B. et al., eds (2009) (PDF). Primates in Peril: The World's 25 Most Endangered Primates 2008–2010. Illustrated by S.D. Nash. Arlington, VA.: IUCN/SSC Primate Specialist Group (PSG), International Primatological Society (IPS), and Conservation International (CI). pp. 1–92. ISBN 978-1-934151-34-1. http://www.primate-sg.org/storage/PDF/Primates.in.Peril.2008-2010.pdf.
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、ワタボウシタマリンに関連するメディアがあります。 |
|
ウィキスピーシーズにワタボウシタマリンに関する情報があります。 |
外部リンク
- ^ CITES homepage
- ^ The IUCN Red List of Threatened Species
- Savage, A. & Causado, J. 2008. Saguinus oedipus. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.1.
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- Linnaeus(1758)以前のアカテタマリンとワタボウシタマリン
- Linnaeus(1758)以前のアカテタマリンとワタボウシタマリン
- 血漿中アラントイン/尿酸比からみた霊長類のプリン代謝に関する研究
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- ラ
- Saguinus
- 関
- Saguinus属、サグイヌス属、ワタボウシタマリン
[★]
ワタボウシタマリン
- 関
- Saguinus
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- cotton、cotton plant、Gossypium、Gossypium hirsutum
- 関
- 綿、リクチメン
[★]
- 英
- cattle
- ラ
- Bos taurus
- 関
- ox